のだめカンタービレ

二ノ宮知子 / 著

『のだめカンタービレ』が韓流ドラマになってたの、知ってた? もう一度読み返したいのだめの魅力!!

二ノ宮知子先生原作の大ヒットマンガ『のだめカンタービレ』、マンガ連載終了と映画の最終楽章公開から早10年、そろそろのだめロスでうずうずしているファンの方も少なく無いはずです。

そんな愛されている『のだめ』が韓流ドラマとして復活していたことは、皆さんご存じだったでしょうか?

日本でも2006年に上野樹里さん、玉木宏さん主演でテレビドラマ化されて大人気を博した本作。めちゃめちゃ笑える原作のテンポがドラマでも再現されてて最高でした。名作はいつ読んでも心に染み入る面白さに満ちています。韓流ドラマ化を機に、原作を改めて読み返してみるのはいかがでしょうか?

のだめカンタービレ
二ノ宮知子

2020年2月現在、3巻まで無料で読めますよ!読んだことない人にもチャンス!

のだめカンタービレ(1) (Kissコミックス)
二ノ宮知子/著

天才と変態の恋愛コメディ

『のだめカンタービレ』は、指揮者を目指すエリート音大生・千秋真一と虫がたかる汚部屋で平然と暮らしながら美しいピアノを奏でる野田恵(通称・のだめ)の恋愛コメディです。

幼い頃の事故のトラウマから飛行機に乗れず、海外に行けない千秋は、自分の将来に行き詰まりを感じていました。しかし、意外と世話好きの千秋は、勉強が苦手なのだめのために、なぜか部屋の掃除や食事の提供をしてしまいます。

その理由はたぶん、のだめのピアノに惹かれたから。

千秋とのだめのハーモニーが最高

エリートだったはずの千秋は学生選抜から外され、彼女とも別れ、徐々に落ち目になってしまいます。新しく千秋の担当になった先生のもとで、のだめと一緒にピアノを弾くことになりますが、自由に弾きすぎるのだめに合わせるのは至難の業!

楽譜も読めないのだめに弾いて聞かせて覚えさせ、お風呂にも入らないのだめの頭を洗ってドライヤーをかける千秋。すっかり保護者のようですが、白目をむきつつ世話を焼く千秋と、恋に落ちて変態感が増すのだめの抜群のコンビ感が読んでてとても心地よいです!

素人でも楽しめる専門性がすごい

『のだめカンタービレ』の素晴らしいところは、音楽の深い話がぜんぜん分からなくても、音楽に関わる人たちの努力やすごさが伝わるところです。

指揮者のコンペティションで、オーケストラの演奏のわずかな違いを聞き取ったり、指揮を振り間違えた時にコンサートマスターがすかさずフォローを入れたり。

『のだめカンタービレ』に取材協力していたNHK交響楽団首席オーボエ奏者で指揮者の茂木大輔さんと、かすがい市民文化財団により、2006年から「生で聴く“のだめカンタービレ”の音楽会」という定期演奏会も開催されています。

知識がないとなんだか難しそうなクラシック音楽も、のだめと一緒なら最高に楽しめそう!ぜひ、原作とともにお楽しみください!

韓流ドラマリメイク版ではのだめの名前が「ネイル」にローカライズされているので、タイトルが『のだめカンタービレ〜ネイルカンタービレ』となっています。ぜひ衛星波や配信をチェックしてみてくださいね。

のだめカンタービレ(25) (Kissコミックス)
二ノ宮知子/著

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