『運命よ其処を退け』となりのヤングジャンプに掲載された読切がもう本当にヤバくて怖くて身に覚えがある人がドッキリして話題に!

「となりにいて欲しいキャラにきっと出会える」をコンセプトとしたWEBコミックサイト「となりのヤングジャンプ」。いろんなユニークな作品が掲載される本サイトに特別読切として掲載された、家守真言先生の『運命を其処を退け』が「あまりにもヤバすぎる!」と今SNSで話題騒然となったあの作品を改めてご紹介します。

2021年6月11日の掲載から数日後には、大勢の人々の口コミで瞬く間にプチバズを起こした『運命よ其処を退け』。いろんな意味で衝撃的すぎる今作、あなたはもうチェックされたでしょうか?

主人公は、何かを好きになると「ちょっとだけ」周りが見えなくなる女の子!?

作者の家守真言先生はヤングジャンプ40周年記念に開催された「1億円40漫画賞」にて、なんと3作品受賞に輝いた期待の超新星。ご自身の詳しいプロフィールについては一切明かされていない、まだまだ謎の多いスーパールーキーです。

そんな先生による「令和のノンストップ猪突盲信ガール紀行!」と題された本作『運命よ其処を退け』。主人公であるOL・澪は一見どこにでもいる普通の女性。ですが自分の好きな事や熱中した事となると、「ちょっとだけ」周りが見えなくなる節がある様子です。

そんな彼女は日々普通のOLとして働く一方で、イラストを描いてSNSにアップすることを趣味としていました。自分のイラストを多くの人に認めてもらいたいのに、なかなかSNSのフォロワーも増えない毎日。ありのままの自分や作品を認められたい。そんな承認欲求を募らせる彼女の元にある日”すず”という女性から届いた一通のDMを発端に、物語は始まっていくのです。

物語のポイントは独特のギャグによるスピード感、そして…

今作の大きな特徴の一つは、思わず物語を読み進めてしまう一見強引とも思えるようなテンポ感と、随所にパロディを散りばめた独特のギャグセンス。主人公・澪の思い切りの良い行動に、ついぐいぐいと引っ張られてしまうスピード感が魅力のひとつでもあります。

一度強く思い込むとそれしか見えなくなってしまい、どこまでも真っすぐ突き進んでしまう澪。そのため、最初はこの作品をギャグマンガとして読んでいた方もきっと多いはず。しかしストーリーが展開するにつれ、徐々に澪の行動はエスカレート。彼女の振る舞いは少しずつ少しずつ常軌を逸したものへと変わっていきますが、当の本人は全くそれに気付きません。

その結果この作品は少しずつ、読者が当初想像していたものとは全く違う方向に進むはず。ちょっとずつ着実に、一方で一切の迷いや悪意なく自分の信じた道を突き進む澪。はたから彼女の行動を見守る私達読者にとって、いつしか澪は立派な”すず”へのストーカーと成り果てていました。

面白いだけじゃない!このマンガの「ゾッとする」真のみどころは

そんな今作を読んだ多くの読者から、SNSでは「このマンガはあまりにもヤバすぎる」という衝撃の声があちこちから噴出。「ギャグに見せかけたサイコホラーだった」「ストーカーの心理描写があまりにもリアルすぎる」という意見が非常に多く、「フィクションとしてはぶっ飛んでいてとても面白いけれど、こんな人が実際に実在するという恐怖」に多くの人がゾッとした気持ちを抱えているようです。

今でこそたくさんの人々と交流したり、自分のイラストや文章などを気軽に発表できる場として当たり前のものとなっているネットやSNS。ですがその使い方には、いくつになっても依然としてある程度注意が必要です。

気を付けて下さいね。もしかしたらあなたもいつしか、知らない間に澪や”すず”のような人になっているのかもしれませんよ…?

本作はこちらから読めます!

OGP画像は、となりのヤングジャンプ『運命を其処を退け』掲載ページより
https://tonarinoyj.jp/episode/3269754496350533110