サクラ、サク。

咲坂伊緒 / 著

『サクラ、サク。』"いい人"という肩書きが出来てから知る、気持ちの変化

ストロボ・エッジ』『アオハライド』『思い、思われ、ふり、ふられ』の青春三部作を描いた咲坂伊緒先生の最新作『サクラ、サク。』第1巻が2021年5月25日、第2巻が2021年9月24日に発売されています。

この記事では、いつも私たちに胸キュンを届けてくれる咲坂伊緒先生の最新作『サクラ、サク。』のストーリーと見どころをお届けします。

『サクラ、サク。』1巻のご紹介

あらすじ

藤ヶ谷咲(さく)は目立つことがなく、その他大勢に埋もれてしまうタイプの女の子。ある日、電車で体調を壊した際に桜亮介という男の子に助けられたことを知り、自分も困っている人をほっておかないと決め行動に移していきます。その他大勢に埋もれていたこれまでと違い、「いい人」と認識されるようになった咲はいつか桜亮介に直接お礼が言いたいと想いを募らせます。

高校に入学した咲は桜亮介の弟である陽希(はるき)と出会います。亮介に想いを綴った手紙を渡して欲しいと頼む咲でしたが、陽希の反応は冷ややかで苦戦を強いられるのでした。

1巻から胸キュンが止まらない!💘

咲坂伊緒先生と言えば、読者も思わず赤面してしまうような胸キュンシーンが見どころです。普段は淡々としている男の子が、まっすぐな眼差しで優しい言葉をかけるなんて反則ですよね!本作では陽希が1巻から魅せてくれますので要チェックです!

咲と陽希、2人の対称的な優しさ

咲は率先して困っている人に手を差し伸べ、ときに自分の手に負えないことも一緒に解決策を考えようとします。その姿を見て陽希はいい子ぶりっこと冷ややかに言いますが、無愛想な態度の中に優しさがあることを咲や友だちは気づいています。まるで陰と陽のように2人の優しさが描かれていた第1巻。咲と陽希のこれからの関係が2人にどんな影響を与えていくのか、今後が楽しみです!

過去作品との繋がりも見逃せない

実は、陽希の兄である桜亮介は前作『思い、思われ、ふり、ふられ』でも登場しています。主人公の1人である山本朱里の元カレとして第7巻から物語を揺さぶりました。亮介がどんな人なのか気になる方はぜひ『思い、思われ、ふり、ふられ』も読んでみてくださいね!

さらにコミックスに記載されている作者コメントによると、咲がカバンに着けているパスケースのウサギは『アオハライド』で登場するキャラクターであることも明らかになっています。

咲坂伊緒先生の作品を追いかけているファンにとって、こうした作品同士の繋がりが見えることは嬉しいですね!

咲の新しい人生は始まったばかり

桜亮介にとっては何気ないことだったかもしれないけれど、その差し伸べた手がきっかけになって咲の人生は大きく変わります。より明るく、前向きになった咲はこれまで感じたことのない感情も発見していきます。その感情の中には、恋のつぼみもあるようでこれからの展開に目が離せません!

咲坂伊緒先生が描く新たな高校青春ストーリーをお見逃しなく。

『サクラ、サク。』は「別冊マーガレット」にて連載中

『サクラ、サク。』が連載されている「別冊マーガレット」は毎月13日に発売している月刊誌です。1巻の続きが待ちきれない方は連載を追いかけるのもオススメです!本作以外にも、様々な胸キュン作品が掲載されていますのでぜひチェックしてみてください!

電子版「別冊マーガレット」も発売日と同日に配信しています。

新たな胸キュン青春ストーリー開幕💕

サクラ、サク。 1 (マーガレットコミックスDIGITAL)
咲坂伊緒/著