『ぽんこつポン子』の最新刊9巻が2021年3月30日に発売されました!
春から始まったポン子たちの物語も、いよいよ冬の季節が到来。一つの終わりを感じさせる展開が待ち受けています。
描かれる親子それぞれの暮らし。9巻を読むと、言葉にするのが難しい家族への複雑な想いが呼び起こされます。そんな9巻のみどころをご紹介します!
描かれるゲンジの子どもたち
8巻の終わりで、道端で突然倒れてしまった吉岡ゲンジ。9巻では、病院でのシーンから始まります。ゲンジが入院したことを知り、ゲンジの子どもたちが見舞いに来ます。
1巻でゲンジの思い出として描かれていたあの子どもたちです。
幸い大きな病気ではなかったゲンジですが、子どもたちはゲンジの老後を心配します。ですが、相変わらず頑固なゲンジ。
離れて暮らす親と子の微妙な関係性が描かれます。
大人になってからの親子の関係性
とくにゲンジを気にかけているのは娘のさちよでした。
ゲンジの病気によって”親の最後”を意識させられたさちよは、親子の時間を取り戻そうとします。けれど、今まで疎遠だった親子の関係はそう簡単にうまくいきません。
最後ぐらい役に立ちたいという想いの親と子の気持ちがそれぞれすれ違い、2人の距離を離してしまいます。
そんな状況でポン子がとある提案をします。
果たして親子は素直になれるのでしょうか?
経済的に独立した子どもと親の関係性、子どもにとっての故郷の存在。9巻では誰にとっても存在する実家の物語が描かれます。
問われるポン子の存在
もともとポン子は、一人で暮らすゲンジの世話をするために派遣されてきたメイドロボットでした。
そんなポン子ですが、ゲンジの子どもがゲンジの世話をし始めたことで、メイドロボットとしての存在意義がゆらぎ始めてしまいます。
ロジカルに物事を計算できてしまうポン子は、とある決断をしました。
ゲンジにとってのポン子の存在とは?当たり前だった2人の関係性が問われます。
2人の物語の行方はぜひ本編でお確かめください。最後には衝撃の展開が待ち受けています!
離れて暮らす親を想う9巻
春から始まったポン子の物語も最新刊の9巻で冬が描かれ、季節がちょうど1周しました。
物語を通して描かれてきたテーマの一つは「家族」だと思うのですが、9巻では「親と子の暮らし」が中心に描かれました。
ちゃんと親孝行したいけど、素直になれずに時間だけが進んでいく。心の奥に押し込んでいたそんな親への想いが、9巻を読むとしっとりと顔を出してきます。
この1年、親と過ごす時間が減ってしまった方が多くいたかと思います。9巻を読んで、忘れてしまいそうになっている親子の時間を思い返してみてはいかがでしょうか?
今なら無料で3巻まで読めるぞ!
えっ?『ぽんこつポン子』をまだ読んだことない?そんなあなたに朗報です。
なんと2021年4月12日までなら3巻までを無料で読むことができますよ!
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