育児はつらい、大変、と感じていませんか?そんな時こそ、マンガです!
マンガとは、ある時には育児の息抜きに、またある時には育児の参考になりうる素晴らしい育児の味方。
そこで、本記事ではアルライターすぎゆうが、育児中のパパ&ママにおすすめするマンガ3作品を厳選してお届けします!
紹介する人:すぎゆう
4歳児と1歳児の2人の子の母。第二子出産直後、自分への出産祝いとして電子書籍で『かしましめし』を全巻購入したマンガ好き。教育学部出身で、幼稚園&小学校の教員免許と保育士資格を取得。
『ぼっかぽか』
頑張らなきゃ!と肩に力が入りがちな人におすすめしたいのが、深見じゅん先生の『ぽっかぽか』。1994年にドラマ化されました。主人公の麻美はぐーたら主婦。朝は寝坊し、娘を幼稚園に送ってまた昼寝。しかし誰よりも明るく、いつも笑顔!その明るさで周りを照らす、まるで太陽のような存在です。しかしそんな麻美にも、育児に悩む過去がありました。自身の経験から生まれる思いやりで、周りの人を優しく包み込みます。
私が『ぽっかぽか』に出会ったのは学生の時。「いつかこんな家庭を作れたらいいなぁ」とぼんやり夢見ながら読んでいました。実際に家庭を持ち、母となってから読むと、学生時代とは違う目線で読めることに気づきました。
『ぽっかぽか』の中にあるのは、特別なものではなく、案外手が届く範囲にある幸せ。まだ小さい娘のあすかに分かるくらいシンプルな言葉で、我が子へ愛を伝えるだけでいいのだと、教えてくれています。「だいすき」「たいせつ」「しあわせ」…そう口にするだけでいいのだということを教えてくれます。
私も麻美に負けず劣らずぐーたらですが、時に肩に力が入りそうになることも。そんな時は作中の麻美の言葉「できないことはできない、無理はしない」を唱えて、毎日を乗り切っています。
『ひねもす暦』
月刊FEEL YOUNGで『かしましめし』を連載中のおかざき真里先生による育児エッセイマンガ『ひねもす暦』。実はおかざき真里先生は3人の子どもをもつお母さん。先生と子どもたちとのかわいらしく宝物のような一瞬を切り取り、マンガとした素敵な作品です。読むとおかざき家を覗き込んだような気持ちになれます。
人気作家ゆえ、ものすごく忙しいであろうおかざき真里先生がどんな風に子育てしているの?と気になるところ。『ひねもす暦』を読むと、忙しい中でも子どもたちとの日々を楽しんでいること、子どもたちとの日々を宝物のように思っていることが伝わってきます。心温まるエピソードが満載ですが、特に私がお気に入りのシーンがこちら。
家族一緒に過ごす時間が多くなりましたね〜。
『ひねもす暦・ひまわり編』より pic.twitter.com/iBPk5kpddP— おかざき真里『阿・吽』最終巻9/10発売 (@cafemari) April 23, 2020
「ぼく、お母さんが大好きで大好きで忙しいんだよ」という言葉から、息子さんの純粋なお母さんへの愛が読み手にまで伝わってきて、なんだか泣けてきます。
癒されるだけでなく、我が子をもっと大切にしようと思える本当に素敵な作品です。
『37.5℃の涙』
子どもの病気について勉強したい方におすすめしたいのが、椎名チカ先生の『37.5℃の涙』。蓮佛美沙子さん主演でドラマ化もされました。子どもが病気でも仕事を休めないおうちへ保育士を派遣する病児保育をテーマに、保育士や利用者家族が奮闘する姿を描きます。
本日「37.5℃の涙」22巻発売されました✨
年の差兄弟、喘息、弱視、朝比奈と桃子の話が載っています
どうぞよろしくお願いします😊https://t.co/7PTLLdDXI1 pic.twitter.com/lVxZFJaim7— 椎名チカ『37.5℃の涙』 (@ShiinaChika) September 24, 2021
子どもは母体から得た免疫力を持って生まれてくるといわれています。しかし生後半年を過ぎると、持って生まれた免疫力が落ちるため、どうしても風邪などのウイルスに感染しやすなるもの。そのため、度々発熱したり、鼻水を出したり、あらゆる病気にかかることが増えていく傾向にあります。
でも「子どもは免疫を獲得しながら成長する」と頭では分かってはいても、その時々で対応するのはかなり大変。でも、本作を読めば、ノロウイルスやインフルエンザ、熱性けいれんなどはどういった症状があるのか、どのように看病するといいのかなどが分かるので、心の準備ができます。
もちろん物語としてもおもしろく、主人公で病児保育士の桃子が、自身のつらい過去と対峙した時に乗り越えようと奮起する姿は見守らずにはいられません!
マンガを育児のおともに!
育児は大変ですが、いつか必ず終わり(子どもの自立)がきます。
それまでは、今回紹介した3作品などを読みながら、育児を楽しみましょうね。