本日発売『まんがタイムきらら』5月号最速レビュー！第3巻発売中の『奥さまは新妻ちゃん』など11作品をご紹介！

2021年4月9日の本日は、芳文社のマンガ雑誌「まんがタイムきらら」5月号の発売日！

表紙は『あっちこっち』より、つみきが描かれています。ゴシックロリータな着物のデザインは、目新しくてつい魅入ってしまいますね…！

今月はゲスト作品が7本、新連載が0本、センターカラー（巻頭カラー含む）が5本ありました。この記事では、「まんがタイムきらら 5月号」に掲載されている作品から、11作品をご紹介いたします。

『あっちこっち』

素直になれない少女・つみきと、鈍感な伊御のくっつきそうでくっつかないラブコメディです。

今回のテーマは、都々逸（どどいつ）。短歌や俳句の仲間です。

この前聞いた都々逸の話なんだけど〜から始まり、なんだか過激な都々逸の話題が次々と浮かび上がります。やがて、つみきたちを都々逸で表現する展開に。だんだん、マンガの話をしているときは常に都々逸が頭に浮かんできそう…、と思ってしまうほどの中毒性のあるお話でした！

『奥さまは新妻ちゃん』

お嫁さんの新妻ちゃんと、旦那さんのだーくんが送る新婚生活が描かれた作品です。

奥さまは新妻ちゃん

（第1巻のコマを使用）

今回（5月号）は、新妻ちゃんとだーくんが過ごす2人きりのクリスマスが展開されています。

待ち合わせ場所に現れた新妻ちゃんの、いつもとはちょっと違う服装。とてもよく似合っていました…。しかし、2人はチキンを購入してまっすぐ家に帰った模様。今回のお話の中心では、オシャレをしたのに外食せず、2人きりのクリスマスを自宅で過ごした理由が、語られています。

『しあわせ鳥見んぐ』

すず、翼、ひな。大学生の女の子3人がバードウォッチング（鳥見）を楽しむ物語です。

今回（5月号）は、すずと翼の2人で鳥見に出かけているお話の続きが描かれています。

ひとつ前のお話で、岬から厳しい言葉をかけられたすず。本人にも思うところがあったようで、制作の筆が止まってしまいました。そのような中で出かけた翼との鳥見。翼は岬の言葉に独自の解釈を沿えて、すずに語りかけます。鳥を長く見てきた翼だからこそ導き出せた翼の温かい言葉に、優しい気持ちになれるお話でした！

『むすんで、つないで。』

神隠しから帰ってきた少女・花ノ子と、元同級生の女子高生・つなぐが送る日常が描かれた作品です。

むすんで、つないで。

（第1巻のコマを使用）

5月号では、小学生組がクラスで自由研究の発表を行いました。

自分たちが経験した神隠しという難しいテーマを取り扱っていましたが、練習の甲斐あって上手にできた様子です。結局神隠しの真意を突き止めることはできませんでした。しかしこれから先、同じ状況に陥った誰かを助けることができるように日記をつけよう、という流れに。本作らしい前向きな展開が今回も見受けられました！

『おかるてっと!』（ゲスト）

ゲスト1本目は、守木涼先生の『おかるてっと!』です。3話連続ゲストの3話目のお話になります。

怖いという気持ちに憧れを抱いている女の子・かなが、オカルト研究部に入部して、好きなことに向き合う物語です。第3話となる今回は、幸の話が展開されます。

当初より、呪い好きという意外性を抱えていた幸。彼女が1人で茂みに入っていくところを、偶然かなが目撃します。後をつけることが悪いとわかっていながらも、かなは幸を尾行。そして呪いの現場を目撃してしまいます。幸が呪いにこだわる理由が明らかになった第3話でした…！

