俳優・松山ケンイチさん。愛称は松ケン。2001年から芸能活動を始め、日本アカデミー賞での優秀主演男優賞など様々な賞を受賞しており、その実力と存在感は確固たるものになっています。作品ごとの役割によって演技、外見に至るまで柔軟に変化させてありとあらゆる役を演じることから「カメレオン俳優」と称されます。
その柔軟さから多くの映画、ドラマなどに出演しており、特に漫画原作のもので様々な役柄を演じ切っております!今回は松山ケンイチさんが出演している漫画原作の映画、ドラマの中から5つをご紹介!松山ケンイチさんの魅力を知ればマンガ実写化に抜擢される理由が分かるはず!
1.超人気マンガの実写化!異様な雰囲気のLをみごとに演じ切る!『DEATH NOTE デスノート』(2006)
『DEATH NOTE デスノート』あらすじ
「そのノートに名前を描かれた人間は、死ぬ」という死神のノート「デスノート」を拾った夜神月は世直しのため犯罪者を殺害していく。ネットで世界の救世主「キラ」としてあがめられる月に対してその正体をつかむべく天才名探偵「L」が現れる。お互いを追い詰める超絶頭脳戦の勝者は…?
松山ケンイチが演じる「L」の魅力!
「L」はどこか子供っぽく、やせ細り猫背で不健康な容貌。松山ケンイチさんはその役を演じるべく体重を落とし、原作ファンからもマンガからそのまま飛び出してきたかのようだと高い評価を得ました!
この出演により松山ケンイチさんの人気は高まり、出世作になったといっても過言ではありません。作中の演出には松山ケンイチさん自身も考えたことがあるとのことで作品への深い理解と演技力が見られます!
2.純朴な青年かつ悪魔系デスメタルバンドのボーカル役!?『デトロイト・メタル・シティ』(2008)
『デトロイト・メタル・シティ』あらすじ
主人公「根岸崇一」はポップでオシャレなミュージシャンとしてデビューすべく上京する。しかしひょんなことからデビューした彼のバンドは奇抜なメイクと演奏で人気の悪魔系デスメタルバンド!彼の想いに反し、根岸はそのバンド「デトロイト・メタル・シティ」のギターボーカル「ヨハネ・クラウザーⅡ世」としてメタルの才能を発揮し、大ブレイクしてしまう!
純朴な青年「根岸」と悪魔的な「ヨハネ・クラウザーⅡ世」の演じ分け!
この作品ではメイクの力も手伝って、まさにマンガの中から出てきたような再現度だとの評価を受けています。表現力もいかんなく発揮されており、頼りない青年からヨハネ・クラウザーⅡ世への変化を役に入りきった挙動で表しています!起承転結のはっきりとした分かりやすい作品なので笑って元気になること間違いなし!
3.非日常世界にも関わらず説得力ある演技!『GANTZ』(2011)
『GANTZ』あらすじ
ある日人を救おうとして電車にひかれて命を落とした「玄野計」と「加藤勝」。死んだはずの2人は黒い謎の球体「GANTZ」に召喚され、理由もわからないまま異形の「星人」との戦いを強いられる。
正義感あふれる「加藤勝」役のため!役者魂!
作中の加藤勝は非常に正義感に溢れ、自分たちのために「星人」を殺害することにひどく嫌悪感を抱いています。苦悩の中揺れる彼の心を演じるのは松山ケンイチさんにとっても苦労したようです。何といっても不思議な世界観、その世界で苦悩する人物を演じるために台本を読み込んで現場には台本を持ちこまず撮影に臨んだそうです。
原作は様々な魅力を持ったキャラクター、独創的な設定、ゲーム感覚で楽しめる星人との戦い、一方での苦悩など多くの見どころがある作品です!映画版も原作も違った楽しみ方ができます!
4.あの聖人イエス役がはまっている!『聖☆おにいさん』(2018)
『聖☆おにいさん』あらすじ
神の子・イエス、目覚めた人・ブッダ。世紀末を無事に乗り越えたブッダとイエスは休暇をもらい、東京都立川のアパートで生活する。2人のバカンス生活を描く「聖☆おにいさん」。シュールなギャグで多くの人を魅了するゆるーいマンガ。
はまりすぎ!松山ケンイチの「イエス」
イエスはジョニー・デップ似(?)だと作中では言われていて、松山ケンイチでは配役ミスでは?という意見もあったようですが、原作ファンだけでなく原作を知らない人からも「思ったよりイエス」、「松ケンだとどんな役でもしっくりくる」といった声が上がりました!原作も大人気で連載が続いていますが映画も続編が制作されており、確実に笑える作品です!
5.まさかのパンツ一丁に!パンチの効いた作品の世界そのまま!『珍遊記-太郎とゆかいな仲間たち-』(2016)
『珍遊記-太郎とゆかいな仲間たち-』あらすじ
主人公の不良少年「山田太郎」は凶暴な性格で様々な妖力を使い暴れまわっていた。しかし玄奘と戦った際にその妖力を失い頭の毛が一部しかないへんてこな姿になった。以降は玄奘のお供として天竺を目指すことになる。
ハチャメチャな世界でつかみどころのない「山田太郎」を演じる!
原作を知っている人ならこの作品のめちゃくちゃ加減が分かると思いますが、映画でもその世界は健在でした!まさかあの世界であのキャラを松山ケンイチさんが演じるわけがないと思いきやパンイチになるほどに振り切った演技をしており、その衝撃はすさまじいものでした!
まとめ
数多くのマンガ実写作品に出演された松山ケンイチさんを私なりにマンガとともに紹介しました!
松山ケンイチさんは作品によって全く違う役を演じられる俳優です。シリアスなシーンからお茶目なシーンまで演じてその作品の世界を形作っています。
今回紹介した作品は原作版でもそれぞれ人気を獲得しているもので、原作版も映画版もそれぞれに楽しみ方があるものばかりです!マンガの実写化は難しいという定説がありますが、松山ケンイチさんたちキャストの実力と制作陣の協力があってこそ、実写化ならではの魅力が溢れています。ぜひそれぞれの魅力を楽しんでください!
アルにある本棚機能にてこの記事で紹介した作品をまとめてあります!