るろうに剣心-明治剣客浪漫譚・北海道編-

和月伸宏/著

『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚・北海道編-』十字傷をもつ最強流浪人の次なる旅路は

和月伸宏先生の『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚・北海道編-』は、1994年に「週刊少年ジャンプ」で連載開始し、累計発行部数7200万部を超えた剣客活劇『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』の続編です。

維新志士として新時代のために血刀を振るった伝説の人斬り・緋村抜刀斎は、流浪人・緋村剣心として明治を生きていました。

るろうに剣心とは

2021年5月現在、大友啓史監督、佐藤健さん主演で映画も公開中の本作。元新選組の斎藤一など実在の人物や史実も交えながら、不殺(ころさず)を誓った元人斬りの生き様を描いた物語です。

剣心が用いるのは逆刃刀と呼ばれる峰と刃が逆さになった刀です。戦国時代に端を発する一対多数の斬り合いを得意とする古流剣術「飛天御剣流(ひてんみつるぎりゅう)」を操り、剣心は目に映る範囲の人々の幸せを守ろうと奮闘します。

成長したキャラが見られる!

北海道編は最凶の宿敵・志々雄真実(ししおまこと)との決戦から5年後。明治生まれの若者たちと共に、剣心は妻・神谷薫の父を探すために北海道へと渡ります。

世界を旅して戻ってきた喧嘩屋・相楽左之助や、かつて敵として戦った志々雄一派の瀬田宗次郎、神谷道場の師範代となり、これからの剣の道を模索する明神弥彦など、懐かしい面々も登場。

新旧の登場人物が一堂に会する場面は胸アツです!

歴史をもっと知りたくなる

池田屋事件や赤報隊など史実が語られているところも魅力的な本作ですが、北海道編では碧血碑(へっけつひ/へきけつひ)と呼ばれる実在の碑も登場します。函館山のふもとにある碧血碑は、戊辰戦争で命を落とした新選組副長の土方歳三ら、約800人の慰霊のために明治8年(1875年)に建立されました。

中国の故事に「義に殉じた武士の血は、三年たつと碧色になる」というものがあります。碧血碑には多くの人の想いが込められており、元新選組の斎藤一と共にここを訪れた剣心も碑の前で手を合わせるのでした。

本作には明治維新後に杉村義衛(よしえ)と改名し、小樽に移り住んだ元新選組二番隊組長の永倉新八も登場。三番隊組長だった斎藤一と共に、新選組の魂が明治にどう受け継がれていったのか、とても気になるところです!

大迫力の映画も公開中!

2021年4月23日から映画『るろうに剣心 最終章 The Final』が公開中。2021年6月4日には『るろうに剣心 最終章 The Beginning』が公開されます。

『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』では、剣心が十字傷を負い、人斬り抜刀斎から流浪人として不殺の誓いを立てるきっかけになった重要な出来事が描かれています。マンガ版には登場人物制作秘話が載ってますので、ぜひ映画と合わせてお楽しみくださいませ。

👉映画『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』公式サイトはこちら

👉映画『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』公式サイトはこちら

👉『25周年記念 るろうに剣心展』公式サイトはこちら

映画のつづきはマンガでチェック!

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和月伸宏/著