アスペル・カノジョ

萩本創八 / 原作 森田蓮次 / 漫画

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『アスペル・カノジョ』が完結!二人はこれからも一歩ずつ生き続ける

2021年1月26日に発達障害で生きづらさを抱える彼女・斉藤と付き合う主人公・横井とのヒューマンドラマを描いた『アスペル・カノジョ』が完結しました!

生きづらさを抱えた二人のカップルが今を一歩ずつ生きていく姿に感動する素敵な最終回でした。

アスペル・カノジョ

あらすじ

※本記事にはネタバレが含まれます。予めご了承下さい。

新聞配達のアルバイトをしながら「下水星人」名義でマンガをWEBで公開したり同人誌を制作する主人公・横井拓

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そんな彼の元にある日突然自分の作品のファンを名乗る女性・斉藤恵が訪れます。

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横井がブログに上げた自宅からの風景写真から住所を特定しわざわざ鳥取から来たという彼女。

それだけでも十分に謎めいた人物ではあるのですが、しばらく横井と過ごしたいという斉藤の願いを受け入れ二人での生活を過ごす中、横井は斉藤が突然近寄って来た犬を蹴ったりマナーの悪い子供を蹴ったりする行動を目の当たりにします。犬を蹴った理由は昔父親から受けた虐待で、飼っていた犬の檻に閉じ込められたトラウマがあったからというものでした。

アスペル・カノジョ

また、宅配業者から「10時から11時の到着」と言われると「10時」の印象が強く残り10時から1分毎に問い合わせの電話を掛けたり

アスペル・カノジョ

斉藤は「楽しい気持ちのままで消えてしまいたい」という思いから突然自殺未遂をしてしまう等、衝動が抑えられません。横井は、そんな斉藤を見て、発達障害・いわゆるアスペルガー症候群なのではないかと感じ取り、彼女に寄り添います。

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横井自身、周囲の人と比べて物事の捉え方が違う事で対人恐怖症になり生きづらさを感じていたからこそ、彼女の苦しみを理解しようと思えたのです。

アスペル・カノジョ
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時には嫉妬心や依存心で横井を振り回しそんな自分に嫌悪する斉藤の葛藤、周囲の人々との問題や斎藤の家族・いじめを実行してきた同級生との再会、横井の心身の限界といった一筋縄ではいかない展開もありますが、それでも斉藤の隣で苦しんで来た過去に一緒に向き合う横井、彼との交流によって自分自身も前に進みたいと変わる努力をする斉藤の二人の姿を見ていく内に応援したくなるし、人と関わる困難と重要性を感じさせてくれます。

アスペル・カノジョ

生きづらさを感じている人やその隣で支えている方々に寄り添ってくれる様な作品です。

最新刊10巻が発売間近!

最新刊の10巻が2021年2月10日に発売します!(もうすぐゲット出来ますね!)

アスペル・カノジョ

また11巻が4月、最終巻の12巻が5月に発売予定なので気になる方は是非手に入れて下さい!

現在「コミックDAYS」にて第1、2、122、最終回123話を読む事が出来ます。

全体的に難しいテーマではありますが、ちょっとした二人のやりとりにクスリと笑ったり可愛い斉藤に癒されるシーンも満載なので恋愛マンガとしても楽しめます!

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色んな恋愛のカタチ

アスペル・カノジョ (全10巻) Kindle版