『まんがで身につくアドラー 明日を変える心理学』は、ビジネス書を分かりやすくマンガにした「まんがで身につく」シリーズの一冊で、本書では8つの物語を通じて、日常で陥りやすい悩みを解決する考え方が学べます。
アドラーはオーストリア人の心理学者で、ベストセラーとなった『嫌われる勇気』はアドラー心理学を解説したものなんですね。環境が変わって気持ちが落ち込んでしまっている人や、長文を読むのが苦手な人、空き時間にポイントだけサクサク身につけたいという人にオススメです!
誰かと比べなくても価値がある自分に気づく
仕事の同僚や友だちと話していて「あいつよりは上」と考えたり、「自分はダメだなぁ」と落ち込んでしまうことはありませんか(みじんこは毎日です)。
アドラー心理学では、これを「劣等コンプレックス」と呼んでいます。優越感と劣等感っていうのは表裏一体のもので、相手を追い抜けば優越感、抜かれれば劣等感になります。
人と自分は違うのに、近くにいる人と自分ってつい比べてしまって落ち込んじゃうことありますよね。そんな時に思い出して欲しいのはこの言葉です。
比べなくても価値のある自分に気づくことが大事(24ページ)
体験から学ぶことも大切
理屈では分かっていても、体験しないと分からないことってありますよね。自分が先に体験して失敗していると、つい他の人にも注意してしまいたくなるもの。特に子どもや後輩に対して言いすぎてしまう時には次の言葉を思い出してください。
行動の結果を自ら体験することによって学ぶことも大切(47ページ)
課題を分離しよう
しっかり者のせいか、周りの人に頼られたことをこなしているうちに、自分の時間がなくなっていたり、他人の仕事に口出ししすぎてしまったりすることはありませんか。責任感が強い人ほど、「自分の責任」と「人の責任」がごちゃごちゃになってしまいがち。
自分の人生を生きるためにも、「自分の課題は自分で決めていい」と思い出してください!
「私」自身を意識する!
気弱な性格で発言が強い人の意見に流されてしまうことや、親しい相手と意見がぶつかってケンカになったらやだな、と気にして我慢してしまうことはありませんか。
「君はいつもそうなんだ!」というYOUを主語にした言い方ではなく、「私」を主語にしたIメッセージを意識して自分はどうしたいかというのを伝えるとうまくいくことがあります。試してみてくださいね!
不完全である勇気を持とう
アドラーは人間誰もが直面する人生の課題(ライフタスク)には「仕事」「交友」「愛」の3つがあると言います。
がんばってブログを書くぞ!と思っても続かなかったり、プログラムの勉強をするぞと思ったのにすぐに飽きちゃったり。目立った結果を出せない自分なんて、誰からも必要とされてないのかも、と落ち込んじゃうこともあると思うのです。
そんな時には、アドラーの「不完全である勇気」を思い出してください。
完璧な時だけ戦うのではなく不完全な時も挑戦していく勇気(155ページ)
不完全である勇気は、不完全でもめげずに続ける勇気のことです。こうしたらうまくいくはず!と思ってたチャレンジしたことが失敗してしまうと、すごくガッカリしますよね。
でも、大事なのは目標達成に目を向けることと、行動をつづけることです。
「不完全である勇気」は「挑戦する勇気」と表裏一体と本書では言っています。
困難な時期に、たくさんの示唆と気持ちを切り替えるコツを教えてくれる『まんがで身につくアドラー 明日を変える心理学』。ぜひ読んでみてください!
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