「モーニング」33号最速レビュー!オリンピックが無観客ならスポーツマンガを読めばいいじゃない?

本日2021年7月15日は、講談社のマンガ週刊誌モーニング」33号の発売日!表紙は夏にちょっと涼しくなるような悪霊も登場する作品『出禁のモグラ』です!

目前に迫ったオリンピック!筆者は野球とバスケとシンクロナイズド・ダイビングのチケットを持っていたのですが、無観客になっちゃいました…!なので、代わりに「モーニング」の胸アツスポーツマンガを読んで熱い夏を過ごそうと思います!!最新の「モーニング」に掲載されている名言満載のスポーツマンガの数々をご紹介!!

巻頭カラーで登場!『バトルスタディーズ』

高校野球の名門・PL学園の野球部に在籍していた過去を持ち、甲子園にも出場経験がある元高校球児・なきぼくろ先生による、超リアルな高校野球マンガ、『バトルスタディーズ』。野球の名門校である「DL学園」を舞台に、甲子園出場に生活のすべてを懸ける高校球児たちの熱い日々が描かれています。

最新のLESSON/294では、DLvs日難の練習試合の真っ最中!「その時の状況で自分に与えられた役割に徹する」高校球児たち。そこまでは当たり前。頂点を目指す彼らが描く、その先のビジョンとは…!?

なお、最新の27巻が2021年7月20日に発売!さらに、高校野球シーズンということで、8月23日にも28巻が発売!!なんと、2ヶ月連続新刊発売です。すごい…!

バトルスタディーズ(27) (モーニング KC)
なきぼくろ/著

リアルな高校野球の描写から、野球ファンにしか分からない作品だと思ってる方もいるかもしれません。が、全然違います。野球を通じて主人公の狩野笑太郎やチームメイトが成長していく様子は、誰が読んでも胸が熱くなること間違いない名作!暑い熱い夏に必読の作品です!!

ちなみに、バトルスタディーズが関西独立リーグ・堺シュライクスというチームとのコラボしたリアルイベント、「バトスタデー」が8月8日(日)に開催決定!プロジェクトのためのクラウドファンディングも実施中。合わせてチェックしてみてください!

ベテラン監督の言葉が刺さる!『GIANT KILLING』

熱い夏になるといえば、こちらの『GIANT KILLING』もまた然り!

「ジャイアント・キリング」とは、「番狂わせ」を意味する言葉であり、スポーツ競技において、弱小なチームや個人が格上の相手に対して勝利を挙げた場合に使われる言葉です。

リーグジャパンフットボール1部所属のプロサッカーチーム・ETUは、毎年1部リーグに残留できるかの瀬戸際に立たされている弱小チーム。そんなETUが、元人気選手の達海猛を監督に迎え、考え方、練習方法などを刷新してジャイアント・キリングを狙っていく作品です。

達海の考え方や、たくさんの選手、支援者、家族の言葉は、胸に突き刺さるものばかり。

最新の#585では、ETUvs強豪チームの磐田戦の模様が描かれています。格上のはずの磐田が、ETU相手に定石とは言えない作戦を敢行。その裏には、老獪なベテラン監督・倉茂の存在が!果たして倉茂の放つ、目が覚めるような言葉とは…!?

既刊60巻に迫るのに、ずーっとトップスピードでハートを熱くしてくれる作品は、お出かけしづらい夏に一気読みするのにも最適です!!

崖っぷちの選手にまさかの展開!?『グラゼニ~パ・リーグ編~』

「グラウンドには銭が埋まっている」略して「グラゼニ」。そんな言葉を胸に、必死にプロ野球チームの一軍に食らいつくピッチャーの凡田 夏之介の活躍を描く『グラゼニ』シリーズ。

グラゼニ』『グラゼニ 〜東京ドーム編〜』を経て、現在「モーニング」では第3部となる『グラゼニ 〜パ・リーグ編〜』が連載中です!

『グラゼニ』時代には独身だった凡田も、いまや結婚して一家の大黒柱に。しかし、35歳と、プロ野球選手の中ではベテランの域に差し掛かり、彼の選手生命も風前の灯火…ついには、チームから「引退試合」を持ちかけられてしまいます。しかし、かなり特殊な変化をするナックルボールという武器を得て、正にいま、人生が大きく動き出す…!?

最新の「Exciting League127」では、凡田の前に想像もしなかった道が拓きます!35歳にしてそんな道を切り開くことができるのも、凡田の人柄、積み重ねてきたもののお陰。野球のゲーム展開、野球選手とはどのような生活なのかなどのリアルな描写もかなり面白いのですが、毎日を誠実に生きることの大切さも描かれた、こちらも社会人必読の名作です!

