もしも、恐竜が絶滅していなかったら。そして、彼らを飼うことができたなら。
恐竜が大好きな木下いたる先生の手によって、そんなもしもを叶える物語『ディノサン』というマンガが爆誕しました!2021年3月より月刊コミックバンチにて連載が開始されています。
バンチWEBにても公開しております。こちらも雑誌とは別に、毎月更新しておりますのでよろしくお願いします!本編とは関係ないですが、個人的にはバンチ編集部のブログが面白くて毎回楽しみです📖 https://t.co/IEytGV7FbJ— 木下いたる「ディノサン」連載中🦖 (@kurinosukeboy) April 17, 2021
デビュー作『ギガントを撃て』では江戸時代を舞台に、絶滅していなかった肉食竜に為す術なく喰い殺されていく人間たちのパニック・アクションを描いた木下先生。今作では恐竜を飼育するという驚きの物語に挑みます。
アクション要素が強く、恐竜の恐ろしい一面を描いた前作とはうってかわって、今作は恐竜の意外な一面を描き出す恐竜愛に溢れた温かい物語であることが伺えます。コミックバンチwebに公開後の応援コメントでも、恐竜好きの読者から「わくわくしました!」「こういうマンガを待っていました!」と期待の声が寄せられています。
ロマンと恐竜への愛がほとばしる木下先生の新作を、ぜひとも多くの方に触れていただきたいと思い本記事ではその魅力に迫りたいと思います。
本日発売の月刊コミックバンチ5月号より新連載「ディノサン」が無事に始まりました。担当さん、藤原先生、バンチ編集部、デザイナーさん、印刷所、配送業者、書店さん、妻、家族、友達、本当にたくさんの人達のおかげで描けているマンガです。ぜひ皆さんにも楽しんでいただけると嬉しいです!! pic.twitter.com/HdfkzQFI3F— 木下いたる「ディノサン」連載中🦖 (@kurinosukeboy) March 19, 2021
恐竜園「江の島ディノランド」で働く新米飼育員の物語!
この物語は、かつて絶滅した恐竜の生き残りが未踏の地で発見され、繁殖によって再び人々の前に姿を見せてくれるようになった世界です。遺伝子操作で絶滅種を復活させたことを経て世間が恐竜ブームで沸く中、とある事故がきっかけでその人気も下火を迎えることになりました。
『ディノサン』の1話に登場する「江の島ディノランド」の園内マップ。国内最少とはいえ、このラインナップ、ワクワクします……!🦖🦕🦖🦕#ディノサン #恐竜 #江の島 pic.twitter.com/XlYtSX173g— ディノサン【公式】月刊コミックバンチ連載中! (@DinosanOfficial) March 24, 2021
主人公はその恐竜オワコン化によって経営難に陥った国内最小の恐竜園・江ノ島ディノランドに飼育員として入社した須磨すずめです。
主人公「須磨すずめ」のデザインは4パターンほど考えました。1枚目はちょっと暗さを感じてしまう、2枚目はハツラツ過ぎ、3枚目で一応OKは出たのですが、1話目のネームを切りながら、少し違和感を感じたので、4枚目の現行デザインを担当さんに提示したところ、これでいきましょう!となったわけです。 pic.twitter.com/SsFWm4axrO— ディノサン【公式】月刊コミックバンチ連載中! (@DinosanOfficial) April 6, 2021
1話では入社初日でいきなり園内イベントに参加させられる彼女でしたが、イベント参加者の園児がギガノトサウルスの迫力に泣き出してしまいます。
そこで、すかさず機転を利かせたすずめ。怖いイメージの恐竜も身近にいるスズメのような鳥類が進化した一種であることを教えてあげます。そして、恐竜も人間と同じように未知の相手に対して警戒心を抱いたり病気になったりすることもあると教えてあげることで、園児の恐怖心を和らげることに成功します。
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無事に初仕事を終えたすずめでしたが、先輩飼育員の海堂から恐竜園の仕事の大変さを理解していないと言い放たれてしまうのです。
2話からはどんな恐竜が登場するのかというわくわく感と、恐竜を飼育するという前人未到の仕事に対し想像力を掻き立てられます!
