『肉食JKマンティス秋山〜むしむし料理研究部!〜』マグコミ新連載はカマキリJKが主役 前代未聞の昆虫コメディ!

MAGCOMIで衝撃の新連載作品が登場です。その名も『肉食JKマンティス秋山 〜むしむし料理研究部!〜』!有野金吾先生が描く昆虫の女子高生が主人公のコメディです。

マンティス(mantis)とは。そう、カマキリです。小動物を捕食する肉食性の昆虫のことです。そのカマキリが主人公の物語なのですが、なんと姿は女子高生!マンガ好きで虫好きの方は当然として、虫が苦手な方も本記事を読んでくださっているということは、好奇心が抑えられませんでしたね?それでは、本作の魅力をご紹介しましょう。

衝撃(インパクト)の昆虫(インセクト)女子高生達による料理部コメディ始動!

主人公はカマキリの秋山祈子(いのりこ)。物語の舞台は昆虫人(こんちゅうびと)と呼ばれる人間のように進化した昆虫が人間とともに生活している世界のとある高校です。昆虫人は親しみを込めてむしんちゅという愛称で呼ばれていたりします。

そこで教師をしている人間の中村ちせですが、実は虫がと〜っても苦手なのです。生徒思いの良い先生なのですが、同時に生徒に対して苦手意識を持ってしまっていることに悩んでいました。

なんとか克服しようと考えていたところに、秋山がとある相談を持ちかけてきます。それは、昆虫料理研究部という部活を設立したいというもの。彼女の目的は人間の昆虫食への抵抗感を無くす本当は部費で昆虫を食いたい)こと。中村先生はむしんちゅの生徒とのコミュニケーションによって昆虫への苦手意識を克服できるかもという淡い期待。

部を設立したい秋山と昆虫への苦手意識を克服したい中村先生。ウィンウィンの関係性のように見えますが、問題は昆虫を食べることで克服しようと持ちかける秋山に先生が耐えられるのか。中村先生の前途多難な顧問生活が始まります!

まだまだいるぞ!キュートなインセクト女子高生!

本作の最大の魅力、それは昆虫×女子高生=可愛いの方程式を成立させるほどの有野先生の可愛らしいキャラクターデザインにあります。Twitter上では有野先生ご自身が人間に進化した昆虫の進化過程にミッシングリンクの存在を示唆しひとりごちておられますが、それほどまでに、むしんちゅである彼女たちを愛らしく親しみやすいキャラクターとして描いていらっしゃいます。

昆虫を愛する有野先生だからこそ、並々ならぬ愛情を込めて彼女たちの造形を生み出したのではないでしょうか。1話では秋山の親友でありバッタの井上だけでなく、カラー扉絵で確認できる未登場のキャラクターがおり今後の活躍にも期待が高まります。

🦗秋山の幼馴染であるバッタの井上

🕷まだメインで登場していないインセクトたち!

サソリクモのむしんちゅの姿が確認できます。サソリの尻尾が編み込みの髪型のデザインと重ねて描かれている有野先生のキャラクターデザインのセンスの高さに唸ります

全員並ぶと圧巻です。

昆虫(インセクト)に興味(インタレスト)を持つきっかけに!

昆虫が苦手な方もいるかもしれません。実は筆者も苦手なんです。

幼い頃は平気で昆虫と触れ合えたのに、大人になった途端に苦手になってしまった方はいませんか。それは、現代の生活様式の変化によって昆虫に触れる機会が減ってしまったことや、私たち人間は自分とは異なる形の存在に対し嫌悪感や防衛本能が働いていることが影響しているのかもしれません。しかし、子供はそういった知識や本能の働きが未熟なため強い好奇心から虫と触れ合うことを厭わないのではないかと思うのです。

本作の物語やキャラクターの振る舞いからは、もともと昆虫が大好きな読者はもちろんのこと、苦手な読者に対してもそのイメージを払拭して昆虫の魅力をもっと多くの読者に知ってほしいという有野先生の愛情が伝わってきます

本作を読めば昆虫へのイメージが180度変わるかもしれません。

有野金吾先生の過去受賞作

有野金吾先生が月例マグコミマンガ大賞で受賞された作品もぜひ読んでみてください。幽霊が見える女子高生の苦悩とオカルト研究部を一緒に設立したい男子高校生の青春譚です。非常に高い画力にも注目ですが、鬱屈とした女子高生の心の機微を爽やかな読後感のある結末へと導いています。

🌟2016年4月期 期待賞『向日葵畑でつかまえて

この新連載、ムシできない!!

🦗1話試し読みはこちらから!

OGP画像はMAGCOMI『肉食JKマンティス秋山〜むしむし料理研究部!〜』紹介ページより
https://magcomi.com/article/entry/jkmantis