なお、最新の12巻が2021年7月20日に発売!同じ日に、「イブニング」で連載中のスピンオフ作品『グラゼニ ~夏之介の青春~』も発売されます。ダブルで嬉しいですね!

グラゼニ~パ・リーグ編~(12) (モーニングコミックス)
足立金太郎/著,森高夕次/著
グラゼニ ~夏之介の青春~(4) (イブニングKC)
森高夕次/原著,太秦洋介/著

絶対無敵を取り戻せ!『インビンシブル』

インビンシブルとは「絶対無敵」という意味。一時はその名をほしいままにしたラグビーの強豪チーム、小倉ホワイツ。ところがずさんなチーム経営によって主力選手が流出。常勝チームだった小倉ホワイツは、あっという間に2部リーグ転落寸前の最下位に落ちぶれてしまう。そんな最悪な状況の中、柔軟過ぎる身体と鋭い観察眼を備え持つラガーマン、原田スコット春介がチームに合流。彼は救世主になれるのか…!?

ホワイツのメンバーは、ある島での強化合宿に励んでいます。対話の重要さを再確認してひとつになりかけたチーム。ところが最新の第20話では、そんな結束に早くも危機が訪れて…!?

ワールドカップ以降、注目を集めるラグビー。ガタガタのチームを首脳陣ごと立て直していく情熱は胸アツですし、さらに、ラグビーのルールはもちろん、「ラガーマンはビールジョッキは左手で持つ」などの世界基準の慣習も知ることができ、一粒で二度も三度も美味しい作品です!

応援する楽しさにあふれる!『ボールパークでつかまえて!』

千葉にある野球チーム「モーターサンズ」。そのホーム球場である「千葉モーターサンズスタジアム」を舞台に、球場=ボールパークに集うさまざまな人を描く『ボールパークでつかまえて』。

最新の43話では、いよいよプロ野球シーズンが開幕!千葉モーターサンズスタジアムにも、たくさんのお客さんと関係者が戻ってきました。昨シーズンはクライマックスシリーズ進出まであと一歩のところまで行ったモーターサンズ。新監督の采配はいかに…!?

筆者は毎年50試合前後を球場で感染するプロ野球ファンですが、あの開幕の高揚感、今シーズンのオーダーを冷静に分析しちゃう感じなど、野球ファンなら「分かる〜!」となるディテールが詰まった回でした!

また、プロ野球の12球団の本拠地を、毎週1球場ずつ取り上げている特集連載記事、「うちの球場ココが凄いぜ!」。第3回目の東京ドーム編も掲載されています。東京ドームでビールを売っていたタレントのおのののかさんが、ドームのオススメポイントを熱く語っています。

ちなみに、私個人的な東京ドームの球場飯のオススメは、蟹工船のお弁当!蟹やウニが惜しげもなく使われた高級弁当のお味は最高です!酢飯が使用されていて、最初から冷たい状態が美味しいお弁当なので、冷めちゃうことを気にせず、自分のタイミングで食べることができます!

すっかりいわくつきのオリンピックになってしまいましたが、選手を応援したい気持ちは純粋なもの!この作品には、選手にとっての応援の大切さなども描かれています。

そんな『ボールパークでつかまえて!」の最新刊・3巻は、7月20日に発売!要チェックです!!

ボールパークでつかまえて!(3) (モーニングコミックス)
須賀達郎/著

「モーニング」34号は2021年7月21日発売!

次回の「モーニング」34号は2021年7月21日発売。連休前なので、1日早い発売になります。ラッキー!!

コンビニや書店に並ぶのが待てない、という方には、7月21日0時から、雑誌をまるごと電子で読めたり、お気に入りの作品ごとに楽しむことができる「コミックDAYS」もオススメです!!

👉コミックDAYSはこちらから!

電子書籍はこちらからも!

モーニング 2021年33号 [2021年7月15日発売] [雑誌]
なきぼくろ/著,ツジトモ/著,綱本将也/著,江口夏実/著,森高夕次/著,足立金太郎/著,泰三子/著,ハナツカシオリ/著,清水栄一×下口智裕/著,竹村優作/著,ヨンチャン/著,タナカカツキ/著,山村東/著,子鹿ゆずる/著,大槻閑人/著,榎本あかまる/著,須賀達郎/著,三原和人/著,とりのなん子/著,瀬下猛/著,山下和美/著,紀野しずく/著,北見雨氷/著,山原中/著,染谷みのる/著,田島隆/著,東風孝広/著,うえやまとち/著,モーニング編集部/編集

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