「少年ジャンプ+」で福岡太朗先生が連載中の戦隊ラブコメ作品『純情戦隊ヴァージニアス』が面白いです。
あらすじ
『純情戦隊ヴァージニアス』は、戦隊モノの設定をベースにしたラブコメ作品です。
「純情戦隊ヴァージニアス」はレッド、ブルー、グリーン、ピンク、イエローの5人のメンバーからなり、悪の組織である「極悪連盟ヴィンラーン」と戦っています。
ヴァージニアスは「純情戦隊」という名の通り、「純潔であること」が力の源です。そのため、メンバーは全員が性体験がない人間であり、メンバーは基本的に少年少女ばかりという設定です。
純潔な者しか変身できないヒーロー部隊に残り続けているアラサーの男性と少女の漫画です pic.twitter.com/fn0Bsizqfk— 福岡太朗 (@foktr) February 4, 2021
悪の組織が恋のキューピッド
筆者が考える『純情戦隊ヴァージニアス』の面白さは、戦隊モノと「性体験がない人しか変身できない」という設定がうまく噛み合っているところです。
彼らは一度でも性体験をすると変身できなくなってしまうため、世界を悪から守る正義の戦隊なのにメンバーの入れ替わりがものすごく激しいという弱点があります。
ヴァージニアスに敵対する悪の組織のヴィンラーンも、正面から戦うのではなく恋のキューピッドになって戦隊のメンバーに恋人をつくって純潔を失わせるという戦い方をするのが面白いです。
レッド(33歳)とピンク(28歳)
そこで、ヴィンラーンのターゲットになるのが主人公であり最年長のレッド(33歳)と、新人のピンク(28歳)です。
レッドは極度に女性が苦手でこの歳までヴァージニアスを卒業するタイミングが訪れず、戦隊に所属しているだけで他のメンバーからは気を遣われているという哀愁漂う男性です。
一方、ピンクはレッドと同じく奥手で恋愛と無縁な人生を送ってきたため彼に共感する女性です。ちなみに彼女は性体験がないことを恥ずかしく思い、年齢を17歳と偽って入隊しています。
ヴィンラーンだけでなく、恋愛に不慣れな男女をくっつけるのが好きで入隊したヴァージニアスイエローも加わり、敵対する正義と悪の組織がともにレッドとピンクをくっつけようとするけど、どちらも奥手だからなかなかくっつかない…という展開が延々と繰り広げられます。
基本的にシリアスな展開はなく、終始ほのぼのした雰囲気のため、気軽に読めるラブコメが好きな方にぜひおすすめしたい作品です。
「少年ジャンプ+」で初回無料で全話読める!
『純情戦隊ヴァージニアス』は、「少年ジャンプ+」のアプリをダウンロードすれば初回無料で全話読むことができます。
2021年5月時点で200話以上が公開されていますが、毎話4ページしかないのでどんどん読み進められますよ。ぜひ読んでみてください。
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OGP画像はジャンプ+『純情戦隊ヴァージニアス』ページより
https://shonenjumpplus.com/episode/10834108156652687570