今日は「うるしの日」。1985年の今日、日本漆工協会が日本の伝統文化である"うるし"の美しさを見直して日本の心を呼び戻すことを目的として制定しました。また、平安時代に文徳天皇の第一皇子・惟喬親王が、この日に虚空蔵菩薩から漆の製法を伝授されたと言い伝えられていることが由来とされています。そんな「うるしの日」に読みたいのは...
「週刊少年マガジン」で連載中の大人気将棋ラブコメ『それでも歩は寄せてくる』。主人公は将棋部部長の八乙女うるし。将棋は強いけれど、後輩・歩の「攻め」にはとっても弱くていつか"詰む"かもしれない...というお話です。
「うるし」という名を持つ主人公が活躍する本作。少年誌で連載中のラブコメディ作品にも関わらず、ラッキースケベやエロ要素が一切登場させずに、キャラクターの表情とセリフだけで読者をむずキュンさせる唯一無二の作品です。
...ちなみに、日本の心を呼び戻すことを目的として制定された「うるしの日」ですが、『それでも歩は寄せてくる』8巻ではうるしが修学旅行で京都へ訪れる回がメインで収録されています。とても細やかに描かれている京都の街並みや観光地のシーンは必見です。
選 / ちゃんめい(アルライター)