『ゆらめきラグーン』（ゲスト）

ゲスト2本目は、花宮みぃ先生の『ゆらめきラグーン』です。3号連続ゲストの1本目として掲載されています。

本作は、絵本やおとぎ話に憧れる少女が、オーロラみたいにキラキラした目をもつ人魚と送る、ちょっと変わった日常生活が描かれた物語です。内気な自分に悩んでいた女の子に、突然現れた人魚・エリーがグイグイ話しかけてくる。そのやりとりには、ゲスト掲載1本目とは思えない安心感がありました…！

内気な少女に関しては、まだ自己紹介もしていない状況。後2本で2人の関係性はどこまで深まるのか。はやく続きが読みたいです…！

『ひがえり異世界と魔女の本』（ゲスト）

ゲスト3本目は、ゆうきそにすけ先生の『ひがえり異世界と魔女の本』です。3話連続ゲストの1話目として掲載されています。

本作は、「異世界研究部」という変わった部活動に加入した月森雷斗が送る日常生活が描かれた作品です。いまや定番となった異世界ジャンルの作品ですが、本作は、部活動として異世界と現実世界を行き来する、という斬新な設定に特徴があります。

まずは体験入部から異世界に慣れていく。そんなふわっとした感覚で楽しむ異世界にはどのような魅力、そして危険が潜んでいるのか。異世界とゆるさの共存が今度どのように展開されるのか、気になります！

『あじさいチャンプルー』（ゲスト）

ゲスト4本目は、七夕入籍先生の『あじさいチャンプルー』です。

編入試験に合格した志麻が、お嬢様学校で送る学園生活が描かれています。

「尻ノ宮学園」（学園の名前）や「お嬢様科」（普通科、商業科のような区分）という作品独自の世界観が特徴的な作品です。志麻は普通科に編入し、お嬢様になるための努力をするところからスタートしました。

夢はお嬢様の中のお嬢様、「トップお嬢様」。…「トップお嬢様」とは一体何なのか。そして最初から視界に入っていたあのギャル達は何なのか…。そのテンションに振り落とされないように…！

『ドロップ』（ゲスト）

ゲスト5本目は、あんどー先生の『ドロップ』です。ゲスト掲載3話目になります。

天使のリリーと共に送る、15歳の夢の日常生活が描かれた作品です。直近1ヶ月の間、不幸に巻き込まれ続けていた夢。それは悪魔の仕業でした。悪魔に対抗できる天使のリリーが来てからは、不幸が減り、最近では食生活まで改善されてきます。いつまで夢の元にいるのかわからないけど、いつまでもいて欲しい。優しい物語の3話目でした！

『ウサうさ！-Rabbit To Bunny-』（ゲスト）

ゲスト6本目は、こだまなおや先生の『ウサうさ!』です。5月号では2話目が掲載されています。

小学校のウサギ小屋で飼育されているウサギたちが、あらゆる手段で小屋からの脱出を試みる作品です。主人公はウサギたちなのですが、ウサギ同士で話をする際は小さい女の子に擬人化されるため、頭にスッと内容が入ってきます。小屋の外の世界を知らないうさぎたちなりの奔走に、心温まる作品です！

『しゅーしゅーまにあ』（ゲスト）

ゲスト7本目は、トョム先生の『しゅーしゅーまにあ』です。ゲスト第1話として掲載されています。

本作は、パンについているおまけシールを集めている、という秘密を隠したい主人公・りなが繰り広げる物語です。秘密がバレて周りに気を遣われることを恐れているりな。まだ集めてるの？なんて言われたら傷ついてしまう。その気持ちは筆者にもわかります。しかしその気持ちを抱いているのは、りなだけではないのかも…？

次回6月号は2021年5月8日に発売！

次回の「まんがタイムきらら 6月号」は、2021年5月8日に発売されます。通常の毎月9日発売の予定から1日はやい発売ですので、お間違えなく！

今週はゲストがもりだくさんでした。とくに連続ゲスト1話目の作品たちは、今後の展開に注目が集まります。5月号から購入すると追いつける作品も多いので、チャンスかもしれませんよ！

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OGP及び記事内画像はまんがタイムきらら公式サイトより
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