『AIの遺電子 Blue Age』の第1巻が、2021年4月8日に発売されました!山田胡瓜先生によるいつか人類が到達するかもしれない未来を描くSFマンガです。
「本当に人類の未来に繋がっているかも?」と錯覚しそうになるくらいマンガの背景にある技術革新にリアリティがあり、AIが実用化された世界をもっと想像したくなる、そんな作品となっています。
本記事では、第1巻が発売されたばかりの『AIの遺電子 Blue Age』をより楽しめる、前作の『AIの遺電子』や『AIの遺電子 RED QUEEN』についても紹介しつつ、AIと未来の社会を少しだけ覗いてみたいと思います!
本記事画像は、山田胡瓜先生がTwitter一括アップくんをご利用になった際の紹介許諾オンを受け画像利用させていただいております。
目次
- 『AIの遺電子 Blue Age』とは
- AIの正しさと人の非合理的な願いのギャップを埋めるのは?
- 単行本向けに書き下ろされたコラムは必読!
- 山田胡瓜先生の描く一つの未来像
- Twitterに画像をアップする際はぜひ「Twitter一括アップくん」をご利用ください!
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『AIの遺電子 Blue Age』とは
「別冊少年チャンピオン」(秋田書店)で2020年より連載されている作品で、人工知能(AI)が急激な進化を遂げる起点となる「シンギュラリティ」後の世界を舞台にした『AIの遺電子』シリーズは、本作品が3作品目となっています。
AIは日常的に使われるだけでなく、人格を持ったAIを搭載した「ヒューマノイド」が人口の1割となり、ヒューマノイドは人間とほぼ等しい「人権」を持っている世界で、主人公の須堂光(すどうひかる)はシリーズの中で一番若く、研修医として大きな総合病院で働いています。
『AIの遺電子』は、2017年に「文化庁メディア芸術祭賞 マンガ部門 優秀賞」を受賞しています。
「AIの遺電子 Blue Age」第1巻、発売されました! 国民の1割がヒューマノイドとなった未来の世界を舞台に、若き研修医・須堂光の奮闘を描く1話完結SF医療ドラマです。よければご覧ください!! 試し読み→ https://t.co/QGozAYIpDL 単行本情報→ https://t.co/NslZMPIju7 pic.twitter.com/1YG3J4bNXS— 山田胡瓜・AIの遺電子 Blue Age連載中 (@kyuukanba) April 7, 2021
『AIの遺電子 Blue Age』1話試し読みはこちらからどうぞ!
2175年、ある夫婦が授かった命の話 (1/10) pic.twitter.com/GoUUcPw5we— 山田胡瓜・AIの遺電子 Blue Age連載中 (@kyuukanba) April 8, 2021
AIの正しさと人の非合理的な願いのギャップを埋めるのは?
医学を支える客観的なデータとそのデータに基づき最短距離を示すAIと、人の自己を優先した思いは時に対立してしまう時があります。この物語の中では、ほぼどんな病気も怪我も治り、治療は治るためのものでしかありません。治癒する未来が約束されているこそ選択肢が増え、患者は増えた選択肢にまた悩み、自分の生活や願いを優先するようになります。
身体の状態のモニタリングや検査、手術といった技術はAIが担っている未来の医療現場での「人間の医者の役割」とはなんなのか。AIが選んだ未来のほうが楽で、早く目的地につけるかもしれない。しかし、それだけでは満たされない。
AIというテクノロジーが一般化されるされない関わらず、課題は常に変化を受け入れる「人間」側にあるのだと思います。これから直面するかもしれない課題を一足先に投げかけられているようなストーリーとなっています。
単行本向けに書き下ろされたコラムは必読!
単行本ではマンガの本編では描かれない、その背景の設定にたどり着いた経緯や、倫理的な問題をどう捉えマンガで表現しているかといった山田胡瓜先生の思考の記録を、コラムとして単行本向けに書き下ろしされています。
優秀で疲れず文句を言わないAIやロボットが導入されている世界で、「人間の役割」ってなに?という疑問や、病気や怪我になったとしても、よっぽどのことがない限り自由を奪われることがない未来の医療現場において、福祉や介護といった専門職の方がなにを提供するのか?など、ストーリーに関連したコラムがより作品と近未来への理解と関心を深めてくれます。
山田胡瓜先生の描く一つの未来像
本作品の前身である、『AIの遺電子』では、『AIの遺電子 Blue Age』の後、主人公の須堂光が研修医の経験を経て、人工知能(AI)の専門医として病院を開業し、ヒューマノイドやロボットたちの悩みに寄り添い、治療を施していくSF医療マンガとなっています。人権を持ったヒューマノイドと人間の関係性や、超AIが統治する山田胡瓜先生が描く世界が、オムニバス形式で綴られています。
『AIの遺電子』の続編である『AIの遺電子 RED QUEEN』では、人格をもったAIが生まれた経緯や須藤の過去に迫る1つのロングストーリーとなっており、どちらも人類の未来の一部を垣間見ていると錯覚してしまうくらいリアリティがあります。
『AIの遺電子 Blue Age』から読んでも楽しめる作品ですが、『AIの遺電子』や『AIの遺電子 RED QUEEN』を読むことで、徹底的に作り込まれた山田胡瓜先生の世界を読者も共有でき、物語に出てくるセリフや状況一つ一つがよりリアルに感じられるはずです。
これから迎えるAI技術の実用化された未来では、人間が「どうなりたいか」ではなく、「どうありたいか」という、より生き方を問われる社会になっていくでしょう。『AIの遺電子』シリーズを読んで物語の中で語られる未来と、あなたが考える未来像を是非答え合わせしてみてください。
Twitterに画像をアップする際はぜひ「Twitter一括アップくん」をご利用ください!
山田胡瓜先生は『AIの遺電子 Blue Age』の1話をTwitterにアップする際、アルが提供する機能「Twitter一括アップくん」を利用していただいています。
簡単に大量の画像をアップすることができるので、Twitterにマンガやイラストをアップする時にはぜひご利用ください!
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アルのライターがこれからどんどん記事を書いていきますので、Twitterにマンガをアップする際は、ぜひTwitter一括アップくんを使ってみてくださいね!
人とAIのココロが繋がる時代
本記事画像は山田胡瓜先生がTwitter一括アップくんをご利用になった際の紹介許諾オンを受け画像利用させていただいております。ご協力いただきまことにありがとうございます。