少年ジャンプ+読切作品『腐女子除霊師オサム』が超話題!関連ワードが軒並みTwitterトレンド入りで大沸騰!

2021年7月5日に少年ジャンプ+にて掲載された、ゲタバ子先生による読切作品『腐女子除霊師オサム』。公開当日から恐ろしいまでの大反響となり、関連ワードが軒並みTwitterトレンド入りを果たすという一大ブームを巻き起こしています。

作中で登場するいわゆるBL=ボーイズラブのカップリング論争を巡り、リアルのネット上でも喧々諤々の討論が繰り広げられる事態となった本作。ですが今作がここまで話題となっているのはそのパンチのある内容だけでなく、マンガとしての描写が非常に優れていることも理由の一端を担っているようですよ。

Twitterトレンドを席巻!『腐女子除霊師オサム』ってどんな作品?

2021年7月5日にWEBマンガ配信サービス『少年ジャンプ+』にて掲載された読切作品『腐女子除霊師オサム』。ゲタバ子先生による本作は、BL=ボーイズラブのカップリングが好きな女子高生腐女子・オサムによる怨霊除霊ギャグマンガです。

作中の架空マンガ『撃叩メンカー バン』に登場する2人のキャラクター、バンとヒスイの二次創作BLカップリングへの思い=クソデカ感情が募り怨霊と可した亡霊。そんな亡霊を鎮めようと対峙した対腐女子亡霊専門の除霊師・オサムでしたが、なんと蓋を開けると両者はいわゆる逆カプ者!

逆カプとはBLの世界において、受け攻めの役割が逆なことを指す専門用語です。立ち位置が変われば二人のキャラの解釈や言動も変わってくるため(あくまで妄想するオタク達の中だけで、ですが※重要)、この差違は実際に女性オタク界隈でもかなり過激な論争や戦争の火種にもなりやすいもの。

結果として互いのカップリングについてトコトン論争を繰り広げたことで、オサムは怨霊の負の感情を全て吐き出させ成仏させることに成功しました。ですが先述した通り、一度相見えれば喧々諤々のこのカップリング闘争。その火種は恐ろしい事にどうやら、本作を読んだ読者たちにも飛び移った様子。

この『腐女子除霊師オサム』を読んだ腐女子・オタクな人々たちによって、各々の実体験や嗜好を交えたカップリング論争が作品を飛び出し、リアルにSNS上でも恐ろしい勢いで波及。

そのおかげで一躍本作が大勢に広まり、作品の配信当日は二次的にTwitterのあちこちで腐女子な人々による名(迷)言が飛び交い作中用語がトレンド入り、というわけですね。

こういったカップリングのネタが、どれだけ腐女子にとって白熱しやすい話題なのか。計らずしも作中のネタを、その文化についてあまり知らない人も分かりやすく体感できる事態になってしまったのではないでしょうか。

作者・ゲタバ子先生は正体不明の新進気鋭作家!?噂では○○先生の別名義説も

また本作に関しては、腐女子やBLカップリングというややニッチな話題がここまで広まった理由として、なにより『腐女子除霊師オサム』本編が非常に読みやすく軽快なタッチの「マンガとして優秀な作品」だったから、という事が挙げられるでしょう。

まずはともすれば非常に高カロリーかつ、その手の話題が分からない人を置き去りにもしやすいテーマ。それを専門用語に対してもきっちり端的に解説しつつ、同時にテーマについて知見のある人も思わず唸らせてしまう表現など、描写の幅も広く要点をついた巧みな表現を行っています。

さらにそれらを読者に魅せるためのコマ割りや構図、展開などのテクニックも非常に優れている、と評する人も多数。これが新人作家ならとんでもない逸材が現れたのでは!?と、正体不詳の作者さんに関しても大きな話題になりました。

ですが現在この作者さんに関しては、とある作家さんの別名義なのでは?という説も浮上中。有力候補として名前が挙がっているのは、以前少年ジャンプ+で『とけだせ!みぞれちゃん』を連載していた足袋はなお先生です。

絵柄のタッチや、ペンネームが足に由来するもの(足袋、下駄箱)という点も含めてのこの仮説。真実は少年ジャンプ+の編集さんのみぞ知る、というところですね。

あなたはバンヒス派?ヒスバン派?一躍ブームからの連載なるか!?

Twitter上で一躍大きなトレンドブームを巻き起こした『腐女子除霊師オサム』。この反響から、連載開始を期待する声も大きくなっている本作。今後も要チェックの作品です!

OGP画像はTwitter少年ジャンプ+公式アカウント『腐女子除霊師オサム』ツイートより
https://twitter.com/shonenjump_plus/status/1411702592363646985