想像力で恐竜の本当の姿を描くことに挑む!
みなさんは恐竜に対しどのようなイメージをお持ちでしょうか?1話に登場した園児のように強くてかっこいいけれどやっぱり怖いかも、そんな思いが湧いてくるかもしれません。
しかし、この物語の主人公は違うのです。
まだ語られていませんが、とある事故によって物語の世界では恐竜は人間から敬遠されてしまったのかもしれません。すずめの夢はそんなネガティブな恐竜へのイメージを払拭し、恐れられている恐竜と人間との距離を縮めることなんです。それは、こよなく恐竜を愛する木下先生の恐竜の魅力を多くの読者へ伝え広めたいという並並ならぬ思いと重なるのかもしれません。
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そして、そんな木下先生をバックアップされているのが監修の藤原慎一先生です。名古屋大学博物館講師をされています。
バンチWEB公開の『ディノサン』1話にも雑誌同様、監修・藤原慎一先生のコラム「ディノラボ研究日誌」が掲載されています。
漫画では描ききれない恐竜の裏話が満載! 要チェックです🦖
☆白衣のプシッタコサウルスは木下先生の描き下ろしです!(担)https://t.co/DmkE6RPWzn pic.twitter.com/GyrB3LV61l— ディノサン【公式】月刊コミックバンチ連載中! (@DinosanOfficial) April 9, 2021
雑誌掲載の「ディノラボ研究日誌」コラム(コミックバンチweb1話でも掲載されていますよ!)で藤原先生はこうおっしゃっています。
“そう描くことがいかに理に適っているか”を説明できることが大事です。
絶滅してしまった恐竜がどう動いていたのかを目の前にする術はもうありません。しかし、研究者は正解に近づくために常に様々な根拠を追い求めているのです。そして、「より説得力のある新しい発見をしていく喜びを科学と言う」のだと信じ行動しています。
この物語は、妄想ではありません。2人が力を合わせ恐竜の新たな魅力を新発見し、その喜びを読者のわれわれと共有するように描かれた物語であることが、木下先生の描く恐竜の瞳と一挙手一投足からひしひしと伝わってくるようです。
おはようございます。昨日はさらにたくさんの感想をいただき本当にありがとうございます。マンガ作りにおいて何よりの励みになります。さて本日4月19日は #飼育の日 だそうですが、ディノサンを読んで少しでも恐竜を飼育した気分になってくださったら、それはとても嬉しい事です。 pic.twitter.com/O2Pm10gUHo— 木下いたる「ディノサン」連載中🦖 (@kurinosukeboy) April 18, 2021
🦕1話の試し読みはこちらから!
恐竜愛がほとばしる木下先生のTwitterとnoteも見逃せない!
1話の端々でも木下先生の恐竜への愛情が見て取れますが、さらに恐竜愛が止まらないイラストや私生活が垣間見れる先生のTwitterやnoteのアカウントも見逃せません!恐竜好きの方もフォローをオススメです!(ちなみに、木下先生イチオシの恐竜はギガノトサウルスだそうですよ。)
画力の進化の凄まじさが垣間見えるTwitter!
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30年後▶︎▶︎▶︎ pic.twitter.com/j6U28Q92Cb— 木下いたる「ディノサン」連載中🦖 (@kurinosukeboy) March 22, 2021
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恐竜が絶滅しなかったもしもの未来で新たな発見を描く物語。恐竜に対するあなたのイメージはひっくり返るかもしれません。ぜひ江ノ島ディノランドへ一緒に出かけてみませんか!?
OGP画像はコミックバンチweb『ディノサン』掲載ページより
https://www.comicbunch.com/manga/bunch/dinosan/