【 #次にくるマンガ大賞 】不死の少女がどデカい武器を振り回す痛快大正ロマン活劇『魍魎少女』

金髪の美少女に和服。華奢な体にどデカい武器。ギャップのある組み合わせって惹かれますよね。『魍魎少女（もうりょうしょうじょ）』は、そんな不死の少女が魍魎どもを斬って斬って斬りまくる大正ロマンファンタジーです！

あらすじ

本能寺の変があった天正十年。この世の妖怪・化け物の類を斬って刻んですりつぶし、様々な用途に使える「種」にして売る商売、「魍魎屋」を営む雪之条（ゆきのじょう）は、ともに魍魎屋を立ち上げた親友・八房（やつふさ）に襲われ体をバラバラに引き裂かれてしまいます。

それぞれの部位は八房の手によって各地に散らばってしまいますが、不死である雪之条はそんな姿になってもなお生きていました。雪之条の弟子・林檎丸（りんごまる）は、残されたわずかな骨と肉片を大事に大事に集めて壺に収めます。

時は流れて大正時代。魍魎屋として各地を回りながら体を探す少女と肉片。果たして2人は無事体を取り戻すことができるのか…！？

師匠&オシャレ大好き林檎丸

林檎丸がバッサバッサと魍魎たちを斬っていく痛快アクションが本作の魅力ですが、オシャレ大好きな彼女が魅せるハイカラファッションも大きな見どころの一つ。着物から和洋折衷、チャイナ服まで様々なスタイルを着こなし、ファッションに合わせて変化する髪型を見てるだけで楽しい。着物は毎話柄が違うというこだわりようなので、ぜひ注目してみてください。

…ただし服を傷つけられると滅茶苦茶キレて命を狙われるので注意が必要。美しい線で描かれた林檎丸と飛び散る血しぶきに、凄惨な美しさが宿ります。

ヒロインは師匠、612歳、肉片。

林檎丸の偏愛を受ける師匠・雪之条。めちゃくちゃ強い主人公に愛され守られ、ある意味本作のヒロイン的存在です。

常にひょうひょうとして無邪気な性格で、無二の親友にバラバラにされ壺の中で数百年過ごすことになっているのに大してそれを恨んでいる様子もありません。肉片がしゃべるという不気味な存在のハズなんですが、終始押されっぱなしな弟子・林檎丸とのやりとりを見ているとなんだかカワイく思えてくるのが不思議。

ただし八房曰く、「私の友人はあの日からずっと狂っていた」。家族や弟子が先立つのを見届け、数百年の時を生き、それでも狂わず楽しそうにしている様子こそ、彼が狂っている何よりの証拠かもしれません。

雪之条の狂気、八房との関係も今後の物語のキーになってくるはずです。

次にくるマンガ大賞にノミネート！

『魍魎少女』は次にくるマンガ大賞2020「コミックス部門」にノミネートされています！

次にくるマンガ大賞 2020

これからもっとくるに違いない！次世代ムーブメントを起こすであろう「次にくる」漫画をマンガファンによる作品エントリー＆投票を通して決定！紙もWebも、みんなの投票で「次にくる」マンガが決まる！

tsugimanga.jp

・投票期間は2020年6月19日から7月3日（金）11:00まで
・各部門1人1回、3作まで投票できます！

投票フォームはこちらから（ログインが必要です）。奮ってご応募ください！

第一話が白石先生のTwitterアカウント、または「コミックぜにょん」から試し読みできますので未読の方はぜひ！

金髪に和服っていいよね…！

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