月刊モーニング・ツーで連載が始まって間もない『銀河のカーテンコール』。北駒生先生が描く年の差40歳の大人ラブストーリーです。
北先生の描く麗しいカラーイラストからは、端正な人間ドラマを想像するかもしれません。しかし、この恋物語はそれだけではありません。素直な感情のままに自由に生きづらくなってしまった大人が、ようやく自分の中に見つけた純粋な思いと不器用にも向き合い、前を向いていこうとする物語です。
【年の差の恋】先週発売になったモーニング・ツー4号、もう読んでもらえましたか? 北駒生さんが描く新連載『#銀河のカーテンコール』、美麗なカラー4pから始まる「一度は終わった者同士が新たな人生を描く」物語です。どうぞご一読下さい!https://t.co/qUY501dpKa #モーツー #北駒生 #銀カー— 【公式】『銀河のカーテンコール』《北駒生モーツー新連載》 (@gingano_cc) February 27, 2021
終わってしまった2人は出会う
ガラケーさえ持っていない、メールも電話も繋がらないその人を探し求めて息を切らせる女性。彼女は合歓木眞(ねむのき・まこと)、30歳。相手の名は誠二郎、70歳。その年の差、40歳。
2人の出会いにはある共通点があったのです。
【モーツー5号好評発売中!】
北駒生氏の新連載『銀河のカーテンコール』は第2話が掲載!婚約を解消した眞( 30歳)と庭師を引退した誠二郎(70歳)、「終わった」者同士は、出会ったその日に意気投合し会話を重ねていく。40もの年の差をものともせずに…。 pic.twitter.com/ixbypw6i6S— モーニング・ツー(毎月22日発売!) (@morningtwo) March 24, 2021
🙍♀️「恋」が終わった女性、合歓木眞
図書館司書で幼い頃から小説が好きだった眞。彼女には婚約者がいるのですが、とても合理的な彼に対し、自分の情緒を押し殺してまで「いい彼女」を演じることに疲弊していました。俯いた彼女の目に映りこんだのは庭で咲く星形の花。その瞬間、ふと力が湧いてきた彼女は婚約破棄を決断します。
【モーツー新連載!】はじめまして。今日発売のモーニング・ツー4号より新連載、北駒生(きたこまお)氏『銀河のカーテンコール』。公式アカウントも今日からつぶやきますので、よろしくお願いします! #北駒生 #モーツー #モーニング #銀河のカーテンコール #銀カー pic.twitter.com/JalMYccg7z— 【公式】『銀河のカーテンコール』《北駒生モーツー新連載》 (@gingano_cc) February 22, 2021
その事実を友人に打ち明けるタイミングを逃し、半ば躍起になって第2の人生を踏み出そうとする眞。
「第1巻・終わり(完)」って感じなんですけど このあと このあとお時間ありますかァ?
そんな恋を終わらせたばかりの眞が出会ったのが、誠二郎でした。
👨🦳「キャリア」が終わった男性、誠二郎
一方、誠二郎は70歳になる熟練の庭師。最後になるはずだった仕事を終えて、込み上げてきた感情が「参った、まだ足りん」。仕事に未練が残っていることに気づきます。
モーツー4号より新連載『銀河のカーテンコール』より。北駒生さんによる下絵を公開。ここから仕上げが加わります。#北駒生 #モーツー #銀河のカーテンコール pic.twitter.com/FwnGTkiAQt— 【公式】『銀河のカーテンコール』《北駒生モーツー新連載》 (@gingano_cc) February 28, 2021
後輩を前に引退を撤回しようとするも、完全に見送りムードの中とうとう撤回を言い出せず、あっけなくキャリアが終わってしまった誠二郎。花束という名の未練を抱える彼の前に現れたのが眞です。
それが終わりの見えない片恋だったとしても
恋とキャリアが終わってしまったことをきっかけに同じ場所で出会ってしまった彼らは、2人だけの二次会で会話を弾ませます。
誠二郎の庭造りへの未練がまだまだ人生先の長い眞の心に深く刺さるのです。
「手放したくねえ」終わりの見えん片恋みたいなもんですよ。んな経験もないくせになぁ
眞は祖母からの昔話で誠二郎が眞の家の庭の改修を手がけていたことを知ります。それが、あの婚約破棄を決意した瞬間に見ていた星型の花だったのです。
北駒生『#銀河のカーテンコール 』、カラーページのズームアップ。#モーツー #北駒生 #銀カー pic.twitter.com/17IwIKos3d— 【公式】『銀河のカーテンコール』《北駒生モーツー新連載》 (@gingano_cc) February 27, 2021
ある日、図書館で再び眞の前に現れた誠二郎。眞の足は衝動に駆られるがごとく彼の元へ駆け出していました。そしてそのまま彼の手を取ります。
少し早い人生のエンドロールが流れ出していた2人に、早くも新たなプロローグが開幕した瞬間です。怒涛の展開に読者は席を立つことができません!
