ほしとんで

本田 / 著

個性際立つ人が多い芸術学部――その中でも尾崎流星(18)が入ったのは、 強烈な生徒ばかりの「俳句ゼミ」で!?  切れ字って? 季語って? 淡々とした性格の流星と濃ゆ~い俳句ゼミメンバー俳句は果たして上達するのか。 『ガイコツ書店員 本田さん』の本田が描く、本格<俳句>青春グラフィティ!!

作品概要

ガイコツ書店員 本田さん』の作者・本田先生が描く俳句マンガ。

大学の俳句ゼミを受講する事になった青年達の群像劇が繰り広げられる。

掲載WEB

LINEマンガで隔週金曜日更新で連載中

あらすじ

八島大学芸術学部(通称やし芸)に入学した尾崎流星(おざきりゅうせい)は小説ゼミを希望していたものの大学側の都合で俳句ゼミに入る事になった。

個性溢れるゼミの仲間と共にゼロから俳句を学んでいく。

登場人物

尾崎流星(おざきりゅうせい)

本作の主人公。八島大学芸術学部1年。文章を書く事が好きだが過去の出来事の影響で人目を気にしてしまう様になる。

戎原航太朗(えびすばらこうたろう)

流星と中学時代からの友人で同じ大学に入学。俳優業をしながら学生生活を送っている。猫にとてつもなく好かれる。

▼坂本ゼミメンバー

坂本十三(さかもとじゅうざ)

俳句ゼミ講師。丁寧でわかりやすい解説をしてくれる。

寺田春信(てらだはるのぶ)

流星と同期。マンガ家志望でノリが良いムードメーカー。

川上薺(かわかみなずな)

流星と同期。趣味で小説を書いて公開している。

レンカ・グロシュコヴァー

流星と同期の俳句ゼミ生徒。チェコと日本のハーフ。クールに見えるが可愛いものが好き。

井上みどり(いのうえみどり)

流星と同期。一児の母で時折子連れで授業を受ける。息子の名前はひばり。

金子隼(かねこじゅん)

三年の坂本ゼミ生。自称坂本先生の一番弟子。

作品の魅力

▼ゼロから俳句を学べる

登場人物が俳句初心者という事とゼミの授業が舞台となっているので、マンガを通して読者も流星たちと同じ目線で俳句の授業を受けている気分を味わえる。

既存の俳句の一部を穴埋め形式にして自分自身の言葉を考えて入れる授業エピソードも生徒達の個性が滲み出て面白い。

また授業で薺の俳句を坂本が直した

もう小(ち)さき若葉照り映ゆ桜の木

引用元:『ほしとんで』

という句の「小さき」の表現が気に入って自分の俳句に使用した際、これは盗作の扱いになるのではと不安になったみどりに対し盗作に当たらない理由を丁寧に坂本が説明したり、評価される事に恐怖心を抱いている受講生達に「句会で評価されてる事はあくまで作品の評価に過ぎずその人自身を評価している訳ではない」と指導したりする場面があり、読者の日常生活に意識として取り入れられるエピソードが多々あるのが見どころの一つだ。

▼等身大の現代人が描かれる安心感

坂本ゼミの生徒は個性的ではあるものの、根本的な部分は割と私達読者の様な等身大の現代人を描いている。創作系SNSに投稿した作品へのコメントに一喜一憂する薺、キラキラした航太郎を前にして思わず顔を隠してしまう春信等登場人物の要素一つ一つに自分自身に近しいものを感じ親近感が芽生える。

▼シュールなギャグのハイセンスさがツボにはまる

「俳句」が題材というのもあり一見地味なイメージを抱くかもしれないが、シンプルな絵柄にクスリと笑える台詞が入る事で、まるでシュールなコントを観ている様な気分になる。シュールコントを披露する芸人ファンの人にも楽しめる事間違いなし!

豆知識

本田先生曰く『ほしとんで』という平仮名表記のタイトルの為か「ほんとしんで」と誤読される場面が多い。

名言

句会って俳句を通して 他人を受け入れる場だから あなたを通して作品を見てるわけではないよ

引用元:ほしとんで

句会で句の評価をした際の坂本の言葉。ハーフという容姿によって評価される事にコンプレックスがあったレンカを前向きにする言葉だった。

誰かがやっちゃいけない芸術なんてありませんよ 選ばれた人しかやっちゃいけないなんてことはありません どんなに偉いと言われてる人でも手のつけられない無法者だろうと やりたいと思えば「芸術」そのものは 隔てなく扉をあけている

引用元:ほしとんで

入学当初、子連れという理由でゼミの受講を断られていたみどりに坂本が声を掛けた際の台詞。

子連れのみどりに関わらず誰にでも当てはまる言葉で、読んでいて「芸術」の意義を再認識させられた。

作者情報

本田先生Twitter
https://twitter.com/Honda_001

本田先生作品告知Twitter
https://twitter.com/gai_honda

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