世界中の人がマンガを楽しめるようにする

アルが目指す世界について

アルが目指しているのは「世界中の人がマンガを楽しめるようにする」ことです。

日本のマンガ業界では、毎日のようにたくさんの作品が生まれており、世界中のあらゆるコンテンツと比べても類を見ないほど充実しています。

さらに、それらは海外でも広く受け入れられています。

アルはテクノロジーとインターネットコミュニティの力を使い、この流れをより推し進めようとしています。

そのためにマンガファンが集まり、マンガを楽しむためのさまざまなサービスをつくっています。

たとえば、こんなことをやっています。

マンガ業界をテクノロジーでなめらかに

アルは、読者、作家、出版社、書店に向けたサービスを展開しています。

これは、すでに存在するマンガ業界のあらゆる人たちと、360度協力し合い、それぞれの人たち同士のやり取りを、テクノロジーの力でなめらかにするためです。

アルは業界構造をひっくり返して市場を独占してしまうようなサービスをつくりたいわけではありません。

あくまで今のマンガ業界の流れを保ったまま、加速させたいと考えています。

ここから先は、より深く知りたい人向けです

なぜ360度協力し合うのか?

「なぜアルは360度協力し合うのか?」をもう少し詳しく説明していきます。

そのためにまず、インターネットの普及と、それに伴うマンガ業界の変化について話す必要があります。

インターネット以前の時代、マンガは当たり前に雑誌で読まれるものでした。

出版社は雑誌に載せられる十数作品のバランスを見て、チャレンジングな作品を掲載できた上、それらの作品が日の目を浴びるチャンスがありました。

だから、日本のマンガは世界的に見てもものすごいレベルの多様性を保つことができていたのです。

しかしインターネットが普及したことで、今までマンガの多様性を保っていた仕組みが揺らぎ始めました。

雑誌が読まれなくなっていったのです。

インターネットの利用者が急増した2000年代の中盤あたりから、さまざまな業界で強力なプラットフォームがどんどん勢いを増していきました。

たとえば「GAFA」と呼ばれるGoogleやAmazon、Facebook、Appleなどの存在です。

これらのプラットフォームは、「互いにつながり続けることで、強いサービスがさらに強くなる」というインターネットの性質をうまく活かし、よりよいサービスをより安価に、多くの人へ提供して規模を拡大していきました。

私たちの生活は便利になりましたが、弊害もあります。すべてのものがユーザーの行動によって最適化されていった先に待つのは、多様性の消失です。

さらに、GAFAのような一部の巨大なグローバル企業が、富を独占してしまうことも起こり得ます。

雑誌が読まれなくなったマンガ業界でも、同じことが起こり始めています。

そして、この変化がどんどん進んでいけば、売れる作品はひたすら売れ続ける一方、売れない作品は誰の目にも留まりにくくなってしまいます。

しかし、作品の多様性こそが日本のマンガ産業の要であり、これを保つことが業界にとって何より大切なはずです。

だからこそアルは、「一極集中のプラットフォームをつくる」こととは真逆のサービスをつくろうとしています。

テクノロジーの力でマンガに関わるあらゆる人たち、つまり読者、作家、出版社、書店のための武器をつくり、マンガの多様性を保つ仕組みをそのまま残しながら、マンガ業界をアップグレードしていく。

より多くの作品が生まれ、より多くの作品が売れ、より多くの人たちがマンガを楽しむことができ、どんな企業も富を独占できない状態。

それが、アルの目指す「なめらかなマンガ業界」です。

アル開発室

アルは、アル株式会社と、アル開発室に参加する一般のユーザーが力を合わせてつくっています。

アルをつくっていくことにご興味がある方は、ぜひチェックしてみてください。

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