七夕の国
岩明均/著
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七夕の国
………… 「手がとどく者」っていうのはつまり………… そう…平たく言ってしまえば「超能力者」。 そして……「窓をひらき」 なおかつ「手がとどく」者こそ、 丸神山の神官となる 資格がある。
七夕の国
七夕の国
南の国より西丸新之助、 同じく与五郎、仁兵衛、カネ、ミツ。 北の里からは 北丸政光どの、東丸頼久どの、クメ、コシ。
七夕の国
・・・・・・町の人達が南丸さん、・・・ナン丸さんに関心を持つのは、あなたが「手がとどく者」だからなんです。 そうだ、それだよ! なんのことなの? 実は忘れていた この町の中で古くから続いてる家系には・・・ ときどき「素質」を持った人が生まれます。 「素質」には2種類あって、1つは「手がとどく者」、もう1つは「室をひらいた者」です。
七夕の国
警察発表をそのまま表現しますとね・・・・・・ こうです。 カポ げ・・・・・・ 驚くべきことはですね、検死の結果、これが死体から切りとられたものではなく 生体からいきなりえぐられた、ということなのです! ホントですかァ? だーかーら、ミステリーなのです! そして犯行現場の窓ガラスにあいた丸い穴! 現場にはえぐられた頭部も ガラスの破片も見あたらないというのですから。