服を着るならこんなふうに

縞野やえ/著 MB/著

『服を着るならこんなふうに』ロジカルに考えると服選びが楽しくなる!

「服選びにはセンスが必要だ」

そう考えてしまい、ファッションとは距離をとっている方も多いのではないでしょうか?しかし、センスも大金も必要はないんだよ!ということを『服を着るならこんなふうに』は教えてくれます。

服を着るならこんなふうに
縞野やえ/著 MB/著

服を着るならこんなふうに(1) (カドカワデジタルコミックス)
縞野やえ/著,MB/著

『服を着るならこんなふうに』とは

「センスも大金も必要なし。おしゃれに大切なのは理論を知ること」

「服を買いに行く服がない!」と嘆く27歳の会社員である佐藤祐介は、洋服に大金をかけるなら俺はゲームソフトを買う!と豪語する程ファッションには疎い。そんな兄に、洋服に対して研究熱心な妹の環が、メンズファッションの理論を伝え実践していく物語。

ファッションバイヤーのMBさんという、プロの方が監修している本格的な作品で、YouTubeでも独自のファッション理論について発信されています。

今までファッションについて学んできた方はどれだけいるでしょうか。おそらく、誰も教えてくれる人がいない!と嘆く環境で育った人がほとんどではないかと。そんなあなたにとって、実践レベルで役に立つのが『服を着るならこんなふうに』です。

おいおい、本当にマンガに描いてあることを実践できるの?と思う方もいるかもしれませんが、ユニクロを軸に実際に存在する商品を使ってこの物語は始まっていくので、手軽な価格で実践しやすいのが特徴です。

例えば、どんなことが学べるのか

本作に登場する理論の中で最も重要なのは「ドレスとカジュアルのバランス」です。ドレスとは、ビジネスや冠婚葬祭で着用するスーツなどのフォーマル寄りの服装のこと。カジュアルとはコンビニにいくようなラフな格好を指します。

「オシャレはミックス」

本作で主人公の妹、環はそう言いきっています。つまり、ドレスっぽいアイテム(ジャケットやスラックス、革靴など)とカジュアルなアイテム(パーカーやスウェット、スニーカーなど)を組み合わせることによって、オシャレは生まれるのです。

ちなみに、日本人の特徴として胴長短足・童顔な人がほとんどなので、欧米人よりも幼く見えてしまいます。そのため、ドレス寄りのコーデにすると大人っぽくなり、整った印象に仕上がるそうです。

という感じで各話ごとに、服の選び方や組み合わせ方、TPOに合ったコーディネートなどをわかりやすく学ぶことができます。

ヤングエースUPでも随時公開されているので、試し読みとかもできます!

何となくで洋服を買う前に

洋服は安い買い物ではないと思います。そうであるにも関わらず、ファッション雑誌やブランドの雰囲気で、何となく買ってしまっている人は多いのではないでしょうか。

『服を着るならこんなふうに』はワイドコミックスなので一冊約1,000円と、マンガとしてはやや高めの価格設定ですが、Tシャツ一枚買うのを我慢すれば、これからずっと使えるコーディネートの考え方を手に入れることができます

何となく買った洋服で失敗する前に、購入する前の判断材料として本作を活用してみてはいかがでしょうか!

服を着るならこんなふうに (全9巻) Kindle版