渋いおじいさんキャラは好きですか。師匠や執事、達人キャラなど、たくさんの作品で渋いおじいさんが大活躍しています。
そんなおじいさんが好きな人にぜひ読んでみてほしいのが、『辺境の老騎士 バルド・ローエン』です。
辺境でその身を賭して人々を守護してきた老騎士バルド・ローエン。領地を巡るいさかいに巻き込まれた主家を守るため、最初で最後の死にゆく旅へ出かけます。しかし、この旅は思いもよらぬ冒険の始まりでした。
死にゆくからこそありありと浮かび上がる生の輝き。彼の旅路を彩る一行となったようなざわめきと冒険に満ちたマンガです!
そんな『辺境の老騎士 バルド・ローエン』の3つの魅力を紹介します。
魅力① グルメ騎士の美味しいご飯
生きることは食べること。死にゆく旅に出かけたこともあってか、老騎士は美味しい食べ物に目がありません。
旅の半ばで魚を釣り上げ、街に着いたら食べ歩き。絶品を出す店を聞いたら、馬を駆り立て一直線。そして何より美味しいご飯を味わっている時の、たまらなく幸せな老騎士が魅力的です。
老騎士が口にしているご飯。木の棒で作った釣竿で魚を釣り、薪を集めて火を。血抜きをして鱗を取り、わくわくしながらご飯を作っている様子が描かれます。
今晩のメニューは
ウィジクの塩焼き
野草のスープ
蒸留酒
大自然をそのまま料理したかのようなご飯に、お腹がぐーと鳴りました。
さらに食欲をくすぐるグルメレポートまで。まっすぐ豊かな語り口に、口の中からじゅわじゅわとつばが沸いてきます。ああ、食べるって素晴らしい!
魅力② グルメだけじゃない老騎士の武
グルメな老騎士のかわいい魅力を紹介しましたが、それだけではありません!
このマンガの凄い所は老騎士が辺境で守護者として過ごしてきた年月を節々から感じられるところなのですが、特に戦うシーンではその重みに一層惹きつけられます。
長年魔獣と戦ってきた古傷が痛む描写や、戦い生き残ってきた嗅覚が生む戦闘シーン、万全に戦えない体なのに激情にかられ押し通るシーンなど老騎士の生き様が浮かぶ上がってくるようです。
異世界が舞台だからと言って老騎士自身に何か特別な力があるわけではありません。日々鍛え、食べ過ごしてきた時間をありありと感じるからこそ、老騎士の旅路から目が離せなくなるのです。
大切な存在である主家の姫が巻き込まれた陰謀を巡り、怒りに震える老騎士。どうあがいても取り返せない年月の存在が、感情を波立たせるシーンへと結びついています。
魅力③ 心昂ぶる仕草と語られる言葉
グルメと武、ギャップな魅力にあふれる老騎士。さらに作品全体の品ともいえる魅力を押し上げているのが、心昂ぶる仕草と言葉でしょう。
もともと原作者である支援BIS先生が小説家になろうという小説投稿サイトで掲載されていた作品のコミカライズなのですが、どこか惹かれる独特の言葉遣いに菊石森生先生の最高にマッチする作画が合わさり、別のベクトルに突き抜けたどっしりとした魅力を発しています。
菊石森生先生がどれほど原作を読み込み理解して描いているか伝わってくるようです。
少年だった頃持っていた冒険心をくすぐられ、熱い火花がパチパチと飛んでくるようでした!
他にも自然と魔獣、人とは異なる種族、旅の一行となる仲間などたくさんの魅力にあふれています。ぜひご自分の目であなただけの魅力を見つけてみてください。
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