働き方の一つとして当たり前となった「在宅勤務」。2020年4月の緊急事態宣言をきっかけに急激に加速しましたが、いざ始めてみると当初感じていたメリット以外の思わぬ落とし穴や孤独に苦しんだ方も多かったのではないでしょうか?
そんな在宅勤務の「あるある」や「葛藤」を描いた『在宅勤務子ちゃん〜わたしたちのリモートワーク日記〜』の書籍版が2021年3月18日に発売されることが決定しました!
50日間にわたって描いた「在宅勤務」のリアル
緊急事態宣言を受けて人生初の在宅勤務をすることになったOL・タク子。最初は「在宅勤務サイコー!」と喜んでいたタク子ですが、日が経つにつれて在宅勤務ならではの孤独やストレスを感じるようになります。
『在宅勤務子ちゃん〜わたしたちのリモートワーク日記〜』は、そんな在宅勤務ならではの日常を4コマでリアルに、そしてコミカルに描きます。
本作は、もともとマンガ家の一秒先生が2020年4月から50日間にわたってSNSで発表されたもので、当時まさに在宅勤務を経験している読者たちから共感の声が寄せられ、大きな話題となりました。
書籍版限定で描かれる新たなエピソード
今回の書籍化にあたり50ページを超える描き下ろしが収録されています。フリーランスの友人や幼い子を持つ上司のほか、出勤せざるを得ない総務部やシステムエンジニアの同僚といった新キャラクターたちが登場し、環境も立場も違うそれぞれの立場から「在宅勤務」のリアルを描きます。
作者である一秒先生自身の体験やSNSで募った「在宅あるある」がヒントとなり生まれた新たなエピソードたちはどれもこれも身につまされる話ばかり。きっとあなたが共感する主人公がいるはず...!
在宅勤務は当たり前、フリーランス・マホ
タク子の友人であるフリーランス・マホはもともと在宅勤務。そんな今回の在宅勤務で彼女が感じたのは、フリーランスと正社員の壁、そして仕事への不安でした。
家族持ちの在宅勤務はハード?!多田マネージャー
タク子の上司である多田マネージャーは家族持ち。仕事と生活の境界が曖昧になっていく在宅勤務のハードな一面を描きます。
私だけ出社、総務部・久保さん
出社しなければ成り立たない業務が多い総務部・久保さん。在宅勤務をしている社員とのコミュニケーションの負や孤独を感じながらも、自分の役割について改めて考えさせれます。
念願の在宅勤務!システムエンジニア・太郎くん
以前から在宅勤務に魅力を感じていたシステムエンジニア・太郎くん。通勤時間の省略、そして集中して仕事に取り組める在宅勤務にメリットしか感じていない太郎くんでしたが...!?
今を生きる私たちの記録書
『在宅勤務子ちゃん〜わたしたちのリモートワーク日記〜』は、前例のない今を生きる私たちの記録書です。
私たちの暮らしを大きく変化させた新型コロナウイルス。この未曾有の状況下で、働き方においてどんな影響を及ぼし人々はどんな思い出過ごしたのか...。そんなコロナ禍と向き合う私たちの物語なのです。
本作の最後では、在宅勤務が浸透する一方で徐々に出社回帰の動きがみられます。
このまま完全に元通りの生活へと戻っていくのか、または在宅勤務がスタンダードになっていくのか...。タク子たちと同様に曖昧な日常を生きる私たちですが、昨年から始まった在宅勤務によって働き方の多様化が加速されたことは間違いありません。
在宅勤務、そして出社。今を生きる私だからこそ共感できる、それぞれの働き方によって得ていたもの、そして失ったものをこの作品からぜひ感じてみてください。
10年後にこの時を振り返る為にも
OGP及び記事内の画像は、CORK / 一秒先生の許諾の元掲載してあります。快く許諾していただきまことにありがとうございます
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