『ぼくのとなりに暗黒破壊神がいます。』、通称『ぼくはか』。暗黒破壊神、死神、超能力者にドM侍…暴力的なまでに押し寄せるボケの数々に、秘められた力(ツッコミ)が目覚め出す!?
あらすじ
超ツッコミ気質の男子高校生、小雪芹(こゆきせり)はその性格から、ツッコミ待ちやかまってちゃんに反応してしまうことが何よりの屈辱。
そんな彼の天敵はクラスメイトの花鳥くん。彼の真の姿はなんと、世界を救う使命を背負った「光と闇の騎士シュトゥルムフート」であり、右目に付けた眼帯の下には「暗黒破壊神ミゲル」を封印していた(という設定)!!
小雪を前世での相棒「氷上の祈祷師ゲシュテーバー」だと信じる花鳥くんは、その記憶を目覚めさせるため今日もかまってオーラを出しまくり、小雪のツッコミ気質を揺さぶりまくるのであったー。
…はい、何を言っているのか皆さん分からないと思いますが、たぶん彼ら自身も良くわかっていないので大丈夫です!
どこからツッコんでいいかわからないがとりあえずカワイイ
学生生活の平穏を守るため、そして絶賛下降中の成績を取り戻すため何とか花鳥くんと関わらないように避け、耐える小雪。しかし見た目も言葉も行動も設定ブレブレ具合も、存在全てがツッコミどころの花鳥くんにあっさり陥落。さらに次々と変なヤツらが現れ、以後小雪はズブズブと暗黒破壊神村(なんだそれ)に落ちていきます。
ほぼ全員何かしら拗らせていて、実在したらちょっとお近づきになれないかもしれない彼らですが、純粋でおバカで素直なじゃれ合いはまるで小動物の喧嘩を見ているようで、とにかく笑える&萌える!
毎回無視を決め込もうとするが故に最後に爆発的にツッコんでしまう小雪の悲しい性も安定のお家芸。なんだかんだ楽しんでるな小雪さん。
どんどんポンコツになっていく小雪
周りにボケしかいない中、1人ツッコミとして忙しく立ち回る小雪ですが、実は本人もなかなかツッコミどころ満載、というかおそらく実は1番のポンコツ。そのため思わぬ反撃を食らって猫目(思考停止)状態になることも多いのですが、そのポンコツさは日増しに悪化。成績も上がらないまま情緒はどんどん不安定になり、唯一の癒しである想い人、澄楚さんとの仲も全く進展せず…といった具合。
そこら辺になかなか自分で気付いていない、無自覚にヤレヤレ系を気取っている残念さがまた小雪のカワイイところ。そんなスキが図らずも花鳥くんたちや読者を惹きつけていることにも、もちろん気付いていないでしょう。
刺さってしまう言葉
また基本小雪にツッコミどころを提供し続ける破壊神その他ですが、時には不覚にもドキッとしてしまうような含蓄ある言葉も。
世界を救おうとする花鳥くんの熱い想いや、ほぼ世界の支配者みたいになってる月宮くんの真理を突くような鋭い指摘が思いがけずウッと胸に刺さる。しかしなんだろうこの悔しさは…。小雪のツッコミが「お前がマトモな事言うとおれがダメなヤツみたいじゃないかー!!」みたいにもはやただの言いがかりになってしまうのも仕方ないね。
おバカで面倒くさくてちょっと(?)イタイけどそこがカワイイ、暗黒破壊神とその相棒兼ツッコミと変態仲間たち。彼らの高校生活が続く限り、これからもわいわい仲良く笑いと黒歴史を積み上げてくれるはず。この作品はコマ投稿もできるので、ぜひ皆さんのお気に入りのツッコミや萌えシーンもシェアしてくださいね。
たとえこの先”オトナ”になる日が来ようとも、彼らはきっと“NAKAYOSHI FOREVER”!
また2020年冬よりアニメ放送も決定!暗黒神ミゲルの闇の声と小雪のツッコミが豪華声優陣によって響き渡る…。こちらもお見逃しなく!