本日発売『まんがタイムきららキャラット』6月号最速レビュー！12巻発売中の『キルミーベイベー』など7（＋1）作品を紹介！

2021年4月28日の本日は「まんがタイムきららキャラット」6月号の発売日！

表紙は『キルミーベイベー』より、やすな、ソーニャ、あぎりが登場。プラモデルのパーツのように描かれています。「あやまってたべるとしんじゃうよ」の注意書きがキルミーベイベーらしいワードチョイスですね…！

今月はゲスト作品が2本、新連載1本、センターカラー（巻頭カラー含む）が5本ありました。この記事では、「まんがタイムきららキャラット 6月号」に掲載されている作品から、7（＋1）作品をご紹介いたします！

『キルミーベイベー』

殺し屋のソーニャが奇想天外な行動をするやすなに振り回されるコメディ作品『キルミーベイベー』。

6月号では、やすなが手品の腕前を披露します。

キルミーベイベー

（コミックス第12巻のコマを使用しています）

手品教室に通い始めたというやすな。自分の手品の腕前を試すため、あぎりと手品勝負をすることになりました。最初の方から薄々感じていましたが、やすなの芸は手品なのか…？という疑問は、読み進める程に色濃くなってきます。

ステッキやスプーンなど、手品自体はよく知った題材が取り扱われていたものの、結果はやっぱりキルミーベイベークオリティ（褒め言葉）でした！

『ひだまりスケッチ』

美術科のある高校に通う女子高生・ゆのの学園生活が描かれた作品です。

6月号では、大晦日のお話が展開されています。

宮子の家族が送ってくれた牛肉を使った、大晦日のすき焼きパーティの準備が行われました。すき焼きのおいしさはもちろん、住んでいる地域で食べ方が変わる、という風習は広く知られていますよね。豪華な贈りものを前にしたひだまり荘の住民たち。彼女たちの意識の違いに注目が集まりました！

『またぞろ。』

（留年したため）2週目の高校1年生がスタートした女子高生・殊。同級生とは違う視点を持った彼女が、同じ境遇の仲間たちと過ごす学園生活が描かれた作品が『またぞろ。』です。

6月号では、夏休みに入った殊たちの日常が描かれています。

今回は主に、巴のお話。元同じクラスの貴子と充希と過ごす夏休みが繰り広げられています。作品を通して自由な印象がある巴に対して、唯一バイオレンスな対応ができる貴子。そして自由すぎる巴に調子を合わせる充希。3人の会話を聞いていると、実家に帰ってきたかのような安心感に包まれてしまいます！

第1巻は2021年4月27日に発売したばかりです！

『しずねちゃんは今日も眠れない』

口下手で不器用な女の子・しずねは、学校の帰り道に1人で立ち寄ったお店で、絶対安眠の抱き枕を衝動買いしました。その日の夜、抱き枕を置いたベッドに向かうしずね。するとそこには、なぜか可愛らしい女の子が眠っていました。

『しずねちゃんは今日も眠れない』は、不器用な女の子・しずねと、少女に変身する抱き枕・ねねの、解消されない寝不足な日々が描かれた作品です。

6月号では、のの（しずねの友人の抱き枕）が自分にできることを探す旅にでました。

ののは新しい自分に生まれ変わるため、髪色を変えようとしたり、性格を変えようとしたりします。しかし、どれもしっくりこない。世間知らずな彼女が悩みに悩み、最後に出した「ののらしさ」が溢れた答えに、なんともいえぬ愛らしさを感じました！

本作も2021年4月27日に第1巻が発売したばかりです！

『ニチアサ以外はやってます!』

特撮ヒーローや怪獣映画を研究したり、ときには自分たちで撮影したりする部活動「特撮研」。『ニチアサ以外はやってます!』では、「カッコいいヒーローみたいな事がしたいの！」という願いを叶えるべく、あかねが「特撮研」でヒーローの中の人に挑戦する物語が描かれています。

新連載として最初のお話で、新入部員として加入したあかねと苺の歓迎会が行われました。

特撮研の4人で訪れたのはカラオケ。友達とわいわいカラオケを楽しみたい派と、1人でも楽しめる派で意見がわかれる様子が描かれています。筆者は1人でも楽しめる側であるため、部屋に入ってすぐにスマホに耳を当てる苺の姿にたいへん共感しました。（※おそらく苺は自分が次に歌う曲を予習するために、自分だけに聞こえるようにスマホで曲を再生しているのだと思います）

『如月メイボは全力恋愛』（ゲスト）

ポンコツメイドロボのメイボが、ご主人様の理央に恋をする物語『如月メイボは全力恋愛』。

ゲスト掲載最終話となる第3話は、メイボが理央への気持ちについて改めて考え直すお話です。

華凛にアドバイスをもらいに行ったはず理央たちは、最終的にメイボが暴走して余計に迷惑をかけてしまいました。そのお詫びをするために華凛の元へ足を運んだメイボでしたが、謝罪どころか、メイボがいかに理央のことが好きか、というノロケ話を華凛が聞かされる流れになってしまいます。

自然にマウントを取りに来る（自分の優位性をアピールする）メイボに、クスッとくるゲスト最終話でした！

ポンポコタヌキとへっぽこ王子（ゲスト）

舞台に立てば王子様、しかしその実体は気弱で人見知りな女の子・玲音。そんな彼女に憧れた豆子は、人間の世界で演技の勉強をしているタヌキでした。『ポンポコタヌキとへっぽこ王子』には、演劇部のスターに憧れた女の子が、演技を教わるお話が描かれています。

3号連続ゲスト連載の2話目となる今回は、豆子が玲音に演じる際の心構えを学ぶというお話です。

演技力を高めるため、豆子は玲音に演技の際に気を付けているポイントを聞きました。玲音いわく、大切なのは「なりきる」こと。そうして豆子が自分のなりたい姿について考える展開になりました。

5月号につづき、1ページに横長の4コマが1セットという大胆な構図が魅力的です。加えて今回はページそのもののレイアウトがより「タヌキっぽく」なっている点に、注目が集まります！

『NEW GAME NEWS! 』（スペシャルコンテンツ）

5月号にて、最終回までのカウントダウンが始まった『NEW GAME!』。

6月号から始まった『NEW GAME NEWS!』というコーナーでは、これまで作品に携わった方々からのコメントが寄せられています。第1弾は監督・藤原佳幸さん、シリーズ構成・志茂文彦さん、総作画監督&キャラクターデザイン・菊池愛さん、というTVアニメ制作時の主力スタッフ陣からのメッセージが届きました。

NEW GAME！

（コミックス第11巻のコマを使用しています）

アニメ制作時の失敗談、得能正太郎先生のアニメ制作に対する熱意ある姿勢などが語られています。藤原佳幸さんと菊池愛さんにより描かれた特別イラストも必見です！

7月号は2021年5月28日発売！

次回「まんがタイムきららキャラット」の7月号は2021年5月28日発売！

2021年5月27日にはQuro先生の『恋する小惑星』第4巻発売も控えています。来月も「まんがタイムきららキャラット」をお見逃しなく！

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