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マグメル深海水族館
椙下聖海 / 著
コマ投稿OK
2020/11/14
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セリフ: 体長10~20cm生息水深200~1000mLJメンダコは、浅い海で暮らすタコと違って、8本脚の間にあるスカート状の膜が脚の先まで広がっています。海底でじっと過ごしている時間が長く、水分を多く含んだブヨブヨの体を砂泥地と一体化するようにべちゃんこにして、敵に見つからないよう静かに暮らしています。このように活発に動くタイプではありませんが、時折スカート膜状の脚を大きく広げて浮力を保ちながら居場所を変えます。耳のような肉ヒレをパタパタ動かすのは、泳ぐ際に方向を変えたり、バランスを取るために使われているようです。通常のタコとの大きな違いは、吸盤が一列しかないことと、墨袋を持たないことが挙げられます。元々は、食べても美味しくないことから、市場に並ぶこともなく認知度がゼロに近かった深海生物でしたが、耳をパタパタさせながら、ふわふわ泳ぐ愛らしい姿が水族館で見られるようになり、深海のスーパーアイドルの座を獲得しました。解説/石垣幸ニ
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