YouTubeのマンガ動画で必ず出会える自分好みの物語 「男女が入れ替わる話」マンガ動画から気付いた"擦る"文化の新しさ

YouTube上で最近流行ってる「マンガ動画」、もう知ってますよね。マンガは読む時代から見る時代に。ページを捲ることさえおっくうになっためんどくさがりボーイズには、スライドショー形式で自動に流れてセリフもナレーションもBGMまでついたマンガ動画がぴったし。

そしてそこでは、これまでのマンガやアニメでは叶わなかったあるムーブメントが巻き起こっているのです!

例えばインターネットの掲示板で、時にはTwitterで、ふとしたきっかけで発生する大喜利を目にしたことは少なく無いと思います。そんなネタを”集合知”でみんなで揉みまくるインターネットの風物詩は進化を遂げて今、(SNS上や)YouTube上で当たり前の様に使われています。

それが”擦る(こする)”

同じネタや話題を被せる行為、”擦る”。「バズなテーマに乗っかってみた」なんて表現が判りやすいかもしれません。流行ってるから我も我もと。

一つのテーマを色々な視点、色々な知見で表現するのはこれまでもゲームでもアニメでも勿論マンガでも繰り広げられてきました。FPSが流行れば半年後くらいに寄ってたかって同じ様なゲームがタケノコのように出てくるし、女子高生ネイチャー系アニメが流行ればこれもまた半年〜1年後に。ですがYouTubeというプラットフォームでは多少事情が違います。もしかしたら翌日に翌週には、そのテーマを「こっちはこんな感じで料理してみたよ!」と被せてくるこの圧倒的速度感。超カリスマYouTuberが使ったネタを、公開翌日には他のYouTuberが別動画を作成し公開する。それを観た他のYouTuberが…。流行をTVを始めとしたマスコミが設計し流行らせる時代は終わり始めてて、これまでは流行に踊らされて側が、今度は自身のバイラル行動自体で流行を生み出すターンになってきたんです。

最近なんとなく耳にするな、なんてキーワードはもう擦られ始めているのかもしれません。今回は数あるYouTubeのマンガ動画の中でも今回注目したのは「男女が入れ替わる話」。このマンガ動画から見えてきた共通点、そしてマンガ動画が加速させた現代の"擦る"文化について考えてみました。

今話題の「男女が入れ替わる話」って?

「男女が入れ替わる話」は、YouTubeのマンガ動画の中でもチャンネルの登録者数に関わらず、一つひとつの動画の再生数がとても伸びる注目度の高いコンテンツです。

有名な大ヒット映画『君の名は。』のワンシーン「入れ替わってる~~~~!?」のセリフを使用している動画が多いですが、結末はそれぞれのチャンネル独自のストーリーになっています。ここからは高い再生回数を誇る「男女が入れ替わる話」を5つご紹介するので、ぜひ見比べて見てください。

🎬まきハジ / 巻き込まれ体質のハジメくん

🎬ヒマガク! 【エンタメ雑学アニメ!】

🎬アルテミスの剣

🎬ソプラノ漫画の奏

🎬マリア大魔王への道

YouTubeのマンガ動画が加速させた"擦る"という文化

一つのテーマをコアにしてマンガ動画が種々作成され閲覧できるようになった今は、コンテンツが視聴者の趣味嗜好に密接に寄り添う素晴らしい時代です。

”擦る”は、発祥からすると「同じネタや話を何度も披露する」というややもするとネガティブな印象を受けがちな言葉でしたが、それの使い方使われ方は今ではずっと前向きで「何度も披露したいほど魅力的」というポジティブなニュアンスを持つに至っています。

それはある日「パクリ」と「インスパイア」が袂を分かったように、擦るの意味も分裂し、より視聴者が得をする「インスパイア」の方に近いポジティブさを得られたといっても過言ではありません。

今人気なコトを自分なりに解釈して昇華させ、自分の出来る表現手段で作成し発表する、このYouTube上で手に入れた活動の自由さ、スピード、それに熱狂する視聴者。そのポジティブなサイクルの最中に立っているのがマンガ動画なんです。

"擦る"ことで生まれる新たなマンガ動画たち

マンガを読む一つの理由に「自分に近い作品を探す」というものがあります。例えばAmazonでiPhoneのケーブル1本買うのにも、同じ様な商品を幾つも幾つも見て比較して悩むあの言葉にするのが難しい”コダワリ”と同様の、誰とも違う自分の凸にハマる凹を探し続けるあの時の気持ち。

ビビッと心を鷲掴みにしてくれる唯一無二の作品との出会いを求める探求の旅へのショートカットこそ、”擦り”の文化から生まれた作品群であることは間違いありません。

静止画上のコマで表現されていたこれまでのマンガから、声、音、動きなどに加え、時間軸という新しい表現手段をマンガ動画は手に入れています。しかもこの幅の広さに留まらず、擦った結果多くの制作者が近似のテーマに異なる角度でアプローチをするという、まるで多様性と画一性を同時に持つような特異性さえもマンガ動画は実現しました。

マンガ動画のこれから、ちょっと面白そうです。

「コレ、もっと色々なマンガ動画で(よ)観たい!」なんて思いがあったらその「コレ」、是非教えてくださいね!


アルでも、先程紹介した『まきハジ / 巻き込まれ体質のハジメくん』を企画・制作しているTokyo Comic Studioを通じてマンガ動画の世界に協力を始めています。

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OGP及び記事内画像はYouTube「まきハジ / 巻き込まれ体質のハジメくん」よりhttps://youtu.be/NjgHNjeWm4I

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