ゴールデンゴールド

堀尾省太 / 著

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『ゴールデンゴールド』から学ぶ「ビジネスで成功する3つの法則」

ゴールデンゴールド』は主人公の早坂琉花が拾った不気味な仏像「フクノカミ」によって、瀬戸内の静かな孤島・寧島がじわじわと変化していくサスペンスホラー。2017年の"このマンガがすごい!"オトコ編で5位に輝いています。

フクノカミの影響で変化する島民の生活や欲望を薄気味悪く描いているのが本作。実はビジネス成功の秘訣も学べるマンガだということをご存じだったでしょうか?

本記事では、小さな雑貨屋を営む琉花の祖母・町子を通して、ビジネスで成功する3つの法則をご紹介します!

おこめ

不気味 #怖いコマ

ゴールデンゴールド

成功の法則1:差別化せよ!

琉花が「フクノカミ」にお願いをしたことで、町子が経営する雑貨屋「早坂商店」にヒトが集まってくるようになります。

ヒトが集まるようになり、早坂商店は品薄状態に。ヒトが集まっても、商品がなければ売上は伸びません。

ポックン

早坂商店大繁盛

ゴールデンゴールド

町子が初めに行ったのは、早坂商店を「島唯一のコンビニ」に変えること。

周囲からは島民の生活習慣にコンビニは合わない、という反対の声もありました。しかし、ここで既に島にあるスーパーマーケットを選択しなかったのがポイントでした。

早坂商店は小さな個人商店です。小さいチームの成功に不可欠なのは、すでにある市場で大きな敵と戦うのではなく、戦いを避けニッチな市場で勝つこと。

ポックン

コンビニも大盛況

ゴールデンゴールド

結果的に、「フクノカミが作ったヒトの流れ=ニーズ」に「これまでになかった価値=コンビニ」を提供できたため、コンビニは大繁盛となりました。

顧客のニーズを把握し、差別化された価値をあてるべし!これが、『ゴールデンゴールド』から学ぶ成功の法則その1です。

みや

ゴールデンゴールド

成功の法則2:拡大せよ!

局所的な勝利を収めた町子は、スーパーマーケットの出店を決めます。

儲けたお金で、知見を応用可能なビジネスに拡大すべし!これが法則その2です。

ポックン

スーパー開店!

ゴールデンゴールド

ただこの選択によって、それまで「島唯一のスーパー」だったスーパー岩奈屋と町子の関係がギクシャクし始めます。

琉花は、岩奈屋の娘と同級生。大人たちの摩擦は、琉花たちの人間関係にも暗い影を落とし始めるのです。

ポックン

ギクシャクギクシャク

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スーパーも軌道にのり、町子は他の小売業にも着々と手を伸ばします。近所の小売店の中には、「早坂」の名を冠した店が増えていきます。

そして、岩奈屋にも経営権取得の話を持ちかける町子。

「フクノカミ」の影響で変わっていく町子の姿に、あなたは少しづつ恐怖を感じていくはずです。

おこめ

#レスに使えるコマ

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成功の法則3:小さく始めよ!

町子の商売のルーツは、子供時代にあります。

当時中学生だった町子は、地元の漁師さんから魚を安く仕入れ、近所を歩いて販売していました。

「安く買って高く売る」商売の基本ですが、中学時代から商売をしていたとは驚きです。

ポックン

町子の子供時代

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この方法だと莫大な利益は得られませんが、大失敗も起こりません。仕入れる魚は勉強机ほどなので、売れ残った魚は自分で食べてしまえば良いからです。(町子はしっかり利益を出していましたが。)

いきなり大きく始めるのではなく、自分が引き受けられる程度のリスクで始めてみる

副業や起業のヒントになる考え方です。

ポックン

町子の商売

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ビジネスも学べるサスペンスホラー『ゴールデンゴールド』

『ゴールデンゴールド』は、フクノカミによって変わっていく寧島、変化を止めようとする人たちの奮闘、そして琉花の青春、が楽しめる作品です。

ただ、視点を変えるとビジネスに活かせるポイントも随所に転がっています。

おこめ

勝負に出るときに使えます。 #レスに使えるコマ

ゴールデンゴールド

既に読んだことがある方も、これからの方もぜひヒジネスの視点でもゴールデンゴールドを楽しんでみてください!

学べるホラー

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