『通りがかりにワンポイントアドバイスしていくタイプのヤンキー』ギャップ萌えに震える優しい物語

『通りがかりにワンポイントアドバイスしていくタイプのヤンキー』長いタイトルですね。なんと、作者さんがタイトルを間違えるというお茶目エピソードあり！

本作は『幻想グルメ』の作画を担当されているおつじ先生のTwitter上で、2018年に連載開始。第1話は20万以上いいねされ、現在ではガンガンpixivでも連載されています。

あらすじ

見た目がいかつく強面で初対面の相手をビビらせてしまう主人公「桜井京（きょう）」。しかし本当は、優しく気遣いができてしかも料理上手。さらに博識で、スポーツ万能な超絶ハイスペックヤンキーなのです（あと猫好き！）。そんな桜井さんが役立つアドバイスを通して色んな人と出会っていく物語。

ヤンキーが繰り出すのは拳…じゃなくて、温かいアドバイス！

夏向けの唐揚げの隠し味、免疫力を上げる飲み物、目元の疲労に効くマッサージ…桜井さんは通りかかりに出会った人たちに、ちょっとしたアドバイスをくれます。それは相手の心に寄り添い、決して押し付けがましくないのです。そして、いかつい見た目とのギャップに萌える！

作中では彼を「ヤンキーの皮を被った優しさの権化」と表現しています。まさに！

失敗したときも、まさかの神対応

周りの人が失敗してしまったとき、あなたはどうしますか？桜井さんは失敗してしまった人を咎めません。まずは話を聞き、相手の気持ちを受け止めて、その後に絶妙なアドバイスをくれます。そして颯爽と立ち去り相手をときめかせる。そう、「颯爽の擬人化」でもあるのです！老若男女のドキドキが止まりません！マネしたい！

友情と恋にもキュンキュンします

叔父さんのラーメン屋「川ちゃん」でお手伝いをしている桜井さん。このお店には、これまたアドバイスをきっかけに知り合った「秋彦さん」（妹ラブな企業戦士！）と「梅ちゃん先生」（ツンデレ保育士！）という友人たちが集まってきます。仕事疲れの彼らに桜井さんは優しくアドバイス。友情を育んでいきます。最近では桜井さんと梅ちゃん先生の恋模様も盛り上がりをみせており、目が離せません！

ミステリアスな一面が萌えポイントを爆上げ

作中では桜井さんの年齢、職業、過去など読者に明かされてない部分が多く、ちょっぴりミステリアス。そんなところがまた彼の魅力をアップさせていそうです！今後、明かされていくのでしょうか…!?

このヤンキー、ただのギバーではない！

ある時、優しすぎる桜井さんに対して友人が「他人に尽くしすぎるな、いずれ自分がすり減ってしまう。もっと自分の為に生きろ」と心配します。そんなアドバイスに桜井さんは「俺はやりたいようにやってる。好きなように生きてるよ」と答えます。「あげてばかりじゃない、色んなものを貰っている」と。こんな風に言える人、素敵じゃないですか？

こんなときだからこそ、優しさにどっぷり浸ろう

見えないウイルスの恐怖、外出自粛が続く日々で心がトゲトゲしていませんか？本作には優しい世界が広がっています。私は、優しさって伝播していくものなんじゃないかと思うんです。それはマンガの中からあなたへも。ぜひ本作を読んで優しさにどっぷり浸ってみてください。きっと目元が緩んじゃいますよ。

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