【POPでレビュー】『あまんちゅ！』素敵な言葉が背中を押してくれる ダイビング少女たちの物語

ードキドキする…だけど「不安だなぁ」

新しい場所、新しい景色、新しい人たち。新しいことはいつだって期待とドキドキと不安でいっぱいです。

だんだん不安でいっぱいになって、後ろ髪を引かれちゃう。覚悟なんてとっくに決めたはずなのに、あと一歩踏み出せない。

でも本当はね、不安のその先にはきっと素敵なことが待ってる。今まで知らなかった素敵がいっぱいあるはずなんです。

そんな時、背中を押してくれるマンガが今回ご紹介する『あまんちゅ！』です。

天野こずえ先生の描くダイビング少女たちのキラキラの物語。

いつだって背中を押してくれる大好きな作品です！本記事ではその魅力をPOPと共にご紹介させていただきます。

カリス魔王ＴＫ：それではお手をどうぞお客様、一緒に蒼の世界をのぞいて見ましょう！

※POP、それは書店で、特にマンガ売り場で目にすることが出来る作品への愛のこもった紹介カード。「POPでレビュー」は、執筆ライターが描いたPOPを交え愛を込めて作品を紹介する記事です！

あらすじ～不安のドキドキは、わくわくのドキドキへと変わっていく～

物語の舞台となるのは、海あり山あり温泉あり！の伊豆半島。東京から引っ越してきた少女、大木双葉（おおきふたば）は不安でいっぱいでした。

引っ越してきてスクーターで海を見に行った日、海辺ではじめて出会ったおばあさん。そのおばあさんのかけてくれた言葉と目の前に大きく広がる伊豆の海は、双葉に顔をあげる勇気をくれました。

けれども、新しい学校で迎える春はやっぱり不安でいっぱいです。どうしたって期待よりも不安が大きくなってしまいます。そんな「夢ヶ丘高校」の入学初日に双葉は、明るく元気な地元っ娘の小日向光（こひなたひかり）と出会います。

放課後、こそこそと校門と逆方向に向かう彼女に声をかけると、がしっと手をつかまれてしまいます。そして着いた先はダイビング部の部室でした。

光と一緒に行動するうちに双葉の不安のドキドキは、いつしか上向きにわくわくのドキドキへと変わっていくのでした。

双葉と光とそして仲間たちの「日常、ときどきダイビング。」な日々がはじまります！

キャラクター紹介

物語のメインとなる二人のキャラクターをご紹介します！

大木双葉（おおきふたば）

ニックネームはてこ。東京から作品の舞台となる伊豆半島へ引っ越してきた少女。おでこにあるうすい眉毛に、サラサラとした黒髪ロングそしてスラリと伸びる手足は、まるで本に出てくるモデルさんのよう。

しかしちょっと自信が足りない性格。ついついイヤなことから一歩引いてしまいがちです。けれど実は負けず嫌いなところもあって、ステキなことにはスゴく一途です。

光（ぴかり）や仲間たち、そして多くの出会いが彼女を素敵な世界に踏み出す勇気をあたえてくれます。

小日向光（こひなたひかり）

ニックネームはぴかり。ダイビングが大好きな明るい少女。プロではないものの、ダイビングのインストラクターをこなせるほどのダイビング大好きっ娘。前向きで明るい彼女は自然と人をひきつける魅力があります。

能天気に見える彼女ですが、実は誰かのためにいっぱい頑張ることができる、ステキな女の子です。

双葉（てこ）と光（ぴかり）を中心に、他にも魅力的なキャラクターたちが登場し、ステキに物語を彩ってくれます！あなたが好きになれる、またあなたが共感してしまうキャラクターもきっと居ると思いますよ！

あと一歩、新しいにダイビングする勇気をあなたに

新しいこととか新しい場所…新しいは知らないことが多くて不安になっちゃいますよね。

『あまんちゅ！』の双葉（てこ）も引っ越してきたばかりの土地で、自分がやったことのなかったダイビングへの挑戦で不安がいっぱいになっちゃうんです。

そんな時、仲間たちからステキな言葉をかけられます。その言葉が読者であるわたしたちの心にもすとんと落ちて、勇気をくれるんです。

いつだって新しいと不安はセットでやってきます。でも、その先には今まで知らなかったステキがきっと待ってるんです！

『あまんちゅ！』はそんなふうに思わせてくれる作品です。わたし自身も色んな言葉から勇気をもらったり、わくわくするようなステキな気分にさせていただきました。

あなたが素敵に出会えるように、そんなお守りがわりにしてみるのもいいかもしれませんね。

色々と語ってしまいましたが、肩の力を抜いて楽しめる作品です。マンガを読んでいるだけなのに、なんだか心がきれいになるような洗われるようなヒーリング体験ができちゃうかもしれません。

「日常、ときどきダイビング。」なキラキラな物語をぜひあなたも楽しんでみてくださいね！

ピカピカな心でわくわくドキドキ！新しいにダイビング！