本日発売『まんがタイムきらら』11月号最速レビュー!あの雑誌とのコラボで注目が集まる『しあわせ鳥見んぐ』など7作品を紹介!

2021年10月8日は「まんがタイムきらら」11月号の発売日!

jpg表紙は『しあわせ鳥見んぐ』より、すずが描かれています。楽しそうなすずに手を引かれる翼。今日は一体どんなしあわせを見つけに行くんだろう、というワクワクが伝わってくる表紙ですね…!

今月はゲスト作品が4本、新連載が1本、センターカラー(巻頭カラー含む)が5本ありました。この記事では、「まんがタイムきらら」の11月号に掲載されている作品から、連載作品3本、ゲスト作品4本の、合計7作品をご紹介いたします!

『しあわせ鳥見んぐ』

芸術大学に通うすずが、鳥好きのとの鳥見を通じて、自分の知らない新しい世界のしあわせを見つける物語。『しあわせ鳥見んぐ』は、わらびもちきなこ先生により描かれている作品です。

11月号では、探鳥会に参加して鳥見を行うすずと翼の様子が描かれています。

「探鳥会とか行けばもっと詳しい人なんてたくさんいますし」と言った翼に誘われて、探鳥会にやってきたすず。同じく探鳥会にやってきた子供たちと共に、鳥に詳しいあすかのガイドで鳥見を楽しむことになりました。


今回の鳥見でメインとなるのは「ヒヨドリ」。ヒーヨヒーヨという鳴き声が特徴的な鳥です。しかし翼は何度鳴き声を聞いても「ピーヨピーヨ」と聞こえるそうでした。わかります。スズメも鳴き声が名前の由来と言われますが(※)、流石にスズとは聞こえないですよね…。

という具合に、ゆったりと流れる鳥見の時間を楽しめるお話でした。来週も探鳥会のお話が続く模様です。進級展で溜まった疲れを存分に癒やし、羽を伸ばして欲しいですね!

どうやら詳しいのは鳥だけじゃないあすかさんの正体も気になる11月号でした!

(※スズメの名付けには諸説あります!)

わらびもちきなこ先生の前作『佐藤さんはPJK』もオススメですよ!

佐藤さんはPJK (全2巻) Kindle版

『えるくえすと!~勇者エルヴィーラは現実世界に転移しました~』

ゲームの世界から転生してきた女の子が、現代のゲーム屋さんでアルバイトに励む日常を描いた物語。『えるくえすと!~勇者エルヴィーラは現実世界に転移しました~』は、むらさき*先生により描かれている作品です。

11月号では、急きょ開催された撮影大会の様子が描かれています。

勇者の服を身にまとったエルヴィーラと、僧侶の服を身にまとったルチアと共に、今日はなぜかお姫様の様な服装のましろが一緒にいました。その背景には可愛い看板娘たちを写真に収めたい店長・こはるの思惑があった様子です。


セリのドレス衣装にましろのお姫様衣装など、普段はおとなしめな服を着ている登場人物たちが豪華に着飾っており、目の保養になる回でした。

普段からゲームの中の派手な衣装を身にまとうエルヴィーラやルチアも、他ジョブの衣装を身にまとっており、それはそれで眼福です…。ああ、こんな可愛い女の子たちと冒険するゲームをプレイしたい!

そして語られる、撮影大会を開こうと決意したこはるの胸の内に心動かされる11月号でした!

『蜂も刺さずばうたれまい』(新連載)

元ヤンの過去を隠しながら、平和な女子高生ライフを謳歌するすずめの物語。『蜂も刺さずばうたれまい』は、るりえ先生により描かれている作品です。

新連載最初のお話では、他校生に絡まれている咲姫を助けに行くすずめたちの様子が描かれています。

舎弟になることを断られた咲姫は、勢いよく教室から飛び出していってしまいました。しかし、窓の外を見るとどうやらまだ咲姫は見える位置にいます。誰かと話している様子です。どうやら咲姫と話しているその人物は、かつてすずめが総長時代に因縁があったチームのメンバーのようでした。


咲姫が絡まれている様子を見たすずめは「とにかく助けに行ってやんねーと!」と、迷わずに咲姫の元へと向かいます。最初からずっと元ヤンとは思えないほどいいヤツですよね、すずめさん…。

今回のお話を読んでいて、もしかして総長になった理由って誰かのためだったのかな…と思ってしまいました。そうすると今後のお話で出てくるであろう、総長時代の仲間たちとのエピソードが俄然気になってきます。もちろんこれは、今のところ筆者の妄想でしかありませんが…!

きっと総長時代も悪人ではなかったんだろうな…とほっこりする11月号でした!

