万代かなめは遊びたい

氷川翔 / 著

コマ投稿OK

『万代かなめは遊びたい』今だから知りたい懐かしいオモチャ、あの頃のアソビ!スマホを置いて、ちょっとこっちにおいでよ

万代かなめは遊びたい』は、私たちをノスタルジックな気持ちにさせるアナログ遊びの数々とクール系美少女が運命的な出会いを果たし、幼少期の無邪気な感動を高校生になって体験する物語です。

思い出して下さい。子供の頃、トランプの遊びをやたらとたくさん覚え、お兄ちゃんの部屋に飾ってあるプラモデルに憧れて、子どもが増えすぎてコマが車に乗らなくなる人生ゲームに夢中になっていたあの頃のことを。

そんな人と熱が伝わる距離で遊んだ経験、自分で考え自分で解決するそんな遊びに興じたかけがえのない経験こそ、私たちの人格を形成する大切な要素でした。

私たちはアナログ遊びに育てられたと言っても過言ではないのです。

学年1位を勝ち取るため、幕を開けた仁義なきおもちゃの戦い

物語の舞台である瀬川高校は、部活動強制参加というルールが敷かれている男女共学の高校です。

天敵である学年主席の女子を倒すためには放課後の時間を有意義に使う必要がある、そう考えた物語の中心人物・高良太陽は、部員数0名の文化研究会を選んで加入しました。

万代かなめは遊びたい

ところが、同じ理由で文化研究会に所属を決めた女子生徒が1人。その女子生徒こそ、天敵の学年主席・万代かなめです。

万代かなめは遊びたい

こんなはずじゃなかった…学年主席を奪うためになんとしてでも万代かなめの勉強を邪魔したい…。そう思った太陽が何気なく手に取ったと玩具をきっかけに、彼らの仁義なき物語が幕を開けるのでした。

万代かなめは遊びたい

幼き日の思い出がよみがえる古き良き遊びが主役

男女が2人きりで部活動に所属しているとなれば青春の1ページに思い出を刻むのは約束されたも同然。ですが、このままでは太陽とかなめは無言で勉強をするだけで卒業を迎える未来は避けられません。

そんな2人を繋ぐ役割を担うのが部室に積み上げられた本作の主役、アナログ遊びの数々でした。

万代かなめは遊びたい

どの遊びをとっても私たちには懐かしいものだらけで、読み進めていくうちに夢中で体を動かして遊んでいたかつての日々を思い出してしまいます。

しかし、万代かなめにとっては初めて見る新鮮な遊び。どれも魅力的で遊びたくなってしまうがあまり、時には挑発的になってしまいます。古き良きゲームには不思議な魔力が秘められていますからね。

万代かなめは遊びたい

不器用ですが、かなめは単純に遊びたいだけ。太陽は上手に乗せられ、次々とアナログ遊びに興じるのでした。皆様も、以下にご紹介する遊びは身に覚えがあるのではないでしょうか。

タコミントン

万代かなめは遊びたい

タコミントン。シンプルながらにも、体を使って遊ぶ単純なゲームはついつい息が上がってしまうほど、夢中になってしまうものです。

ホッピング

万代かなめは遊びたい

ホッピング。単純にはねるだけならまだしも、ひとたび前進しようと思えばその難しさに少しおののく言わずと知れた玩具です。

人生ゲーム

万代かなめは遊びたい

人生ゲーム。大定番のボードゲームです。

しかし終盤に勃発するルーレットに身を任せる瞬間はまさに人生最大の賭け…。修学旅行に誰かが持ってきた時には徹夜が確定してしまうほどの魅力が秘められています。

万代かなめは遊びたい

負けず嫌いの万代かなめがゲームの魅力を引き立てる

古き良きアナログ遊びに心温まることはもちろんのこと、万代かなめのちょうどいい負けず嫌い気質が読者の気持ちを一層ほかほかにしてくれるのです。

学年主席を当たり前としてきた彼女の性格が影響しているのでしょうか。どのゲームに挑戦しても絶対に勝つまで諦めません。そこがなんとも言えず、微笑ましい!

万代かなめは遊びたい

こと勉強においてはそつなくこなす彼女ですが、ゲームの腕前は残念な様子。それでも無邪気に勝ちに来るその意気込みこそ、私たちの胸に響く本作の魅力なのではないでしょうか。

万代かなめは遊びたい

幼なじみの富美香の交えた人間関係の変化にも深みが出る

物語の後半では太陽の幼なじみ・富居富美香がいつの間にか部室に住み着き、更に賑やかな部活になっていきます。プレイヤーが1人増えるだけでゲーム性がぐっと強くなるのはアナログ遊びの魅力ですね!

万代かなめは遊びたい

そして盛り上がるのはゲームだけでなく、友情、そして恋心。

万代かなめは遊びたい

アナログ遊びに熱中してた頃を思い出したい…!という童心を取り戻したりアナタこそ、『万代かなめは遊びたい』を読んでみてはいかがでしょうか!

アナログ遊びもフレッシュな恋心も忘れられないアナタにオススメの1冊です!

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