東独にいた

宮下暁/著

『東独にいた』冷戦時代の東ドイツを舞台にした恋と闘争の歴史SF

東独にいた』は「ベルリンの壁」によって東西ドイツが分断されていた1985年の東ドイツを舞台にした歴史SFです。民主主義を求める声を弾圧する監視と統制という緊迫した空気の中、国家と反体制側のイデオロギー(信条)がぶつかり合います。

対立した陣営に属しながら出会ってしまった男女が、互いに惹かれながら組織に忠実に行動する姿に一気に引き込まれます!

肉体強化された「神躰兵器」

小さな書店を営む日系人のユキロウに惹かれるアナベル・フォードールは、ジャムをそのまま食べるのが大好きな女の子。ユキロウの前で身なりにも気を遣い、女の子らしくあろうとする可愛いアナは、軍人嫌いのユキロウに自分が軍人であることを隠していました。

ある時、党本部へ向かう途中のコンラート議員が反政府組織・フライハイトに誘拐されました。議員を救い出したのは、多目的戦闘群(通称MSG)という驚異的な力を持った部隊の隊員でした。MSGは国家主導で行われた身体改造によって、素手で人の腕を切り落とすほどの力をもち、「神躰(しんたい)兵器」とまで称される超人の集まり。そしてアナもMSGの一員だったのです。

戦闘中の超人アナと、ユキロウに会っている時の女の子アナのギャップに注目です!

フレンダーの特殊能力

反政府組織・フライハイトのリーダーはフレンダ―(見知らぬ人)と呼ばれる人物。フライハイト(Freiheit)はドイツ語で「自由」を意味します。フレンダ―は複雑な暗号文を脳内で構築できるほどの頭脳の持ち主で、執拗な尋問をかわす特殊能力を身に着けていました。

フレンダ―の特殊能力については、彼の使う言葉遣いの変化に注目しておくと、明かされる前に気づけるかも。一話で出てくるコンラート議員の右目の焼かれ方と、MSGメンバーのイシドロの左目の周りの四角い傷跡が似ているのが、ちょっと気になってしまいますね!

宮下先生のTwitterでウラ話公開中!

宮下暁先生のTwitterでは制作のウラ話も多く紹介されています。物語の舞台となる1985年は、日本ではスーパーマリオブラザーズが発売されたころです。

日本で初めて電話が使われたのは1890年なので、物語から当時の東ドイツの経済状況も垣間見ることができますね。

ファンアートを描いてTwitterで「 #東独にいた 」のタグをつけてつぶやくと、作者の宮下暁先生が見つけてくれるかも!先生のTwitterをフォローしておくと最新情報やウラ話が入手できますよ!

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東独にいた(1) (ヤングマガジンコミックス)
宮下暁/著

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