本日発売『まんがタイムきららキャラット』8月号最速レビュー！コミックス第7巻発売中の『ブレンド・S』など9（＋1）作品を紹介！

2021年6月28日は「まんがタイムきららキャラット」8月号の発売日！

表紙は『ブレンド・S』より夏帆と苺香が描かれています。光の当たり方から夏を感じる爽やかなデザインですね…！

今月はゲスト作品が6本、センターカラー（巻頭カラー含む）が5本ありました。この記事では、「まんがタイムきららキャラット」の8月号に掲載されている作品から連載作品3本、ゲスト作品6本、そしてスペシャルコンテンツ1本の、合計10作品をご紹介いたします！

『ブレンド・S』

外国人にあこがれる苺香の目標は海外留学。そのためにひたむきに今日もアルバイトに励んでいます。お客様を罵倒する「ドSキャラ」のウエイトレスとして！

『ブレンド・S』は、中山幸先生により描かれている作品です。

ブレンド・S

（※コミックス第1巻のコマを使用しています）

8月号では、花嫁修業の第一歩を歩んだ苺香の様子が描かれています。

以前のお話で両思いになり、ディーノとの結婚生活を視野に入れるようになった苺香。ディーノに長生きして欲しい、ということで規則正しい生活習慣を身につけて貰うよう提案します。そこで一方的に頑張らせるわけにはいかないと感じた苺香は、花嫁修業も兼ねて料理の勉強を始めるのでした。

何を作ったら良いのだろうと悩む苺香が、最初に振る舞う手料理に選んだのは筑前煮。苺香らしいチョイスだと感じました。気になるのは料理の腕前の方ですが、こちらの方にはとある問題が…。新婚生活かよ！と思わず突っ込みたくなる8月号でした！

『NEW GAME!』

あこがれのゲーム会社でデザイナーとして働く女の子・涼風青葉が、彼女の同僚と共に夢に向かってお仕事に励む物語。『NEW GAME!』は、得能正太郎先生により描かれている作品です。

NEW GAME！

（※コミックス第4巻のコマを使用しています）

8月号では、ゲームの完成が近づくイーグルジャンプの様子が描かれています。

何やら大荷物を抱えて出社してきた青葉。バッグの中身は全てお菓子でした。新作ゲーム「フェアリーズストーリー4」の完成を目前に、開発に携わってきた仲間ともう一踏ん張りするための、ちょっとしたサプライズ。こうしてイーグルジャンプは、1つの大きなプロジェクトの完結を予感させるような雰囲気に包まれるのでした。

16ページという大ボリュームの8月号でしたが、1ページ1ページに青葉が歩んだ歴史が刻まれているように感じました。単純にお菓子を配り歩いているわけではなく、「これがいいかな」と呟きながら、1人1人の個性に合わせたお菓子を送る青葉。本作を第1巻から追いかけてきたアナタなら、思わず涙腺が緩む1話になるのではないでしょうか。

『メイドさんの下着は特別です。』

東京で住み込みのメイドをすることになった蘭子。気合い十分な彼女を待ち受けていたのは…恥ずかしい制服でご主人様のお世話をするランジェリーメイドの仕事でした。『メイドさんの下着は特別です。』は、みらくるる先生により描かれている作品です。

8月号では、アイドルユニット「ランジェリ娘」として活動する蘭子たちが描かれています。

エマの知り合いのライブハウスがオープンするにあたって、蘭子たちはスタッフとして手伝いをして欲しいとお願いされました。しぶしぶながら、承諾する蘭子。さっそくスタッフの衣装に着替えてみると、それは「アイドルの衣装」でした。

「ランジェリ娘」の衣装はメイド服とアイドル衣装を上手に合わせたような、かわいらしい出来映えでした。いつもエマから渡されるような布面積が少ないコスチュームではありませんでしたが、みらくるる先生のこだわりが確かに感じられます…！

蘭子から飛び出した「さすツカ（さすがツカサちゃん）」を積極的に使っていきたくなるほど、かわいい衣装を着たツカサにも注目です！

『ササエルの中には誰もいない』（ゲスト）

『ササエルの中には誰もいない』は、こめつぶ先生により描かれている3号連続掲載のゲスト作品です。

春から高校生になる駒蔵小依は、実家を離れて送る新生活への期待に胸を膨らませていました。親の目を気にせず徹夜でゲームができる日々に心躍らせていた小依。しかし彼女を待ち受けていたのは、天使ササエルになりきって笹かまぼこを売るという大役だったのです。

天使ササエルの衣装はワンピースタイプのコスチュームにクリーム色のウィッグだけ。着ぐるみよりはコスプレに近い衣装なため、自分が頼まれたら断るだろうな…と筆者は考えていました。

そんな背景も相まって、見返りに欲しさに結局引き受けてしまう小依の素直な性格は微笑ましい限りです。次回のお話で小依は何をさせられてしまうのか…と期待してしまうゲスト掲載1話目でした！

『この恋愛は非実在?』（ゲスト）

『この恋愛は非実在?』は、むりょたろ先生により描かれているゲスト作品です。

電車に乗れば同性に噂されるくらい背が高くてかっこいい女の子・天野りくには最近ハマっていることがありました。それは、ネットゲーム。放課後はもっぱら、ゲームの世界を男の子のアバターで満喫するのでした。しかし今日はいつもと違って、なんだか危なっかしい初心者プレイヤーが目に入ってくる…！

