毎年、年末になるとウズウズと騒ぎ出すお笑い好きの血…。そう、12月はお笑いがアツいシーズンです!笑いにストイックになるあまりに思わず芸人さん的思考に陥る方も少なくないことでしょう。
時間にしてたったの数分。舞台という名の戦場に上がり、この日の為に研ぎ澄ませた珠玉のネタを披露する芸人さん達。観衆を爆笑の渦に巻き込む瞬間の空気感がたまりません。
本記事では、そんなお笑いに溢れた年末をバッチリ楽しむ為にぜひ読んでおきたい漫才・お笑いをテーマにした珠玉の3作品を紹介させていただきます!腹筋崩壊する準備はOKですか?
『べしゃり暮らし』
自称「学園の爆笑王」こと上妻圭右(あがつまけいすけ)が常に笑いを取ろうと笑いを取ろうとボケたおしまくる様が描かれる『べしゃり暮らし』。
『ROOKIES』『ろくでなしBLUES』の作者である森田まさのり先生の作品です。2019年には実写ドラマ化も果たしました。
【📣おしらせ📣】
このたびDVD-BOXの特典映像が決定いたしました!なななんと、160分越えの大ボリューム‼️
あの漫才が完全版でよみがえります^_^
ほかにも、記者会見やクランクアップ集など盛りだくさんの内容です😆😆
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ある日、圭右は大阪から転校して来た元芸人という異色の経歴を持つ男辻本潤(つじもとじゅん)と出会います。
それまで高校の中だけという狭い世界でしか笑いを捉えていなかった圭右は、プロの芸人の漫才を目の当たりにし、お笑いという世界に対して真剣に向き合い始めます。
「べしゃり暮らし」ジャンプ連載時の予告カットと、全く意味不明のカット。何これ?特にダルマに肉球何これ? pic.twitter.com/jVCjbOhXYN— 森田まさのり (@HITMANmorita) August 27, 2021
作中では、主人公の圭右がまだ何者でもない時から自分自身が笑いを楽しむことを本能的に悟っていることを感じ取ることができます。人を笑わせたい、という純粋な想いでどこまでもがむしゃらに突き進む圭右の姿には頼もしさすら感じます。
お笑いの厳しさ、難しさ、切なさ、熱さ、そして尊さを漫才を通して伝えてくれているような気持ちにさせてくれる、そんな最高のべしゃりを体感してください!
『キッド アイ ラック!』
『キッド アイ ラック!』は月刊ビッグガンガンで連載中の『SHIORIEXPERIENCEシオリエクスペリエンスジミなわたしとヘンなおじさん』の著者である町田一八先生、長田悠幸先生による作品です。
「東鳩高の怒れる金獅子」の異名を持つ矢追金次郎(やおいきんじろう)は、ある事件をきっかけに引き籠ってしまった幼馴染を救う為に奮闘するも悪戦苦闘。そんな矢先、たまたまテレビで目にした大喜利に活路を見出します。
M-1公式が漫画家についてだけツイートしてるし、板尾創路さんと増本庄一郎さんが漫画家の漫才を見にきてたらしいし、どんな大型新人だ!
キッドアイラック!の帯を書いてくれた2人の邂逅、見たかった...。 pic.twitter.com/rRUDT8advJ— 町田一八シオリエクスペリエンス(成瀬ロイヤルのコンソメ) (@takazin18) August 30, 2018
笑顔を失ってしまった幼馴染の笑顔を取り戻す為に不得意な大喜利に挑戦する金次郎は、ハガキ職人としても類まれな大喜利センスを持つ同級生湖池やよいと出会い、物語が大きく動き始めます。
本作品における笑いとは、救いとも言い換えれると筆者は感じています。失意のどん底の状態であろうとお構いなしに笑顔にさせてくれる笑いの力を、作品からはひしひしと感じます。
自分がおもしれぇと思ったことを楽しんでやり抜いた時 初めて人に笑いが届くんだよ
何かを成し遂げたい時、人はどうしても肩肘に力が入ってしまいがちですが、心の底から自分が楽しむことこそが実は近道なのかもしれないと感じさせてくれる作品です。
大切な人を笑顔にしたいと思う気持ちがストレートに突き刺さる喜怒哀楽全て詰まった大喜利チャンプルーを味わい尽くして欲しいです。
『ショーハショーテン!』
最後にご紹介するのは『DEATH NOTE』『ヒカルの碁』などのヒット作で知られる小畑健先生が作画を担当し、浅倉秋成先生が原作を務める作品『ショーハショーテン』です。
#小畑健 先生#浅倉秋成 先生
新連載!!
「#ジャンプSQ.」で大好評連載中の『#ショーハショーテン!』第1話が本日配信!
「お笑い」の頂点を目指す青春ストーリー!
第2話は本日発売の「ジャンプSQ.」12月号に掲載しております!https://t.co/yPSgKoIwOS pic.twitter.com/LFlRt2IZpQ— 少年ジャンプ+ (@shonenjump_plus) November 4, 2021
中学時代、大事なタイミングで面白い話が出来なかった自分を変える為にハガキ職人として確固たる結果を出している高校生、四十万畦道(しじまあぜみち)。学校ではそんな自分をひた隠して、生徒会書記として地味な学生ライフを送っています。
文化祭の時期が迫り準備を進める中で、催しの1つ、お笑いコンテストにエントリーしていた東片太陽(ひがしかたたいよう)と出会います。
学祭で爆笑コントを披露することは決定している(?)ものの、相方がまだ決まっていない太陽は、畦道が有名ハガキ職人「エブリデイしじみ」であることを知り、強引に相方に任命しようとします。
#浅倉秋成 先生 #小畑健 先生の新連載『#ショーハショーテン!』第二話は本日発売のジャンプSQ.12月号に掲載です!
第一話もジャンプ+で配信中ですのでまだの方はこちらから!
👇👇https://t.co/6DiGEI4yUy pic.twitter.com/F1TMuXk7i7— ジャンプSQ.編集部 (@JUMP_SQ) November 3, 2021
本当に大切なものは、経験でも技術でもなく覚悟と変化を受け入れる勇気なのだと感じさせてくれる作品です。漫才を通してお互いの才能が引き出され合う描写も爽快です。
お笑いが大好きだけどあがり症で舞台に立つことを恐る畦道と、一度舞台に上がると聴衆を惹きつける魅力を放つ太陽の最強コンビが巻き起こす化学反応によって引き起こされる「爆笑」という名の現象を目撃してください。
今すぐ1話を試し読み!
笑いの渦にダイブ!
決して楽しいことばかりではない人生に、笑いは必要不可欠なピースです。縁もゆかりもない人間の視線を惹きつけ、口角を引き上げ、声をあげて笑わせてくれる存在のなんと尊いことか。このシーズンになると殊更強く感じさせてくれます。
お笑いをもっと好きになること間違いなし、マンガを読んで顔が痛くなるまで笑い転げてしまいましょう。笑う門には福来る!
OGPのショーハショーテン!画像は、ジャンプ+『ショーハショーテン!』掲載ページより
https://shonenjumpplus.com/episode/3269754496578488609