【明日発売】
モーニング•ツー6号に、北駒生さんの新連載
『銀河のカーテンコール』第3話、掲載です。
年の差40の二人、その心の距離は縮まるのか注目です!
第1話の試し読みはこちらから▶︎https://t.co/EPhnL8itJ7#北駒生 #モーツー #銀河のカーテンコール #年の差 pic.twitter.com/gL4mMziRAM— 【公式】『銀河のカーテンコール』《北駒生モーツー新連載》 (@gingano_cc) April 21, 2021
年上の相手に思い焦がれた経験がある方は少なくないでしょう。それは恋ではなく憧れだったのかもしれないと思い出に浸ることもあるかもしれません。その年の差が40だったとしたら。そして、もう自分もいい大人と言える身だったとしたら。その感情に名前をつけられるでしょうか?
やっとありのままの感情を起点に新たな人生を歩もうと決意した彼女と、生粋の庭師であり植木と仕事への未練ともいうべき愛を貫く誠二郎。2人が見据える先は、まだ決して同じものであるとも、交わっているとも言えません。眞の衝動に対して筆者が彼女の立場なら、恋と名づけるにはまだ早いと二の足を踏んでしまいそうです。
【二人の年の差40!】
『あさめしまえ』『火色の文楽』の #北駒生 さん最新作、
『#銀河のカーテンコール 』。
モーニング・ツー6号に第3話掲載です。
新たにできた大切なもの、言葉、そして人。
丁寧に紡がれる物語、巣ごもりGWに堪能して下さい。
第1話は無料で読めます
▶︎https://t.co/Z0DW2uuDPG pic.twitter.com/aDpTtWHM4d— イワマ (@hi_iwama) April 24, 2021
しかし、眞は誠二郎のもとへ駆け出しその手を取りました。読者は終わりの見えない片恋だとしても、眞の衝動の行く末を見守る他ないのだと思い知らされるのです。
『銀河のカーテンコール』は2021年4月22日発売のモーニング・ツーにて第3話が掲載されています。物語は始まったばかり。この年の差がどのように距離を縮めていくのか、気になりますよね?本作との距離を縮めるなら今です!
ぜひ、一緒にこの物語のカーテンコールを見届けましょう。
北駒生先生が描く過去作のヒューマンドラマにも心揺さぶられる
北先生の過去作『あさめしまえ』や『火色の文楽』もオススメです。
『あさめしまえ』
朝ごはん食堂に訪れるさまざまな人間模様を描いたお腹も心もほっこりする、栄養満点ヒューマンドラマです。作中では朝ごはんに作りたくなる料理のレシピを紹介するページも描かれているのが推しポイントの一つ。お腹が空くのも当然ですが、読んだ次の日はちょっと早起きして朝ごはんを作りたくなります。
『火色の文楽』
「バレエ界の星」と評され期待の星だった主人公。怪我によりその道を絶たれた先に人形浄瑠璃・文楽と出会います。最上の芸を追い求めて400年の伝承を受け継ごうとする若者たちを熱く描いた物語です。第22回文化庁メディア芸術祭・マンガ部門にて審査委員会推薦作品に選出されました。
読売新聞さんの「火色の文楽」の記事をこちらでも。大きくご紹介いただき光栄です。ありがとうございました!
ポップな見出しと濃密な記事にハート掴まれました。ヒキが強くて中身が濃いお仕事って好きだなぁ。モエた!! pic.twitter.com/eblrJxAIqx— 北 駒生 (@kitakoma0) December 6, 2017
🍙『あさめしまえ』の試し読みはこちら
🔥『火色の文楽』の試し読みはこちら
OGPはモーニング公式サイト『銀河のカーテンコール』掲載ページより
https://morning.kodansha.co.jp/c/ginganocurtaincall/