ひとめぼれ伯爵と記憶をなくした人魚姫

高杉 桂/著

舞台は19世紀末・英国。 海に近い別荘へ、姪のイライザと共に旅行に来ていたゲイの貴族・クライドは、 夜中、別荘を抜け出し向かった町のパブで、レイと名乗る男と知り合い、一夜を共にしてしまう。 一夜限りの行きずりの関係と判ってはいながらも、どうしてもレイのことが忘れられないクライドは、 彼を探しにまたあのパブへ行こう、と決心する。 そんな最中、イライザが海岸で倒れている一人の男を発見する。 それは、クライドがもう一度逢いたいと願っていたレイ、その人だった。 しかしひどい怪我を負ったレイは、記憶まで失っていて―!?

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