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『怪獣8号』第9話にして閲覧総数1400万を突破!!驚異的なスピードで読者を引き込むその魅力って何だ!?

ネット上でさまざまなマンガを読むことができる今日この頃ですが、2020年7月3日よりWEBマンガ誌・少年ジャンプ+にて連載を開始した『怪獣8号』をご存知でしょうか。

本作は『ポチクロ』『ねこわっぱ!』の松本直也先生の作品で、第1話が公開されるといきなり100万もの閲覧数を叩き出し、Twitterのトレンド入りも

そして、第8話で総閲覧数は軽々と1000万超え、9月8日現在の最新9話まででは約1400万と、圧倒的速度で人気は拡散されています。

この記事では、どうして『怪獣8号』がこんなにも注目を集めているのか?その理由を考えてみます。

※以下、本編のネタバレを含みます。ネタバレはツライ!って方はまずは本編を読んでみてください。(無料話あり)

『怪獣8号』って?

本作の舞台は、怪獣大国となった日本。巨大な怪獣がたびたび発生し人々を脅かす、そんな世界です。(リアルの世界で例えると、地震などの災害のように怪獣が発生するといったイメージ)

そして、怪獣から市民を守るのが「日本防衛隊」(以下、防衛隊)と呼ばれる組織で、特別な試験に合格した強者たちが専用のスーツを身にまとい、銃を片手に怪獣の討伐を行います。

主人公・日比野カフカとその幼なじみの亜白ミナ(あしろみな)は幼い頃、「大きくなったら防衛隊員になって二人で怪獣を全滅させよう」と誓いますが、成長したカフカ(32歳)は夢を諦めて平凡な日常を送り、片やミナ(27歳)は夢を叶え防衛隊第3部隊・隊長となっていました。

しかし、後輩との出会いをきっかけにもう一度夢を追うことを決心するカフカ。そんな矢先、ある出来事からカフカは敵であるはずの怪獣、しかも他の怪獣をワンパンで倒せるほどの大怪獣(コードネーム「怪獣8号」)となり、日本中の防衛隊員に追われる身となってしまいます。

猛烈に支持されるその理由とは?

「怪獣」「王道ストーリー」「主人公が凡人」という3つのワードが本作のキーとなり、その掛け合わせが魅力を爆発させているのではないかとの仮説をもとに、素晴らしい速度で1000万を超える閲覧数(現在はその140%増しであることもお忘れ無く!)を可能にした理由を考えてみます。

私たちは怪獣が大好き

怪獣といえば、思い浮かぶのがゴジラウルトラマンではないでしょうか。昭和を代表するこれらの作品は時代の流れとともに変化しつつ、令和になった今もなお私たちを楽しませてくれています。

国内でのゴジラの実写映画は29作品が作られています。最近の作品では庵野秀明脚本・総監督の「シン・ゴジラ」の興行収入は82億円を超え、2016年の年間興行収入2位を記録していて、リアリティを追求した作品の凄さはもちろんのことゴジラ(怪獣)の魅力が衰えを知らないことを知らしめました。

映画・アニメ・ゲーム・マンガとさまざまなエンタメに姿を変えて登場する怪獣。それは、人類の驚異の象徴であり、時には乗り越えるべき壁として描かれてきました。ウルトラマンの怪獣は擬人化もされていていますね。時代に合わせて変化を遂げる怪獣に、私たち日本人はいつでも魅了されてきたのです。

本作では、従来の怪獣のイメージである「とにかく大きいモノ」も登場しますが、主人公が(多くの場合敵である)怪獣になってしまったり、それ以外にも人間のように知能がある怪獣が登場したりと、予想をいい意味で裏切りながら進む展開によって多くの読者を引き込むことができたのではないでしょうか。令和に描かれる新たな怪獣のスタイルの今後がとっても楽しみです。

王道ストーリーと凡人

本作は主人公が「夢を追う」少年マンガの王道ストーリーを軸に描かれています。

同じように「夢を追う」他の作品を見てみると、仲間たちと数々の試練を乗り越えながらルフィ(『ONE PIECE』)は海賊王を、桜木花道(『SLAM DUNK』)は全国制覇という夢を目指します。王道のストーリーを軸にしてそれぞれの先生が作り出す世界観は読者の心を掴んで離さず、どちらも億を超える発行部数を誇っています。王道のストーリーはいつの時代も私たちを楽しませてくれます。

でも、本作が上記2つの作品と違うのは、主人公が「凡人」だということ。ルフィは「Dの一族」(まだ謎ばかりですが)だと言われていますし、桜木花道は(ただならぬ努力は積み重ねますが)圧倒的な身体能力を持っていました。

でも、怪獣8号の主人公・カフカは(怪獣になってしまいましたが、それ以外には)取り立てて何か特別な能力や才能を持っているわけではありません。私たち多くの人々にとってとても身近な存在といえます。しかも作中冒頭では、同じ夢を先に叶えてしまった幼なじみの活躍をテレビ越しに眺めながら、夢を諦めたフリをして平凡な日々を過ごしています。

強い主人公はもちろん憧れの的ですし、魅力的です。一方で、カフカのような平凡な主人公(しかも32才で体力の衰えを感じ始めるおじさん)が奮闘する姿には読者の多くが親しみを感じ、自分と重ねながらついつい応援してしまいます。

「怪獣」「王道」「凡人」この3つのキーワード、そして恋愛・ギャグ・年下の世話焼きな相方の存在などの要素が相まって1000万もの閲覧数を獲得できたのではないでしょうか。

カフカと『変身』

主人公の名前「カフカ」から、ドイツの作家フランツ・カフカの『変身』を思い浮かべる人は少なく無いと思います。

目覚めると、予想もしなかった異形のものに変身している主人公。異質な存在を受け入れられない家族や周囲の存在。それを切っ掛けに変化していく社会との関係性。そして…。

『変身』で最後に訪れるのは因縁からの呪縛、解放されて得られる自由と新しい夢。

果たして『怪獣8号』で待つものはなんなのでしょうか。

リアルタイムで追いかけよう!

あとからでも全然読めるんですよ。でもね、せっかくなら連載している今、リアルタイムで読んでみてはいかがでしょう。制作サイドの熱量や、読者同志の語り合いは生モノです。これからますます人気が高まるであろう『怪獣8号』を今、あなたのその目で見届けてください。

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