『ぽんこつポン子』は、週刊スピリッツで連載中の、メイドロボットとおじいちゃんの共同生活を描いたスローライフコメディです。
作者は矢寺圭太先生。この作品の印税を株で溶かした「株日記」も話題になりました。
株日記2020・2月 pic.twitter.com/cevtM8V2M7— 矢寺圭太:ポン子④3/12恋食① (@yaterakeita) February 28, 2020
少し未来の田舎での、古い(旧い)2人の生活
田舎町に1人で暮らしていたおじいさん、吉岡ゲンジ(ゲンさん)のもとに、メイドロボットが突然訪れるところからストーリーは始まります。しかし、このロボット、旧式で満足に仕事ができないポンコツ。ポン子と名付けられたロボットと、静かに余生を過ごすだけのはずだったゲンさんとの、ある意味似た者同士の共同生活は、おかしくも暖かみがあります。
ポン子のポンコツっぷりがかわいい!
本作の魅力は何と言ってもポン子のポンコツかわいいところ!
ポン子は家政婦ロボットなので、主人であるゲンさんの役に立とうと必死です。
ただ、包丁を上手く使えなかったり
ゴミ焼却にレーザー?を持ち出してアルバムまで燃やしてしまったり
と迷惑をかけっぱなし。本人も自分が役に立ててないことを自覚しながらも、何とかゲンさんに喜んでもらいたい、必要とされたいと頑張る姿は健気でかわいいです。
ロボットだって生きているんです…!」
ポンコツでミスをしてばかりのポン子ですが、それでもめげずにメイドとして働くのは、ロボットとしての使命だからというだけではありません。それ以上に、人の役に立つことが彼女の生きがいだからなのです。
自分がゲンさんの役に立てていないと感じると落ち込む。
反対に必要とされると喜びでいっぱいになりながら働く。
このようなポン子の振る舞いは人間そのものです。
そして、ポン子が人間らしくなるのは、決まって「誰かの役に立とうとした時」。ポン子にとっては、役に立つこと=生きることなのです。こう考えると、どんなにポンコツでも人の役に立とうとするポン子は、生きがいを必死に求める、人間臭い一面があるのだと言えます。
ロボットとしての使命ではなく、生きている実感を求めて努力するポン子の人間臭さは、本作の見逃せないポイント。コメディやかわいらしさの裏に潜むポン子の熱い思いに触れると、一層『ぽんこつポン子』が好きになってきます!
色んな場所で公開中!
『ぽんこつポン子』は「週刊スピリッツ」での連載ですが、「マンガワン」でも配信されています(記事公開時は1巻まで)。
その他、矢寺先生のTwitterでも、『ぽんこつポン子』の外伝のようなストーリーが読めます!
ロボット家政婦まんが pic.twitter.com/xzpQngqmUk— 矢寺圭太:ポン子④3/12恋食① (@yaterakeita) July 24, 2019
本編も一部掲載されていますので、気になった方は読んでみてください!中でも「ひよこの母になるロボット」は作中屈指の神回ですのでおすすめです!
ひよこの母になるロボット 1/5 pic.twitter.com/c1xpAbhQzF— 矢寺圭太:ポン子④3/12恋食① (@yaterakeita) March 15, 2020
✍️🏆🎊✍️🏆🎊✍️🏆🎊✍️🏆🎊✍️🏆🎊
現在、ヤングジャンプが40周年を記念して総額1億円の漫画賞を開催中です。デビューするチャンスは誰にでもアル!