『それでは、ステキなセッションを。』(ゲスト)

『それでは、ステキなセッションを。』は、福きつね先生により描かれているゲスト作品です。

高校卒業後、アルバイトをしながらベースのプレイヤーとして活動する女の子・是沢芽依は、音楽の世界に夢を見る女の子です。しかし卒業して1年、サポートベースとして音楽の世界を見てきた芽依は少しだけ将来に不安を覚えていました。そんな彼女の前に、ある日突然「お助け妖精」のてんが現れたのです。


強烈に心をくすぐられるカラーページから幕を開けました。

本作では夢を追いかける1人の女の子が描かれています。ワクワクはしているけど、何者でもない自分に抱く漠然な不安。夢を追うって不安だよね…と、夢を追っていた経験のある人ならば思わず彼女に共感してしまうのではないでしょうか。

しかしそんな不安だけじゃ終わらないのが本作。生まれ変わる日があるならば今日なのではないか、という言わんばかりに、不思議な妖精との出会いを果たします。この妖精、一体何者なの…!?

2話と3話への期待が高まりっぱなしのワクワクなゲスト掲載1話目でした!

『ゆりっと♡かんちがい』(ゲスト)

『ゆりっと♡かんちがい』は、桜那えいか先生により描かれるゲスト作品です。

晴れて七海さんと友達になれた百合花。しかし自分から話しかけにいけない百合花は、七海さんに対してまだ心の距離を感じている様子でした。そんな2人の関係を見守っていたクラスメイト・藤咲さんのはからいで、七海さんの趣味の読書を通じて仲を深めよう、という展開が繰り広げられます。


筆者には、2人で本を読む、という発想がなかったので今回のお話は目からうろこが落ちるようでした。不器用な距離の詰め方は青春っぽさがふんだんに表現されてて素晴らしいですね!

一つのソファに隣同士で座り合い、時々肩が触れてドキドキする…。もちろん、七海さんが。百合花がヒロインかと思っていましたが、すっかり立場が逆転していましたね…。

勘違いが解けたとき、どうなってしまうのか…続きが気になるゲスト掲載2話目でした!

『Vドルあーかいぶ!』(ゲスト)

『Vドルあーかいぶ!』は、小森くづゆ先生により描かれているゲスト作品です。

ゲスト掲載2話目の今回は、パソコンすら持っていなかったリコが配信機材を揃えるため、先輩配信者の真冬と一緒に秋葉原にやってきました。配信に対して意気込み十分なリコでしたが、不慣れなパソコンの世界にはタジタジの様子です…!


初心者にとって、秋葉原でパソコンを選ぶって意外と難しいんですよね…。真冬から語られる難解な自作パソコンの話は、1度には理解しきれないのでは…と感じるほどマニアックでした(しかし、基本的なことを丁寧に説明してくれてるだけなんです…!)。

案の定オーバーヒートしてしまったリコ。そして熱を帯びたままの頭で「ここだけは妥協できないポイント」を絞り出しますが、ふゆから「悲しきモンスターみたいなこと言うね」と鋭い突っ込みをされてしまいます。この掛け合いにはクスッときてしまいました。

ほんわかしている2人のパソコン選びの様子を、ぜひとも味わってくださいね!

『桜色プルーフ』(ゲスト)

『桜色プルーフ』は、妄想先生により描かれているゲスト作品です。

お目当てのスイーツを探している途中、一穂に出会った来実。世間話をしているなかで、一穂は初めて事件の依頼を受け取ったことを話してくれました。知るだけならよかったのですが…もちろん今回も、来実は事件の調査に巻き込まれてしまいます。


今回届いたのは「呪われた部室」の調査依頼でした。調査への参加を拒否する来実は、どうやら怖い話が苦手な様子。クールな彼女の意外な弱点が判明したことで、物語にグッと惹き付けられました。もちろん事件の内容は今回も興味深いです。噂通りホラーな結末なのか、はたまた思いもよらぬ結末なのか…。ストンと腹に落ちる推理の結末に注目です!

今回は4話連続ゲストの2話目でした。筆者は残り2話の中で来実と彼女のお姉さんについてのお話が展開されることをコッソリ期待しています…!

次回12月号は2021年11月9日に発売!

スロウスタート

(※コミックス第1巻のコマを使用しています)

次回12月号は2021年11月9日に発売します。表紙は文化祭の余韻に浸っている最中のあの作品から。今月も掲載されているゲスト作品の続きも多数掲載される予定ですので、お見逃しなく!

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まんがタイムきらら 2021年10月号 [雑誌]
まんがタイムきらら編集部/著

OGP及び記事内画像はTwitterまんがタイムきらら編集部公式アカウントのツイートより
https://twitter.com/mangatimekirara/status/1446309570624638980