今日は「いい(11)夫婦(22)日」。余暇開発センターが1988年に制定し、その後「いい夫婦の日」をすすめる会が実施しました。そんな「いい夫婦の日」に読みたいのは...
『セブンティウイザン』は、定年退職を迎えた夫・江月朝一(65歳)と妻・夕子(70歳)がおりなす、全く新しい夫婦の物語。それは、終活がよぎる二人に突然舞い降りた生きたいと思える未来でした。超高齢出産という現実離れした設定を活かした、熟年の夫婦愛にあなたもきっと涙します!
SFのような設定に度肝を抜かれますが、むしろそれを活かした数々のエピソードに胸を打たれました。未来への希望は、それだけで生きる活力になるんだと感じます。超高齢出産は怖いですが、熟年の夫婦愛が感じられる本作は「いい(11)夫婦(22)日」にピッタリの作品です。
選 / イサミ(アルライター)