『この恋愛は非実在?』で出てくるゲームはMMORPG（数千人規模のプレイヤーが同時に参加できるオンラインゲーム）です。MMORPGの醍醐味はプレイヤー同士の交流。ルーム全体にメッセージを飛ばしてしまうというあの恥ずかしさを経験したことのあるゲーマーなら、きっと本作にも共感できるはず！！

『みちくさステップ』（ゲスト）

いつもとは違う放課後の帰り道、草むらを抜けた先で出会ったのは、道草をしている1人の女の子でした。『みちくさステップ』は、黒猫のそれ先生により描かれているゲスト作品です。

ゲスト掲載2話目となる今回は、勇気を出して園芸部に訪れた一花の様子が描かれています。

園芸部に入る決意を固めた一花は、勇気を出して部室の前までやってきました。すると背後から、園芸部員のみのるに声をかけられます。遅れて一緒に道草をした女の子・珠音や、後輩の咲季が集まってきて、謎に包まれた園芸部の活動内容が明かされるのでした。

園芸部が集まるのは週2日。あとは部員の集まり具合で活動方針を決めるという、ゆるい集まりです。しかし、それが良い。「水はやりすぎるくらいでいいよ」「水やりも手入れも終わったらあとは部室でだらだらするだけだよ」といったセリフの絶妙な心地よさが心に染み渡ります。誰も傷つけない、優しい世界にもっと浸りたくなるゲスト掲載2話目でした！

『魔界に天使がやってきた』（ゲスト）

魔界の学校に通うエリナはある日、1人の天使と運命的な出会いを果たすのでした。『魔界に天使がやってきた』は、わたなべみづ先生により描かれているゲスト作品です。

ゲスト掲載2話目となる今回は、天使のリリアが初めてクラスにやってくる様子が描かれています。

空き教室で出会ったリリアは、転校生としてエリナのクラスにやってきました。すぐに馴染めそうな様子を見せるリリア。よかったよかった。そう思う一方でエリナがクラスで距離を置かれているという状況が目立ち始めます。

2人きりの出会いが描かれていた前回と異なり、今回は大勢のクラスメイトがいる教室に仲間入りします。記憶喪失の天使という2つの秘密を抱えたリリアがクラスメイトと会話する様子を見守っていると、思わずエリナと一緒にハラハラしてしまいました。

そしてリリアがクラスに溶け込むほど、エリナの少し気まずい顔が胸を締め付けます。いつもと様子が違うな、気づいたあとのリリナの優しい行動が心に染みるゲスト掲載2話目でした！

『シュガーインシュガー』（ゲスト）

『シュガーインシュガー』は、原作/作画：結城紅先生/鳴海翠先生により執筆されているゲスト作品です。

砂糖院家に仕える・チリは、お嬢様のためにおいしいご飯やお菓子を作るコック。今日もできたてのお菓子をお嬢様に届けます。そこで見つけたのは、大量の角砂糖が積み上げられたティーカップ。これ以上甘やかすと病気になってしまう…！と考えたチリは、お嬢様に糖分摂取を控えて貰うことに決めたのでした。

初登場のときに引き続き、相変わらず甘々の食生活を送るお嬢様。近いうちに病気になるであろう特殊な食生活にメスが入って安心しました。チリによる厳しい食事制限が行われ…ん？これは厳しい…のか？

ちょっと甘やかしすぎかも？と思わせるようなメイドの愛情が心を温めてくれるゲスト作品でした！

『本当にまおうサマ』（ゲスト）

『本当にまおうサマ』は、よしなお先生によって描かれるゲスト作品です。

物語の主役・ののかの家には魔王が住み着いています。「これで弱き人間共を征服するのに一歩近づいたわ!!」と恐ろしいセリフを口にする魔王ですが、ののかは全く相手にしていませんでした。それもそのはず、この魔王「めちゃくちゃ弱い」のですから。

弱い魔王と暮らしている、という設定だけで癒やされます。魔王は魔法が使えるのですが、少女の手のひらサイズの炎を出したり、拾ってきたコウモリを召喚したりするだけで、全然恐ろしくありません。極めつけにはののかに叱られて床掃除をする魔王。平和すぎる…。

弱さ全開の魔王と、ちょっと強気な少女・ののかのコンビネーションが絶妙なゲスト作品でした！

「NEW GAME NEWS!」（スペシャルコンテンツ）

今秋の完結に向けて8月号も見逃せない『NEW GAME!』。

7月号に引き続き、今月もTVアニメでキャラクターを演じた声優さんからのコメントが寄せられています。今回登場したのは「朝日奈丸佳さん（桜ねね役）」「森永千才さん（阿波根うみこ役）」「喜多村英梨さん（葉月しずく役）」の3名です。

NEW GAME！

今回も3名からの作品愛が伝わるコメントに心が温まりました。印象に残ったのは筆者が声優という仕事に思わぬ気づきを得られた喜多村英梨さんのコメント。ぜひ注目してみてくださいね…！

次回9月号は2021年7月28日に発売！

次回は9月号は2021年7月28日の発売です。予告通り『ポンポコタヌキとへっぽこ王子』の新連載も始まりますので、お見逃しなく！

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