【新世代YouTube漫画大賞】うえはらけいたさんの『アンチヒーロージェネレーションズ』が最高賞を受賞!!

YouTubeアニメ「テイコウペンギン」などを手掛ける株式会社Plottが開催した「第一回新世代YouTube漫画大賞」の結果が発表されました。

最高賞である「入選」に選ばれたのはうえはらけいたさんの『アンチヒーロージェネレーションズ』です!!おめでとうございます!!

作家さんの躍進にこちらまでワクワクしちゃいますね。

この記事では「新世代YouTube漫画大賞」って?うえはらけいたさんってどんな作家さん?にお答えしていきます!

「新世代YouTube漫画大賞」とは?

「新世代YouTube漫画大賞」はYouTubeを中心にオモシロイを創るエンタメ企業・Plottによって新世代の才能を発掘するべく開催されたコンテストで、「漫画大賞」でありながらマンガだけでなく脚本・動画などクリエイター自身の得意な方法で応募が可能という間口の広さが魅力のひとつです。

そして、記念すべき第一回目「入選」を手にしたのはうえはらけいたさんの『アンチヒーロージェネレーションズ』です!うえはらさん、おめでとうございます!!

『アンチヒーロージェネレーションズ』とは

【あらすじ】 巨大怪獣が出没し、生活を脅かすことが常態化した日本。 その平和を守るのはヒーローを運用する企業「ミカゲ製作所」である。 ヒーローマニアの主人公カネコは晴れてミカゲに就職するが、そこが裏で怪獣を製造し、八百長の戦闘を仕組んでいる事を知る。 …もし自分の仕事が嘘で成り立っているとしたら、あなたはどうしますか?

本作はうえはらさんご自身が「今後の自分の代表作となるマンガだと思う」と語っている作品です。

2年以上前に公開された『アンチヒーロージェネレーションズ』の初期開発作品はこちらから読むことが出来ます。

本作は今のところ作品名とあらすじの発表に留まっていますが、「入選」の副賞としてYouTubeで映像化されることが決定しているので、今後の動きはPlottが運営するYouTubeアニメ「テイコウペンギン」などで告知される予定です。

うえはらけいたさんコメント

受賞作は2年ほど前からずっと、描いては消してを繰り返し、いつまでも完成させることが出来なかった作品でした。 しかし2年間寝かし続けたからこそ今回の賞に応募することが出来たので、奇妙なご縁を感じています。 僕の大切な思い出を詰め込んだ作品なので、ぜひ発表された際には読んで頂けたら嬉しいです。

審査員代表コメント

群を抜いてワクワクさせてくれる作品でした! うえはらさんが長い時間をかけて練った作品なだけあって、メッセージと作品としての面白さが両立していたのがすごく魅力的でした。また、現実とフィクションがうまく混ざり合った大きな世界観を作られており、賞のテーマでもある「新世代」にふさわしいと判断しました。 読み切りアニメ化するのが今から楽しみです!

どんなキャラクターが登場するのか、どのように映像化されるのか楽しみですね。ワクワクしながら待ちましょう!

その他の受賞作品

【準入選】

  • 『Gペン』佐藤ひろき

【佳作】

  • 『XGプログラム』ワカタケ

  • 『ひとりプリマ』城山優

  • 『イマジナリーフレンド』塚原悠史

【期待賞】

  • 『神遣いカラスの卒業試験』祥天音

  • 『高校生はいつも妄想中』ニノマエカイト

  • 『古武術道場 砂島館』槻月沙江

  • 『アンロックミー』泉政秀

    👉あらすじ・作者コメントはこちら

うえはらけいたさんのこれまで

今回「入選」を受賞されたうえはらけいたさんがマンガを描き始めたのは30歳のとき。

勤めていた広告代理店を退職して、幼いころから決めていたというマンガ家になるために27歳のときに美術大学へ。その後、働きながらマンガを描き始め、2020年にマンガ家・イラストレーターとして独立されました。現在はTwitterやnoteなどで数々の作品を発表したり、個展を開催したりと精力的に活動されている作家さんです。

▼初の個展「うえはらけいた行動展示2020-2021」は展示スペースに作業場を再現し、ご自身が実際にそこで作業するというユニークさ。

▼個展の様子は00:00 Studio(フォーゼロスタジオ)で配信されました。

うえはらさんの作品たちは読み手を惹きつける力に満ちています。やさしいタッチで描かれているのでほんわかとした気持ちで読み進めると、急にドキリとさせられるようなセリフや展開が待っていたりします。

そんな作品の中から3つをピックアップしてご紹介!

『カネコが青平台で降りなかった3つの理由』

仕事に慣れはじめた会社員・カネコの心の葛藤を描いた作品。noteの「 #社会人1年目の私へ 」の投稿コンテスト・審査員賞を受賞されています。

コロナ収束したら付き合うふたり』

幼なじみのふたりが出会ってからのおよそ10,000日を描いた物語で、人が大切なものに気づいていく過程が丁寧に綴られています。「第12回コミチ漫画賞・大賞&強化ジャンル賞」受賞作品。

『鳥獣テラ』

「CHINTAI情報局」で連載されていた、もしも現代の暮らしを元に鳥獣戯画図を描いたらというコンセプトで描かれた作品。カエルくんのマイペースさが読むたびクセになる!

もっと読みたい!今後の活動が知りたい!なら、うえはらさんのTwitterとnoteを要チェックです。

第二回も開催予定!!

2021年に「第二回新世代YouTube漫画大賞」の開催予定であることが発表されました!

第一回は2020年8月下旬から応募が開始されたので、第二回の時期もその辺りになるのでしょうか。続報を待ちましょう。

我こそはというクリエイターさん、Plottの本気をいい意味で利用して新たな一歩を踏み出してみませんか?

OGP画像は株式会社Plott のプレスリリースより