県立伊手高柔道部物語 いでじゅう!

モリタイシ/著

『いでじゅう!』青春エッセンスてんこもりで合わせ一本!

『いでじゅう』は週刊少年サンデーで2002年から2005年まで連載された、全13巻の高校生達の日常を描いたほのぼの柔道ラブコメマンガです。2019年にドラマ化もされた『ラジエーションハウス』をグランドジャンプ誌上で現在も執筆されているモリタイシ先生による作品です。


県立伊手高柔道部物語 いでじゅう!
モリタイシ/著

いでじゅう!(1) (少年サンデーコミックス)
モリタイシ/著

奇想天外な仲間達と

物語の舞台は特にこれといって特徴のない普通の学校である県立井手高校。かつては強豪だったが今は部員不足ですっかり廃れてしまった柔道部を主将として再建すべく奮闘する林田亀太郎が主人公です。ただ、本作は決して熱血スポ根柔道マンガではなく、個性的な仲間達に振り回される林田のドタバタが楽しいほのぼのほっこりギャグマンガです。

柔道部員にはとにかくスケベな男皮村、何故かちょんまげを結えているオネエ言葉が印象的な藤原、ゴジラを彷彿とさせる巨漢ながら優しいマインドの持ち主の三浦さん、後にアイドルとして活躍するイケメンながら人には言えない秘密を持つ男、東など、よくここまでの個性的なメンバーが揃ったなというくらいの面々。そんな中、林田が密かに想いを寄せている同級生の森桃里も入部することに。

ふざけあいの中にある、愛

『いでじゅう!』の作中では、まぁとにかく部員達が楽しそうにふざけあってます。作品の8割はギャグで占められているといっても過言ではありません。ただ、その中にある、溢れる愛をそこここのコマから感じとることが出来るのが本作の最大の魅力です。

普段おちゃらけたり、ダルそうにしてる皮村が時折本気で頑張っている姿を見て凄いイイヤツに見えたり、藤原のちょんまげが独自に意志を持ち(?!)チョメジという名前がつけられていてもいつのまにか違和感なく愛すべき1人のキャラクターとして受けいれてしまっていたり、林田の森桃里へ想いを寄せる真っすぐな言葉にキュンキュンする。あーもう全てひっくるめてこのマンガが好きだ!と言いたくてたまらなくなります。

青春時代のバイブル、いでじゅう

作中では高校1年から3年生までの3年間が描かれています。その間、部活に青春を捧げたり、仲間達との掛け合いや、林田主将の想いを繋いでくれる後輩達とのやりとり。そして一途な恋心の行方。ギャグという下地の上にこれだけのトッピング。もうこの作品を召し上がらない理由はない!ですよね。是非ご一読いただきたい名作です。

いでじゅう! (全13巻) Kindle版

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