【12月22日】今日は何の日?何を読む日?

オーストリア・ウィーンのアン・デア・ウィーン劇場にて、かの有名なベートーベンの「運命」が、1808年12月22日、「交響曲第6番」として初演されました。現在の第6番『田園』は、同じ演奏会で第5番として初演されたそうです。そんな「ベートーベン初演の日」に読みたいのは…

のだめカンタービレ』は、誰にも行動が予想できない破天荒なヒロイン「のだめ」を中心に繰り広げられる恋愛模様とクラッシック音楽の世界を、コミカルに描いた作品です。

天才音大生であり、気難しい完璧主義者の千秋真一は、世界的な指揮者を夢見るも、閉所恐怖症のため海外留学ができず自暴自棄になっていました。そんなある日、隣室から聞こえてくる一風変わったピアノソナタに耳を奪われます。吸い込まれるように隣室に行ってみると、ゴミだらけの部屋でピアノを弾く落ちこぼれ変態ピアニスト野田恵と遭遇して…。

あの、誰もがどこかで聞いたことがあるベートーベンの「運命」が、この日に初演されていたとは‼ クリスマス前のクラッシック音楽が似合うこの時期に、ぜひともバックミュージックで流しながら読みたい作品です。久しぶりに読んだ人も、初めて読む人も、突然やってくる爆笑の渦に気を付けて‼

選/そふえ(アルライター)