おかわり飯蔵

大谷じろう/著,魚柄仁之助/著

美咲さくらは、大江戸出版の新人編集者。有名人と飲むから来いというデスクからの誘いを受け店に向かうが、指定された場所は居酒屋ではなく、「JIN」という古道具屋だった。そこには、さくらが憧れているロックバンド「メルトダウン」の面々が。どうやらこの店の主・飯蔵と親しいらしい。その事も意外だったが、それよりもさくらを驚かせたのが、飯蔵が出してくれる漬物の美味しさだった…。超簡単、激安価格、しかも味は抜群という料理の数々を飯蔵が紹介する!読んで楽しく、役に立つ料理コミックス!!

このマンガの好きなところ

好きなところを自由に書いてみてください!

1巻だけでも読んで欲しい!のっけから、『うわぁ〜家でもやってみたい』と思ってしまう簡単料理が載ってます!コロナで自宅待機の子ども達とやってみよう!ストーリーもココロ温まります。 グルメマンガの金字塔といえば、『美味しんぼ』でしょう。あれはあれで大好きで、僕も大学生時代は 『美食倶楽部』 と、題してよく焼肉屋に行ったものです。 しかし『美味しんぼ』は日常に入り混みにくく共感しづらい(悪く言うとお高くとまっている)ところがあります。 一方で『おかわり飯蔵』は、まさに日常でも試してみたくなるもので、共感しやすいんです。しかも、グルメマンガには珍しく、家事の効率とか動線を意識しているので、試しやすい! 僕たちは日常生活の中でゴハンを食べるので、ゴハンだけ切り取られて、語られても試してづらいわけです。 『おかわり飯蔵』は調理の準備〜後片付けまで語られているところが特筆すべきところです。 ストーリーは、主人公の飯蔵が良い味だしてて、こんな奴と親友になりたいな〜って思います!地味に絵も上手くて、ヒロインの巨乳が上手く表現されてます(笑) 全体を通して、奥様が旦那様に読ませると良いかも。 夫婦生活が変わるような気がします。(割と本気で) 余談ですが、最近「低温調理」が流行ってますが、『おかわり飯蔵』では、2003年時点で既に「低温調理」が提唱されています。時代を先取りしすぎたマンガと言えるでしょう。

2020年04月05日