本日2021年4月13日は、講談社のマンガ誌「イブニング」の発売日!
表紙を飾るのは『創世のタイガ』を始めとする、イブニングの歴史マンガオールスターズです。そして中央に記された"No History,No life!"の文字と黄色モチーフはタワーレコード、黄色の縁取りと美しい明朝体でのデザインは何となくナショナルジオグラフィックを思い起こさせるスタイリッシュな表紙が印象的です。
今回はそんな表紙を飾る歴史マンガを中心に「イブニング」9号最速レビューをお届けします!
『羽人』
巻頭カラーを飾るのは『羽人』。講談社のマンガアプリ「コミックDAYS」オリジナル新連載なのですが、第1話が「イブニング」に特別先行掲載されています!
13日発売のイブニングに新連載『羽人』掲載予定です(2話以降はコミックDAYSで連載)
電子媒体での連載で、1話は紙に印刷される貴重な機会だと思うのでぜひお手に取ってみてやってください。
巻頭カラーです! pic.twitter.com/WpFhQifFpu— 宮尾行巳@イブニング9号『羽人』掲載 (@ikumimy49834) April 11, 2021
全身羽毛に包まれた容姿に加え不老不死の力を持ち、圧倒的な力で世の中を新たな夜明けへと導く...。そんな伝説上の人種・羽人を巡るバトルアクション作品です。巻頭カラーで描かれている、燃え盛る炎の中立ち尽くす羽人は圧巻!そして1話では、物語の序章ともいえる新たな羽人の誕生が描かれています。悲哀に満ちた羽人の表情が印象的な1話、ぜひチェックしてみてくださいね。
『ヤンキー水戸黄門』
新連載第2回目となる『ヤンキー水戸黄門』。作者の和田洋人先生が編集長と"水戸黄門"の話で盛り上がったことをきっかけに生まれた本作は、黄門様こと第二代水戸藩主・徳川光圀は本当はワルでやんちゃだった!という新説・水戸黄門をギャグで痛快に描きます。
1話では日本各地を漫遊するために江戸を離れた黄門様(みっちゃん)でしたが、2話では御前試合のため急遽江戸に戻ることに...。真剣なバトル回かと思いきや一筋縄では行かないのが『ヤンキー水戸黄門』。勝敗は読者の「笑い」で決まる!と言わんばかりの水戸黄門一行の戦法に注目です。
『創世のタイガ』
そこは、ホモ・サピエンスとネアンデールタール人が対立している人類史上最も危険な時代。
そんな時代に突如タイムスリップしてしまった大学生たちが大学で学んだ人類学を駆使して生き抜く物語『創世のタイガ』。
自分たちと同じように、この時代にタイムスリップをしてきた者たちの陰をずっと感じてきた主人公・タイガ。最新話では、タイガたちと同じくこの時代にタイムスリップしてしまった側の知られざるエピソードが描かれています。歴史にとどまらず、バトル、そしてタイムリープと3つの要素が掛け合わさった壮大なストーリーに没頭すること間違いなし...!
『紫電改343』
太平洋戦争末期の敗戦が色濃くなってきた日本で、後に伝説の海軍航空隊として名を馳せる「剣部隊」に所属する若きパイロットたちの物語『紫電改343』。主人公は"撃墜王"の名で畏れられた男・菅野直。そんな彼を筆頭に剣部隊に所属した男たちの生きた証を圧巻の筆致で描きます。
当時、戦闘三〇一に所属する隊員は、戦士した時に少しでも遺品を残せるようにと髪を切って遺骨箱に残すことを命じられていました。その中で、杉田は遺骨箱に何も残さないという選択をするのですが、その背景に隠された彼の過去とは...?
現代では考えられない常に死と隣り合わせという彼らの日常。当時の彼らが何を考え、どのように戦っていたのか、ぜひご覧ください。
『異世界紀元前202年』
世界史上最も重要な年と言われている紀元前202年を舞台に、何者かの手によって歴史が塗り替えられ、本来交わることのなかった歴史上最強の人物たちが激突する歴史バトル作品『異世界紀元前202年』。
最新話では、第2話「改変」で歴史が変わりローマが滅亡した後の新世界・カルタゴ帝国の様子が描かれています。誰もが見たことがない新・世界史がさらに動き出します。
2021年4月27日発売!
原始から近代、そして異世界史まで網羅する「イブニング」。次号の表紙を飾るのは『ギャングキング』で2021年4月27日発売予定です!