遊☆戯☆王

高橋和希著

【ページ数が多いビッグボリューム版!】今世紀初頭の発見以来、誰も完成させる事ができなかった『千年パズル』。いじめられっ子の遊戯がそれを解いた時、もう一つの人格が現れ、少年はゲームの達人となった。世にはびこる悪を裁く『闇のゲーム』が今、始まる!

遊☆戯☆王の記事

このマンガの好きなところ

好きなところを自由に書いてみてください!

20世紀最後の歴史的発明、遊戯王カード。 90年代後半〜2000年代初頭における少年達の三種の神器は、ゲームボーイ・64・そして遊戯王カードだった。 有象無象は数あれど、ゲーム性(俺はシンクロ召喚あたりで止まっていますが)、原作ストーリー共に至高の作品ではないだろうか。 日々ブラッシュアップされ続け、老若男女に人気があるカードゲームの方が注目されがちだが、原作をおざなりにしている者は真のデュエリストとは呼べないだろう。 この作品のテーマは、友情である。 全ての物語は、主人公である気弱な少年 武藤遊戯の友情への渇望から始まる。 そして、カードや千年アイテムといったデバイスを通して、遊戯は数々の仲間や宿敵、そして 相棒 に出会っていく。 俺流ルールが蔓延し、名&迷シーン満載のデュエリスト王国編。 バトルシティ編ではゲーム性もストーリー性もワンランクアップし、千年アイテムや神のカードといった様々な謎が徐々に明らかになる。 そして物語は、相棒である闇遊戯の記憶を探す旅 古代エジプト編へと収束していく。 展開に一切の無駄が無く、キャラクターも全員魅力的。 いち漫画として、完成度が非常に高いのは間違いない。 紹介していくとキリが無いほど数々の名デュエルがある中で、ベストデュエルと名台詞を聞かれれば、私は迷いなくこう答える。 遊戯 vs 城之内(洗脳) 「城之内くん、大好きだ。」 どんなことがあっても裏切らない友達を作りなさい。 これが、遊戯王という作品が、あの日の俺達に伝えたかったことなのではないだろうか。

2019年10月14日

同じ作者のマンガ