ヤンマガWeb新連載『ベランダず』ミニマルが物語る!縦読み×ワンシチュエーションの読ませる力

誰かのベランダを覗き見るマンガ『ベランダず』が、ヤンマガWebで連載開始!

本作は2021年9月8日からスタートした活又ひろき先生の新連載。縦読み×ワンシチュエーションという前代未聞の手法で描かれるマンガの魅力に迫ります。

すべての事件はベランダで

本作は唯一ベランダという舞台だけが決まっており、一貫した主人公は存在しません

第1話は、空き巣がベランダから部屋に侵入したところに部屋主が帰ってくるところからはじまる物語。予想外の展開に思わずプッシュ通知も無視してスクロール……気づけば最後まで駆け抜けているはずです。

ヤンマガWebで第1話が無料公開中

ミニマルさが読者を没入させる

コマ割り、目線誘導、場面の切り替え…「ヒキ」(ページ内最初のコマ)や「めくり」(ページ内最後のコマ)を強化する”読者が続きを読みたくなる仕掛け”はマンガの長い歴史のなかで高度に発達しました。

図解:筆者

近年勢いを増すスマートフォン読者を想定した縦読みマンガにおいては、ヒキやめくりの概念が存在しないなか読者にスクロールさせるためのテクニックが日々模索されています。

そこで『ベランダず』が取り入れた手法はワンシチュエーション。さらに画角も固定された本作では登場人物の顔がアップになることもなく、繊細な表情の描写による訴求もありません。

図解:筆者

あえて変化する要素を減らすことで、読者の目線はテキストと人物の動きのみを追いながらどんどん進んでいきます。そのなかで文字サイズを大胆に変えたり、急に文字が消え動きだけに注目させたりすることで物語のダイナミクスを演出しているのです。

展開や場面に次々と変化を与えることで読者の注目を惹きつけ続けるマンガを現代のポップス(メジャー音楽)とするならば、くり返すパターンの上で音が抜き差しされるミニマルなダンス・ミュージックのような本作。読者の没入感を途切れさせることなく物語の上を踊らせる新たなマンガ表現の到達点を目撃してください。

活又ひろき先生 過去作品も痛快

作者の活又ひろき先生は読切作品『』でヤングマガジン第65回ちばてつや賞で優秀新人賞を受賞、その後ヤングマガジンで『午後のグレイ』を連載しています。

午後のグレイ(1) (ヤンマガKCスペシャル)
活又ひろき/著

昆虫採集オタクの男が主人公のマンガ『虫』は、想像を超えてくる展開と切れ味バツグンの結末が読者を唸らせる作品。こちらから無料で読めるのであわせてチェックしてみてください。

ベランダ定点観測マンガ『ベランダず』、我々はこれからどんな事件を目にするのか?ヤンマガWebで追いかけていきましょう!

縦読みマンガの新たな地平を拓け

OGP画像はヤンマガWeb『ベランダず』掲載ページより
https://yanmaga.jp/comics/%E3%83%99%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%80%E3%81%9A

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