衝撃的な初恋の実体験を描きベストセラーとなった『実録 泣くまでボコられてはじめて恋に落ちました。』の作者、ペス山ポピー先生待望のエッセイマンガ第2弾『女(じぶん)の体をゆるすまで』が満を持して本日(2021年7月30日)発売されました。
今回はこの作品をマンガでレビューしていきます!
2013年ペス山先生はアシスタント先のX氏から受けたセクハラによって傷つき、自分自身の性と体を憎むようになってしまいました。
X氏の行動のほとんどは当時の法律では罪に問うことは難しかったのですが、時代は少しずつ変化し2017年性被害に関する刑法が見直されました。まだまだ見直されるべき課題は残るものの、社会通念も変わり、セクハラは法的にも罪として問われるようになってきています。
本作ではそんな社会の変化が後押しとなり、ペス山先生が自身の受けた性被害と向き合い、トランスジェンダーとしての自分の体と性を受け入れ行くまでが描かれていきます。
どうしたらセクハラで傷つく人がいない世界になるのでしょうか?
いろんな性、いろんな考え方を知ることが大事なのかなと思います。
知らなければ、相手がどんな言葉や行動で傷つくのか、どんなことで喜んでくれるのかわかりません。
「私も。」を意味する#MeTooは今まで沈黙されてきた問題(性的被害)を多くの人が公表することで、世の中を変えていこうとする動きから生まれたSNSで用いられるハッシュタグ。
セクハラ、トランスジェンダーという言葉にあまりピンとこない人もぜひ『女(じぶん)の体をゆるすまで』を読んでみてください。
アルでは本作の作者ペス山ポピー先生にインタビューを行いました。是非こちらも併せてお読みください。