『君のあだ名は』第78回ちばてつや賞一般部門で大賞に輝いた泥水真水先生が描く、今話題の読切作品

日本で最も歴史と実績のある青年漫画の登竜門「ちばてつや賞」。

先日発表された第78回ちばてつや賞の一般部門で大賞を受賞したのは、泥水真水先生の『屋上のきりんでした。おめでとうございます!

そんな、吉報が舞い込む1週間前に泥水真水先生がTwitterに投稿したとある読み切り作品が今大きな話題を集めています。

クラスで気になるあの娘に僕がつけたあだ名は

その名も君のあだ名は』。

主人公は、クラスメイトにこっそりと珍妙なあだ名をつけることで満足感を得ている少し偏屈な男・佐田。ある日、美人でクラスの人気者・宮沢さんにクラスメイトのあだ名を書き連ねたノート(通称・黒の書)を見られてしまうところから物語は始まります。

ちょっとした秘密の共有者となった宮沢さんから、自分にもあだ名を付けてほしいと頼まれる佐田。

自分と違い、クラス中の人気者で頼りにされている宮沢さんにあだ名はいるのか...?と思いながら頭を悩ませる佐田でしたが、彼女を眺めていると段々と人気者ゆえの孤独に気付いていきます。

「あだ名」をきっかけに秘密の共有者となった2人はやがてお互いの良き理解者へと発展...。なんて甘酸っぱいボーイ・ミーツ・ガールを想像したあなたは、この後の予想外の展開に驚くことでしょう。

佐田が付けた渾身の宮沢さんのあだ名は「コミックDAYS」で確かめてくださいね!

教室を舞台に描くのはクラスメイトの秘密

Twitterで今話題になっている君のあだ名はは、実はマンガ誌「モーニング」が主催する新人賞「モーニング月例賞」で2020年1月期に奨励賞に輝いた作品だったのです。

誰しもが思い出の中にあるであろう教室を舞台に描いた青春コメディ。予想を裏切るオチはもちろん、クラスで憧れのあの子、あだ名、そして文化祭と言った学生時代ならではの懐かしいキーワードが読み手の心を捉えたのでしょうか。

そして、第78回ちばてつや賞の一般部門で大賞を受賞した屋上のきりんも、とある教室が物語の舞台。嘘を重ねてクラスから孤立している転校生の白木くん。そして、そんな彼を気に掛けるクラスメイトの峯村さん。明らかになる白木くんの秘密と、2人の関係性と心の機微に注目してください。

屋上のきりん』は、2021年1月28日(木)発売の「モーニング」「Dモーニング」9号に掲載されています。また、 2月4日(木)からは「コミックDAYS」にも登場します。

今年、注目したいマンガ家

今回ご紹介した『君のあだ名は』と『屋上のきりん』以外にも、先日Twitterに投稿したイラストのいいねが3万超えして話題の泥水真水先生。

作品はもちろん、泥水真水先生のTwitterやnoteもぜひチェックしてみてくださいね。

👉泥水真水先生のTwitter

👉泥水真水先生のnote

OGP及び記事内の画像は、講談社 / 泥水真水先生の許諾の元掲載してあります。快く許諾していただきまことにありがとうございます。
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